生理中の部活やスポーツにおすすめの生理対策とは?スポーツ用サニタリーショーツの体験レポ

2019.06.03

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催をきっかけに、今後スポーツをする女性がますます増えることが予想されています。

スポーツで身体も心もリフレッシュすることはとても気持ちがいいものですが、女性にとって避けられない悩みごとは生理ですよね。

激しく動くとナプキンがズレて経血モレが気になったり、汗をかいてデリケートゾーンがムレたり、大事に大会に生理が重なったり…と、部活や習い事などスポーツ時の生理には悩みがつきものです。

そんなスポーツをする女性の生理の悩みを解決するために、2019年4月に超吸収型サニタリーショーツ「エヴァウェア スポーツ」が発売されました。

今回は、フルマラソン完走を目指して練習を開始した筆者が、実際に「エヴァウェアスポーツ」を履いてトレーニングを行った体験レポをご紹介したいと思います。

 

スポーツ時の生理用品についての悩みごと

スポーツをする女性の生理用品についての悩みごとには、以下のようなものがあります。

  • 汗をかくとムレる
  • 長時間、生理用品を取り替え変えられない
  • 大きな動きをするとナプキンがずれる
  • 違和感があり動きづらい
  • 開脚するときに気になる
  • ナプキンがすれて痛い
  • モレが気になって大きな動作ができない

このような悩みがあると、足を高く上げたり広げたり、思い切り走ったりジャンプしたりといった、激しい動きがいつも通りにはなかなかできないため、スポーツに集中できなかったり、よいパフォーマンスが出せなかったり、ということがあると思います。

 

エヴァウェア スポーツの特徴とは?

超吸収型サニタリーショーツ「エヴァウェア」は、最大でタンポン約2本分(約20cc)の経血を吸収するサニタリーショーツ。

布ナプキンのように洗って繰り返し使えます。

経血を吸収する素材がお尻の部分までカバーしているので、特に経血量が多い方や、漏れが気になる方、ナプキンによるムレやかぶれに悩んでいる方から高い評価を得ています。

では、「エヴァウェア スポーツ」は従来の「エヴァウェア」と比較してどのような違いがあるのでしょうか?

「エヴァウェア スポーツ」の3つの特徴

特徴①:天然素材のコットン製

通気性と吸湿性に優れた天然素材のコットンで作られているため、汗をかいてもショーツの内側の湿気を逃してくれます。肌触りはとてもやわらかく、肌へのストレスを減らします。

特徴②:経血吸収素材はクロッチ部分のみ

従来の「エヴァウェア」は、座っているときや睡眠時の後ろモレを考慮して、経血吸収素材がお尻の部分まで施されていますが、「エヴァウェア スポーツ」は激しい動きの妨げにならないように、経血吸収素材はクロッチ部分のみとなっています。そのため、汗によるお尻まわりのムレが気にならず、不快感も軽減します。汗をかきやすい暑い時期にはぴったりです。

特徴③:ウェスト部分に幅広のゴムを採用

ウェスト部分に幅広のゴムを採用しているため、跳んだり走ったりしても、くい込みにくくずれにくい安定感があります。足繰りはレースを使用せず、縫い代は薄く仕上げているため肌への摩擦を軽減してくれます。

スポーツ用サニタリーショーツ エヴァウェア スポーツ

【比較検証】エヴァウェアとエヴァウェア スポーツを履いてランニングをしてみた

今回は、現在フルマラソン完走を目指す筆者が、生理中にエヴァウェアとエヴァウェア スポーツを着用して練習をおこない、それぞれのはき心地の違いについて比較しました。

人生の大半を水の中で過ごしてきた元スイマーの筆者にとって、ランニングはもっとも苦手としている陸の運動です。

エヴァウェアスポーツは本当にスポーツをするときに適しているのかどうか、生理の日でもサニタリーショーツ の違いによって、苦手なランニングも集中することができるのかどうか、検証します。

概要

・時間:30〜40分

・距離:5km弱

・気温:20度前後(動くと汗をかく程度)

・方法

生理2日目:生理カップと併用してエヴァウェアを着用。エヴァウェア スポーツと同じヒップスタータイプを選択。

生理3日目:生理カップと併用してエヴァウェアスポーツを着用

生理4日目:エヴァウェア スポーツのみを着用

 

検証結果

・生理2日目:「エヴァウェア(ヒップスター )」を着用

生理カップと併用してエヴァウェアを着用。

エヴァウェア スポーツがヒップスタータイプのため、エヴァウェアも同じヒップスターを選択しました。

走っている最中は必死だったため「お尻に汗をかいているなぁ。」と感じる程度でしたが、練習を終えて自宅まで歩いて帰っているときに、ショーツの中がとても蒸れていることに気がつきました。

「ん??下半身がすごく不快だぞ…。」

全身はジワリと汗をかき、気分は爽快でしたが、下着の中は熱がこもっていて、触らなくても汗だくになっていることが分かる状態でした。

帰宅後にショーツを脱いでみると、吸収する部分の布が汗をすべて吸い込み、かなりの重量感。

「超吸収型サニタリーショーツ、おそるべし…。」

また、通気が追いつかなかったためか、お尻全体がしっとりと濡れていました。

経血の吸収部分がおしり全体をカバーしているエヴァウェアはとても便利で安心感がありますが、汗をたくさんかく場面や長時間運動する場合には、お尻部分の蒸れと濡れが気になるかもしれません。

ただ、普段のショーツにナプキンをつけて走ることに比べれば、肌への摩擦によるストレスが軽減されるのでかなり快適です。

 

