排卵痛と生理痛、どちらもつらいけれど、どう違うの??

2018.08.09

前回の記事では、排卵痛についてご紹介しました。

排卵痛は生理痛と同じく、下腹部痛や頭痛に加えて、ひどい場合はめまいやだるさなどの症状をともないます。

さらに痛みの感じ方には個人差があり、特に感じない人もいれば、つらくて起き上がることもしんどい人もいます。

生理痛も同じですよね。

では、この2つはどのような違いがあるのでしょうか?

そこで今回は、排卵痛と生理痛の違いについて明らかにして、排卵痛は妊娠の確率を上げることができるのかについても考えていきます!

 

参考記事;つらいのは生理痛だけじゃない!排卵痛ってなに!?

 

生理が早くきた?!と勘違いしやすい排卵痛

前回の記事では排卵痛についてくわしくご説明しました。

特に、生理周期が安定していない場合は、排卵痛を生理痛だと勘違いして「生理が早くきた?!」と思うかもしれません。

しかしこの両者には、似ているようで全くことなるポイントがあります。

それは、①タイミングと血の量 ③原因 の2つです。

 

タイミングと血の量の違い

排卵痛と生理痛の大きな違いには発生するタイミングがあげられます。

排卵痛は、排卵日の前後3日間くらいの時期に起こる痛みや不調なのに対して、生理痛は生理が始まると起こります。

出血することもあるので生理周期が安定していない人は、「今回の生理は早くきた!」と勘違いするかもしれません。

しかし排卵による出血は、卵胞を破って卵子が飛び出る際に出る出血のため、少量です。

子宮内膜に溜まった血液が子宮の収縮によって排出される生理の出血とはだいぶ異なるので、血の量で生理かそうでないかを判断できると思います。

 

痛みが起きる原因の違い

生理痛は、子宮の収縮することによって起こる痛みのことです。

プロスタグランジンという物質が生理が始まると同時に増加し、子宮や血管を収縮させます。

この物質の分泌が過剰におこなわれると、強い痛みとなり、人によっては起き上がるのもつらいほどの生理痛となるのです。

子宮が収縮すると痛みと同時に、子宮内膜に溜まっている経血を外に押します。

頭の血管が収縮すると頭痛となってあらわれたり、吐き気を感じたりします。

 

一方、排卵痛は明確な定義はないものの「排卵の際に放出される卵胞液と少量の血液が腹膜を刺激し、それが痛みとなる」と考えられています。

生理周期の中で成熟した卵子が、卵胞を破って卵巣から放出される際に、卵巣の壁が少し傷つき出血しますが、その出血や、ホルモンバランスの変化の影響が排卵痛の原因になっているそうです。

 

このように2つの痛みの原因を比べてみると、痛み方は似ていても原因は全く違いますよね。

1ヶ月に2回も痛みがあるなんてすごく憂鬱ですが、原因やタイミングを知っておくだけで痛みがある時も冷静な判断ができますよね。

痛みがきた時の対処法は以前の記事でまとめてあるので参考にしてみてください。

 

参考記事;つらいのは生理痛だけじゃない!排卵痛ってなに!?

 

排卵痛に伴う出血におすすめの対策

排卵期には生理とは異なる出血が起こる場合もあることはすでにご説明しました。

この出血は量が極端に少ないというのが特徴です。

いくら少ないと言っても、ナプキンをつけないと下着は汚れてしまいますよね。

しかし少量なのにナプキンをつけるのは不快ではないですか?

梅雨真っ只中のジメジメ季節はなおさら・・・。

ナプキンの蒸れやかぶれも気になるかと思います。

そこで、そんなときには吸収型サニタリーショーツ「エヴァウェア」をおすすめします。

これはもともと生理用ショーツとして作られ、最大でタンポン2本分の経血を吸収できる最強のショーツなのですが、排卵期の出血の際にも活躍すること間違いなしです!

