人生で生理にかかる費用って一体どのくらいなの? 生理用品別でシミュレーションしてみた

2018.05.08

女性であれば人生の大半を生理とともに生きていくことになります。

個人差はありますが、生理は人生でどのくらいの期間続くのでしょうか?

そして、生理期間に必要な費用はどのくらいなのでしょうか?

今回は生理用品別でシミュレーションをしてみました。

まだまだ続くであろう、生理期間を少しでも快適に過ごすための参考にしてみてください!

 

人生における生理の期間ってどのくらい?

生理は何歳ではじまるのか?

女性として生を受けた以上、かならず向き合わなければならないのが「生理」です。

生理は腹痛や頭痛、腰痛や気分の落ち込みなど、さまざまな不快症状を伴いますが、同時に子供を産むための大事なカラダの仕組みでもあります。

はじめて生理がくることを「初経(初潮)」と言います。

日本における平均初経年齢は約12歳です。

日本産婦人科学会では、10歳未満で初経がくることを早発月経、逆に15歳以上でくる初経を遅発月経と定義しています。

さらに初経年齢は、栄養状態・居住環境・人種・体質・親からの遺伝・時代・体型など、様々な要因が影響するといわれています。

 

生理は何歳まで続くの?

一方、生理が停止することを「閉経」と言います。

閉経は、加齢にともない卵巣等の機能が低下するために起きる現象です。

女性は閉経の時期が近づくと周期が不規則になり、一般的には経血の量が減り日数が短くなる傾向があります。(稀に量が増えるという場合もある。)

日本における平均閉経年齢は日本産科婦人科学会の調査によると50.5歳、正常範囲は45〜55歳と定義されています。

かなり少数派ではありますが、60歳ごろまで月経が続く女性もいるそうですよ。

 

女性が生理と付き合う期間は40年以上?!

前項で初経と閉経の平均年齢を挙げましたが、その平均年齢を並べてみるだけでも生涯で40年前後は生理があることがわかりました。(もちろん個人差があります。)

日本女性の平均寿命を見てみると、平成28年に厚生労働省が出した簡易生命表から87.14年という結果が出ています。

実に、人生の半分程度を生理と共に過ごすことになりますね。

1回の生理が約5日間と仮定して、毎月1回くるとすると1年で約60日間40年間で約2400日間という膨大な日数を占めます。

日数だとあまりピンときませんが、年数に換算すると約6.5年

この数字をみて、あと何年間生理痛に耐えないといけないの?と思った女性も多いと思います。

 

生理にかかる費用ってどのくらい?

さて、女性は人生のなかで約7年弱の生理期間があることがわかりました。ではその期間、ナプキンをはじめとする生理用品を買い続けるとどのくらいの費用が必要になるのでしょうか?

今回は生理用品別にシミュレーションしてみました。

 

今回シミュレーションするにあたり、前項の計算から以下の日数・年数を設定します。

・1回の生理は5日間

・生涯生理と付き合う年数は40年間

・日数に換算すると2400日間

・2440日間=6.5年間

 

 

生理用紙ナプキン

生理用紙ナプキン

日本では生理用の紙ナプキン(以下、ナプキン)を使用している女性が大半なのではないでしょうか。

ナプキンは使い捨てができて、誰でも使いやすく、経血量によってサイズを選べるという点で広く普及されてきたと思います。

経血量によって使う枚数は変動しますが、1日4枚(6時間毎に交換)のナプキンを使用すると仮定すると、生涯で使用するナプキンの合計は、

2440日×4=9760枚です!

ナプキンはレギュラーサイズ(約20cm)のものは1パック約30枚入りで売られていることが多いので、

実に325パックのナプキンが必要になります。

筆者の地域では特売時でも1パック198円程度しますので、

198円×325パック=64350円!!!!

これに夜用ナプキンも買い足すと考えたら驚きの費用ですね。

 

タンポン

生理用タンポン

日本ではタンポン派の女性はかなり少数派(25%くらいといわれいます)ですが、欧米では約80%がタンポン派だそうですよ。

タンポンは一般的に最大8時間まで使用可能と示されていますが、毎回8時間連続使用するのは衛生的にもよくありませんので、ここでは6時間で交換すると仮定しましょう。

単純計算で1日4本必要になります。生理の日数が5日間としても、1回の生理で必要となるタンポンは

 4本×5日間=20本です。

日本では10本入りのパックが300円前後で販売されているので、毎月600円程度の費用がかかりますね。

生涯の生理においてすべてタンポンで済まそうとすると、

4本×2440日=9760本のタンポンが必要になります。

パックにすると976パック

値段にすると300円×976パック=29万円以上!!!!!

