生理中のうっかり漏れ。生理の血をきれいに落とす洗濯方法は?

2018.12.08

ナプキンがずれたり、許容量を超えたりして、朝起きたら「ぎゃー」シーツに血が・・・という経験、ありませんか?

ただでさえ働く女性や子育て中のお母さんにとってはちょっとした戦争のような朝の忙しさに、想定外のパジャマやシーツの洗濯が追加されると、最低な気分になります。

その日のスケジュールに支障がきたしてしまうこともあるので、夜帰宅するまで放っておきたいのはやまやまですが、実は、下着やシーツについた経血は時間が経てば経つほど落ちにくくなります。

正しい洗濯の仕方を知らずに今まで自己流で洗濯していたという方も多いのではないでしょうか。

今回は、経血のうっかり漏れで汚してしまった下着や洋服、シーツなどの正しく効果的な洗濯方法をご紹介します。

 

まずは洗濯表示を確認。素早い対処を!

まずは、汚してしまった下着などに付いているタグの洗濯表示を確認してください。

特殊加工を施していて洗濯不可のものや、色落ちしたら困る大事なものに関しては、クリーニングのプロの手を借りた方がいいかもしれません。

経血は時間が経てば経つほど奥に染み込んでいき、空気に触れて乾くと固くなってしまいます。

洗濯可を確認したら、汚れた部分をできるだけ早く水で洗い流してください。

もし外出先などで洗えない場合は、濡らしたトイレットペーパーと乾いたトイレットペーパーで応急措置をすることができます。

濡らした方を経血のついている面にあて、乾いている方を経血の裏面にあて、下着を挟むようにセットし、濡らした方をトントンと軽く叩いてみましょう。

すると乾いている方に汚れが移っていきます。

何度か繰り返すだけで汚れがかなり取れますので、すぐに水洗いができない場合にはぜひ試してみてください。

 

洗うときは水がいいの?お湯がいいの?

汚れを落とすにはお湯が効果的なイメージがありますが、実際のところ経血汚れの場合は水またはぬるま湯(40度以内)が適切だと言われています。

経血にはたんぱく質が含まれているので、熱すぎるお湯を使用すると固まってしまい逆に汚れが落ちにくくなるためです。

汚ごしてから時間がたってない場合にはまず水洗いをして、可能な限り汚れを落としておくのが重要です。

すぐにでも早く洗剤や漂白剤を使いたいところですが、そこはグッと堪えましょう。

まず水洗いをしてから洗剤や漂白剤を使用した方が、汚れ落ちの効き目がアップするそうですよ。

 

なかなか落ちない頑固なシミを落とすには?

水洗いしても残ってしまったシミや、時間が経って落ちにくくなってしまった頑固なシミには、漂白剤を使用します。

このとき注意するのは、漂白剤の種類です。

漂白剤には「塩素系」や「酸素系」などの種類がありますが、ここでは「酸素系」を選ぶようにしてください。

塩素系漂白剤は漂白する力がとても強いのですが、その分生地が傷みやすく、色物に関しては白くなりやすい(抜けやすい)ためおすすめできません。

漂白力は落ちますが、生地類、特に色物に関しては酸素系漂白剤を使用しましょう。

また、酸素系漂白剤には「液体」と「粉末」の2つのタイプがあります。

粉末タイプは液体タイプよりも漂白力が強いのですが、生地が薄い下着を洗う際は液体タイプを使用した方が無難です。

綿棒などに直接液体をつけ、部分的にシミを抜くこともできますが、汚れの範囲が広かったり濃かったりする場合は20〜30分を目安に浸け置きをしましょう。

長時間浸け置きすればするほど汚れが落ちそうですが、浸けすぎはかかえって生地を傷める原因になります。

適度な時間で終えて、そのあとは水で漂白剤をしっかり落としましょう。

 

漂白剤のあとに洗剤で浸け置き洗い

漂白剤につけた後は、水でしっかり洗い流しましょう。

その後、洗剤を使って浸け置き洗いをします。

このときの洗剤は溶けやすい液体タイプが良いと思います。。

「先に洗剤で洗ったほうが良いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、経血汚れの場合は普段の洗濯と順序が逆と覚えておきましょう。