1日これを履いているだけで、排卵期の出血分は十分にカバーできるのでおすすめします。

エヴァウェアの詳しいことについては以前の記事にまとめてありますので参考にしてください。

 

参考記事;もう生理で漏れない!最強の吸収型サニタリーショーツとは

 

排卵痛は妊娠の確率に関係あるの?

排卵痛は一般的に排卵日の前後に起こるため、痛みがある場合は妊娠できる可能性が上がると言えます。

しかし、受精が可能な時間というのは卵子が排出されてから6〜8時間程度です。

もし排卵痛が排卵後のしばらく経ったころに起こる場合は妊娠できる可能性は低いでしょう。

逆に、精子は女性の体内に入ると受精可能な状態になるまでに6時間程度、そして精子の寿命は2〜3日程度と言われています。

したがって、排卵痛が起こる少し前に性行為ができれば妊娠確率が上がるとことになるますよね。

ごく稀に、ものすごい生命力のある精子は1週間程度の寿命があるそうですよ。

さまざまな要因が重なれば妊娠確率が上がることがわかりました。

しかし、何度もご説明していますが排卵痛は排卵日に起こるとは限らす、排卵前に起こる場合もあれば排卵後に起こる場合もあります。

それらを考慮すると、排卵痛の有無だけで排卵日の予測をつけたり、性行為のタイミングを測るのは非常に難しいかもしれません。

あくまでも、参考程度にお考えください。

 

まずは基礎体温の記録が大事!

排卵日を予測し、妊娠確率を上げる方法として「基礎体温」の記録が効果的です。

女性の身体はホルモンの影響で「高温期」や「低温期」という期間がおとずれます。

生理が始まって排卵期までは「低温期」、排卵日を過ぎて次の生理が始まるまでが「高温期」となります。

基礎体温の測定を毎日おこなうことで、低温期と高温期のタイミングがわかるようになり排卵日の予測がしやすくなります。

排卵日は体温が最も低く、女性が妊娠しやすいタイミングは排卵日のおおよそ3日前といわれています。

精子の生存時間は長くて1週間であるため、排卵日の前から性交を始め精子を女性の体内に待機させておくと妊娠確率があがるそうです。

基礎体温を記録していくことで不妊治療にも役立つため、特に妊娠を考えている方は実施することをおすすめします。

 

まとめ

今回は似ているようで全然違う排卵痛と生理痛の違いについて明らかにし、さらに排卵痛は妊娠確率を上げることにつながるのかについても考えてきました。

排卵痛と生理痛の決定的な違いには、起こる時期と原因があります。

そして、排卵痛が起こる時期は排卵期前後というのはわかっていますが、正確な排卵日を予測しづらく、それだけで妊娠の確率を上げることは難しいことがわかりました。

より正確な排卵日を予想するには基礎体温を記録することが効果的で、同時にこれは現在の不妊治療にも役立っています。

妊娠を希望している方はぜひ実施してみてください。

インテグロ株式会社 アソシエイトディレクター・生理アドバイザー

1990年東京都生まれ。筑波大学大学院人間総合科学研究科体育学専攻、博士前期課程修了(研究分野:体育史スポーツ人類学)。在学中、カンボジアにてスポーツ指導や小学校体育科教育の普及にも従事。

3歳から水泳を始め、高校3年時に全国高校総体400m個人メドレー第3位。約18年間の競技生活を経て引退後、競泳選手として生理と向き合ってきた経験と、途上国生活で満足する生理用品に出会えず苦労した経験から、生理について他者と情報共有することや、生理用品の重要性を感じました。そして生理カップとの出会いをきっかけに、女性がより快適で自由に過ごせるように、そして分野問わず国内外でアクティブに活躍する女性たちをサポートしたいと思うようになりました。日本ではまだまだタブーとされている生理や女性の体についてもっとオープンに話せるような環境をつくっていきたいです。

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