ナプキンと比べるとかなり割高ということが分かります。。。

 

布ナプキン

生理用布ナプキン

近年の国内では、洗えば何度でも使えて、ゴミも出ないので環境にも優しいという点から布ナプキン派も増えています。

使い方にもよりますが、布ナプキンの寿命は約5年間だそうです。

布ナプキンも紙ナプキンと同様に1日4枚使用するとなると、1回の生理で20枚は必要となります。

布ナプキンは洗うことで再利用が可能ですが、洗ってから乾くまでのことを考慮すると、常に10枚程度は持っておく必要があると思います。

製品にもよりますが、安いものは数百円、素材の良いものは2000円前後しますので、間をとって1枚1000円で計算してみましょう。

まず布ナプキンを揃えるとなると、

10枚×1000円=10000円が必要になります。

前項で生理が40年続くと仮定すると8回買い換える必要があるので、

合計で10000円×8回=80000円になります。

ただし、経血をきれいに取るにはアルカリ性の洗剤が適しているため、洗剤代も含めるとさらに費用がかさみそうです。

 

生理カップ(月経カップ)

生理カップ(月経カップ)生理カップ(月経カップ)

最後に、最近ナプキンやタンポンに代わる新しい生理用品として注目されている生理カップをみてみましょう。

生理カップは使用方法・保存方法にもよりますが、最大で10年間使用できると言われています。

日本ではまだまだ認知度が低いですが、アメリカやヨーロッパではすでに多くの製品が製造されています。

値段も3000円〜5000円代とさまざまです。

では今回は1個あたり5000円で計算してみましょう。

最初に5000円のカップを購入したと仮定して、最大10年間使用できた場合、生涯で必要なカップは4つ

値段にすると5000円×4つ=20000円です。

劣化具合を考慮して5年目に買い替えた又は、2個使いをしたと仮定しても、40000円の費用で済みますね。

 

生理カップは、これまでシミュレーションしてきた中で最も費用がかからないことが分かりました。

低コストでありながら、ゴミも一切出さないためエコにもつながります。

他の生理用品と比べて、生理カップは初期にかかる費用が高い!と感じますが、長い目でみるとかなり費用がおさえられることがわかりました!

 

シミュレーションした結果

初経というのは人生において最初で最後の記念すべき瞬間であり、その時の状況はいまでも鮮明に覚えているという女性が多いのではないでしょうか?

しかし、その特別なイベントも長い年月を経ると毎月来る恒例行事となり、なんなら身体にさまざまな不快症状をもたらす憂鬱な期間と捉えるようになって、今に至ると思います。

生理がくるたびになにげなく買い揃えて使っていた生理用品。

生涯で経験する生理期間について改めて知ると、思いがけないほどの費用がかかっていることがわかりました。

今回の計算はあくまでも目安ですが、生理用品のほかに、サニタリーショーツ (生理用ショーツ)、生理痛等をやわらげる鎮痛剤、お腹を温めるための腹巻やカイロなどを用意する人も多いと思います。

そうなると、生理関連用品にかかる費用もだいぶかかっていそうですよね。

最も費用が抑えられる生理カップに変えてみた。

今回は生理用品にスポットを当てて、人生で生理にかかる費用がどのくらいなのかを考えてきました。

筆者はスポーツをたしなんでいたため、紙ナプキンとタンポンの併用、さらに鎮痛剤も万が一のために常に持ち歩いていました。

汚れたナプキンはすぐに替えたくなってしまうのでトイレのたびに交換していました。

そう考えると先ほどのシュミレーション以上に費用がかかっていた可能性が高いです。ぞっとします。

しかし、最近思いきって生理カップを使うようになりました。

確かに、最初は生理用品に5000円?!と思いましたが、

・エコであることと

・長時間かつ長時間、繰り返し使えること

・スポーツにも最適!

などの点から勇気を出して購入!

それ以来、ナプキンもタンポンも一切使わなくなってしまいました。在庫がなくならないので困っているくらいです。

生理カップの良い点・悪い点は参考記事をご覧ください。

生理カップは低コストというだけでなく、生理中であることを忘れてしまうくらい快適に過ごせるアイテムです。

ぜひ試してみてください!

 

参考記事:

新しい生理用品「生理カップ」とは?メリットとデメリット

 

インテグロ株式会社 アソシエイトディレクター・生理アドバイザー

1990年東京都生まれ。筑波大学大学院人間総合科学研究科体育学専攻、博士前期課程修了(研究分野:体育史スポーツ人類学)。在学中、カンボジアにてスポーツ指導や小学校体育科教育の普及にも従事。

3歳から水泳を始め、高校3年時に全国高校総体400m個人メドレー第3位。約18年間の競技生活を経て引退後、競泳選手として生理と向き合ってきた経験と、途上国生活で満足する生理用品に出会えず苦労した経験から、生理について他者と情報共有することや、生理用品の重要性を感じました。そして生理カップとの出会いをきっかけに、女性がより快適で自由に過ごせるように、そして分野問わず国内外でアクティブに活躍する女性たちをサポートしたいと思うようになりました。日本ではまだまだタブーとされている生理や女性の体についてもっとオープンに話せるような環境をつくっていきたいです。

・愛用の生理カップ:スーパージェニーのスモール(ブルー)

・愛用のサニタリーショーツ :ステインフリーのビキニ(ピンクドッツ)