洗剤液は表示の量よりもやや濃いめに作り、これもまた30分程度を目安に浸けていきます。

時間が経過したら、少し揉み洗いをして汚れの落ちをチェックしてみましょう。

浸け置き洗いのあとは、洗剤が残らないようによくすすぎます。

すすぎが不十分だと黄ばみや臭い残りの原因になるので、何度か繰り返しすすいでみてください。

心配な場合はさらに洗濯機に投入し、いつものサイクルで洗濯しても良いですね。

すすいだあとは、脱水して、風通しの良い場所に干して、完了です。

これでだいぶ汚れは落ちたのではないでしょうか?

 

セスキ炭酸ソーダや経血専用洗剤も

経血汚れを落とすには、酸素系の液体漂白剤で洗うのが効果的ですが、それ以外にもお掃除アイテムで有名なセスキ炭酸ソーダや重曹を代用する方法もあるのはご存知ですか?

これらのアイテムはアルカリ性のため、酸を中和し、生地を傷めずに経血汚れを落としてくれる働きがあります。

どちらも似たようなものですが、頑固な汚れには重曹よりもアルカリ性の強いセスキ炭酸ソーダがおすすめです。

浸け置き水を作り、そこに浸けるだけ。

セスキ炭酸ソーダはお掃除アイテムとしてこれからの大掃除シーズンでも活躍すること間違いなしなので、持っていて損はないと思います。

浸け置きして何度も洗う時間がないという方には、市販の経血専用洗剤もあります。

自分に合った方法を選んで、試してみてください。

 

やっぱり洗濯の時間を短縮したい!汚れがすぐ落ちる新しいサニタリーショーツ

洗濯の方法や洗剤の種類についてご紹介してきましたが、そんな洗濯の時間が一気に短縮するサニタリーショーツ があるのはご存知ですか?

カルフォルニア生まれの超吸収型サニタリーショーツ 「エヴァウェア」と、通気性と防水性に優れたサニタリーショーツ「ステインフリー」です。

この両者は履き心地が快適なだけでなく、軽く水洗いするだけで驚くほどに汚れが落ちやすいのです!

うっかり汚しても洗濯の手間がかからないため、世界中の働く女性や子育て中のお母さんのお助けアイテムとして大人気です。

日本でも最近ようやく販売が開始されました。

 

防水ではなく経血を吸収する「エヴァウェア」

エヴァウェア」は最大でタンポン約2本分(約20cc)の経血を吸収し、履くだけでナプキンと同じような働きをしてくれる新しいコンセプトのサニタリーショーツ です。

しかしすごいのは吸収力だけではありません。

水洗いでほとんどの経血が落ち、そのあとは洗濯機の使用も可能という、お手入れの簡単さが嬉しいポイントです。

※ただし、エヴァウェアには①吸湿発散性、②吸収性、③防水性、④通気性の特殊な4層構造の高機能素材を採用してるため、長くお使いいただくためにも漂白剤、柔軟剤、乾燥機を使用しないことをおすすめしています。

漏れないサニタリーショーツ

また、生理中はもちろんのこと、生理がいつ始まるかわからない時や、生理の終わりがけにも活用できます。

履き心地は通常のショーツと変わらないため不快感なく過ごせますし、急に生理が始まっても洋服まで汚す心配がありません。

さらに、経血を吸収してくれる素材が腰の部分まで付いているので、寝ている間に生理が始まってしまってもシーツを汚さずに済みますよ。

いつも使用している生理用品のバックアップとして組み合われば、うっかり漏れを防ぎ、大変な洗濯の手間も省くので一石二鳥のショーツと言えます。

サイズがS、M、Lと3サイズ揃っているので、中高生から大人まで使用できるのもうれしいポイントです。

 