・生理3日目:「エヴァウェア スポーツ」を着用

生理カップと併用してエヴァウェア スポーツを着用して練習を開始しました。

この日は湿度が高かったせいか、ベッタリと汗をかきました。

しかし、走っている最中や終えたあともお尻まわりの不快感はほぼなく、汗をかいていてもショーツの中がこもっているような感覚はありませんでした。

帰宅後確認してみると、ショーツ全体は汗で濡れていましたが、エヴァウェアのときに感じた重量感はなし。

お尻の部分がコットンのため通気性が良く、肌は少しペタッとする程度でした。普段のショーツで汗をかくのと似たような感覚です。

 

・生理4日目:「エヴァウェア スポーツ」のみを着用

経血量のピークを超えたので、生理カップはつけずに、エヴァウェア スポーツだけを着用して練習しました。

この日は日差しが強く、走り終わるころにはかなり汗をかきましたが、デリケートゾーンの不快感はなし。

帰宅後に確認してみると、コットン素材のお尻部分は汗をしっかりと吸収していましたが、肌はサラサラ。

走っているときに出た経血はクロッチの吸収布素材がきちんと吸収していたので、ウェアを汚すこともありませんでした。

気づけば、これまでの練習のなかでもっとも長い距離を走っていたのですが、とても快適に練習することできたと思います。

エヴァウェアも、従来のサニタリーショーツやナプキンと比べて非常に通気性がよいと感じていましたが、エヴァウェア スポーツはさらに通気性に優れているため、スポーツで汗をかくときには最適であることを実感!

さらに、エヴァウェアよりも伸縮性とフィット感がアップしたことで動きの制限がなく、普段と同じように身体を動かすことができました。

生理中のスポーツにおすすめの生理用品

エヴァウェア スポーツのおすすめポイント

今回、「エヴァウェア スポーツ」を使用してみて、筆者が感じたおすすめポイントをまとめてみました。

  • ショーツ全体がやわらかくて身体にフィットし、エヴァウェアよりもスポーツ時の履き心地がよい。
  • 普段のショーツと変わらない軽さにもかかわらず、クロッチ部分が経血を吸収してくれるので、生理中でも安心して身体を動かせる。
  • 通気性が良いため、汗をかいてもショーツの中がこもりにくく、デリケートゾーンの蒸れが軽減する。
  • スポーツをする・しないに限らず、汗をかく暑い時期には快適に過ごすことができる。
  • エヴァウェアと比べて経血を吸収する部分の面積がせまい分、洗濯後に乾きやすい
  • ウエスト部分の幅広ゴムと足繰りの縫い代が薄いことでフィット感がアップしズレにくく、激しい動きをしても経血漏れの心配がない。
  • 経血量のピークを超えれば、1枚のみでも安心して過ごすことができる。
  • 生理カップと併用することで、長時間運動しても経血漏れの心配がない。
  • 就寝時にはお尻まで吸収素材がカバーしている「エヴァウェア」、日中やスポーツ時には「エヴァウェアスポーツ」など、ショーツを使い分けることで快適さが増す。
  • エヴァウェア スポーツのサイズには、XS、S、M、L があるので、大人だけでなく、小中学生の体育の授業やクラブ活動時にも使える。

 

エヴァウェア スポーツを使用する際の注意点

エヴァウェア スポーツは、経血吸収素材がクロッチ部分のみとなっているため、経血がうしろに漏れやすい就寝時や、経血量が特に多い日には、従来のエヴァウェアを着用するか、生理カップなどと併用するのがおすすめです。

また、クロッチ部分をナプキンで覆ってしまうと、経血がうまく吸収されずに漏れてしまうことがありますので、ナプキンを併用する際には大きめのものは避け、できるだけ小さいサイズのものを選ぶようにしましょう。

 

さいごに

今回は、フルマラソン完走を目指して練習を開始した筆者が、生理中に「エヴァウェア スポーツ」を着用してランニングをおこない、その感想とともに、特徴やおすすめポイントを詳しくご紹介しました。

ランニングだけでなく、スポーツジムでのトレーニング、ヨガ、ダンス、サイクリング、ハイキングなど全てのスポーツ女子にぜひ試してもらいたいですね。

また、スポーツ時に限らず、コットン素材を好む方や、かぶれなどの肌トラブルに悩んでいる方、シンプルでスポーティーなショーツを履きたい方にもおすすめです。

ナプキンやタンポン、生理カップ(月経カップ)との組み合わせ次第では、自分に合う何通りもの生理ケアができるようになると思います。

筆者は汗っかき体質のため、これからは暑い時期のマストアイテムになる予感…。

ぜひこの機会に、スポーツ時の生理ケアをアップデートして、思いっきりスポーツを楽しみましょう!

インテグロ株式会社 アソシエイトディレクター・生理アドバイザー

1990年東京都生まれ。筑波大学大学院人間総合科学研究科体育学専攻、博士前期課程修了(研究分野:体育史スポーツ人類学)。在学中、カンボジアにてスポーツ指導や小学校体育科教育の普及にも従事。

3歳から水泳を始め、高校3年時に全国高校総体400m個人メドレー第3位。約18年間の競技生活を経て引退後、競泳選手として生理と向き合ってきた経験と、途上国生活で満足する生理用品に出会えず苦労した経験から、生理について他者と情報共有することや、生理用品の重要性を感じました。そして生理カップとの出会いをきっかけに、女性がより快適で自由に過ごせるように、そして分野問わず国内外でアクティブに活躍する女性たちをサポートしたいと思うようになりました。日本ではまだまだタブーとされている生理や女性の体についてもっとオープンに話せるような環境をつくっていきたいです。

・愛用の生理カップ:スーパージェニーのスモール(ブルー)

・愛用のサニタリーショーツ :ステインフリーのビキニ(ピンクドッツ)