ゴシゴシしなくても汚れがすぐ落ちる「ステインフリー」

ステインフリー」は吸収性の高いエヴァウェアとは対照的に、通気性と防水性をとことん追求し開発したムレないもれないサニタリーショーツです。

長時間の活動や睡眠時に、ナプキン、タンポン、生理カップのバックアップとして威力を発揮したり、生理前や生理の終わりかけの経血量が少ないときにも快適に履くことができます。

ステインフリーは快適なだけでなく、水洗いだけでシミや汚れが落ちやすい素材なのも大きな特徴です。

通常の服屋下着と同じ様に洗濯機の使用も可能なので面倒な洗濯の手間もかかりません。

ただし、長くお使いいただくためにも洗濯ネットに入れ、乾燥機は使用しないことをおすすめします。

こちらは、サイズがS、M、Lに加えてXSという小さいサイズもあるうえ、デザインもピンクストライプやピンク水玉柄などポップなものもあるため、生理が始まったばかりの女の子にも人気があります。

サニタリーショーツ サニタリーショーツ

さいごに

今回は、知っているようで知らなかった経血汚れをきれいに落とす方法についてご紹介しました。

できれば漏らしたくないし、下着やシーツを汚したくもないのが正直なところですが、私たち女性は人生の大半を生理と向き合わなければいけませんので、なかなか避けられない問題ですよね。

筆者もこれまで、数え切れないほどの粗相をしてきました。

恥ずかしながら、毎回自己流で洗濯していたため経血シミが完全に消えず、泣く泣くゴミ箱にさよならしたお気に入りショーツも数多くあります。

生理の仕組みや対策を知るだけでなく、汚してしまった後の正しい洗濯方法も合わせて知っておくことの大切さを感じました。

以前、中学生と高校生の娘さんのお母さんから、

「初潮を迎えて間もない10代の子の生理は周期が不安定で、突然始まったり、量も多かったり少なかったり…だから下着やシーツを汚すことが多いんです。そのたびに洗濯するのがとても大変なんですよね。」

という、お母さんならではの生理の苦労話を聞いたことがあります。

もちろん、洗濯するお母さんも大変ですが、一番つらくて嫌な思いをするのは意図せず汚してしまった本人ですよね。

思春期の女の子は大人以上に恥ずかしい気持ちが強いため、そんな失敗経験がトラウマになってしまうこともあります。

そんなときに「エヴァウェア」のような機能的でお手入れが簡単なサニタリーショーツがあれば、不安定な生理周期を過ごす中高生の悩みが少しでも吹き飛ばせるかもしれません。

ちなみに筆者はエヴァウェアを使いはじめてから、休みの日に昼まで寝ていても洋服やシーツを汚すことがなくなりました。

(昨年くらいまではよく汚していたなぁ。)

経血量が多くて心配でぐっすり眠れないという友人も、エヴァウェアを使用してから朝まで安心して眠れるようになったと喜んでいます。

効果的な洗濯方法、新しい生理用品や生理関連グッズなどの情報を上手に取り入れて、生理期間が少しでも安心して気持ちよく過ごせるようになるといいですね!

 

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インテグロ株式会社 アソシエイトディレクター・生理アドバイザー

1990年東京都生まれ。筑波大学大学院人間総合科学研究科体育学専攻、博士前期課程修了(研究分野:体育史スポーツ人類学)。在学中、カンボジアにてスポーツ指導や小学校体育科教育の普及にも従事。

3歳から水泳を始め、高校3年時に全国高校総体400m個人メドレー第3位。約18年間の競技生活を経て引退後、競泳選手として生理と向き合ってきた経験と、途上国生活で満足する生理用品に出会えず苦労した経験から、生理について他者と情報共有することや、生理用品の重要性を感じました。そして生理カップとの出会いをきっかけに、女性がより快適で自由に過ごせるように、そして分野問わず国内外でアクティブに活躍する女性たちをサポートしたいと思うようになりました。日本ではまだまだタブーとされている生理や女性の体についてもっとオープンに話せるような環境をつくっていきたいです。

・愛用の生理カップ:スーパージェニーのスモール(ブルー)

・愛用のサニタリーショーツ :ステインフリーのビキニ(ピンクドッツ)