インド人男性と結婚、その日常を発信。インドでの結婚式で生理カップが大活躍した理由とは? ブロガー&専業主婦 カチュチーはづきさん

2019.05.07|インテグロ

インド人男性と結婚、その日常を発信。インドでの結婚式で生理カップが大活躍した理由とは? ブロガー&専業主婦 カチュチーはづきさん

カチュチーはづきさん(ブロガー&専業主婦)

自営業や専門職が多い家系で育つ。農学部を卒業した後、新しい知識や経験を求めて分野を問わずあらゆる職種にチャレンジしてきた。建材メーカーでは商品開発やマーケティングを担当し、デザイナーとして開発したアクセントウォールが2010年度グッドデザイン賞を受賞。その後、輸入販売メーカーでは国内外の法人営業、さらに部品メーカーではウェブ販売や商品企画を担当し、キャリアを積み続けた。海外での仕事を視野に入れるようになった3年半前から英語の勉強を開始。それがきっかけでインド人男性と出会い、2018年にめでたくゴールイン。現在は専業主婦として夫を支えながら、会社に勤めることにとらわれない柔軟な働き方を模索している。2019年3月には、国際結婚をした方々の交流の場になれば…とブログを開設。ブログのほかにも夫婦のWebサイトを作り、国際結婚に関する情報や夫婦の日常を、お互いの視点から積極的に発信している。

*愛用している生理用品:エヴァカップ(アクア)、エヴァウェア(ヒップスター)

 

Her Life Style

現在のライフスタイルについて教えてください。

結婚する前まではバリバリ働いていましたが、現在は専業主婦です。「今はゆっくり過ごせば良い。」と主人が言ってくれているので、大好きな主人とペットのうさぎ(もみじ)と、とてものんびりした日々を送っています。働いていたころの私を知っている友人にはよく驚かれますが…(苦笑)。

最近は主人に勧められて「国際結婚 インド人嫁ライフ」というブログを書き始めました。国際結婚した夫婦の日常をお互いの視点から紹介しています。ブログを通じて、国際結婚をした方々と交流ができたらいいなと思っています。

主に私が更新していますが、「ボイスブログ」にはときどき主人にも参加してもらっています。ぜひチェックしてみてください。

生理について話そう カチュチーはづきさん

これまではどのようなお仕事をされていたのでしょうか?

昔から野生動物が好きだったため、大学では農学部へ進んで林業を学び、卒業後はその経験を活かして大阪の建材メーカーに就職し、最初の4年間はフローリングや壁材などの商品開発部門に在籍しました。研究職だったため、朝から日付が変わるまで研究所で仕事をこなす日々はとても大変でしたね。当時を振り返ると、身も心も疲れ果てていたと思います(苦笑)。しかし、その甲斐もあって、国産の杉と桧を使ってデザインしたアクセントウォール(壁の一部分だけを異なる素材や色にして、空間に程よいアクセントを入れるというもの)が2010年度グッドデザイン賞を受賞しました!入社5年目には自分の可能性を広げたいという思いで、自分から手をあげてマーケティング部門に移ったんです。そこではショールームでの接客や、セミナーの企画・開催などのセールスサポートを担当し、研究職とはまったく異なる仕事を経験することができました。

建材メーカーに6年間勤めた後は、新たな経験や知識を求めて東京の輸入販売メーカーや部品メーカーに、2回ほど転職をしました。社会に出てからの約9年間で、商品開発やセールスマーケティングのほか、営業、市場マーケティング、ウェブ販売、事業開発など、何でも屋さんのように働いてきました。

両親が自営業、そして親戚も専門職が多い環境で育ったので、分野を問わずさまざまな職種を経験している私はかなり珍しい存在だと思います(笑)。

生理について話そう カチュチーはづきさん

インド人のご主人とは、いつ、どこで、何がきっかけで出会ったのでしょうか?

主人とは3年半前に、日本で出会いました。

海外を視野に入れて仕事をしたいなぁと考えていた時期だったので、英語の勉強のために世界中の人と気軽にチャットができるアプリに登録したんです。時間を見つけてはいろいろな国の人と英語でチャットをしていたのですが…そのチャット相手の1人が彼でした(笑)。

何度かやりとりをしているうちに自然と仲良くなっていったと思います。ただ、主人はとてもシャイな性格なので、私に会いたい雰囲気を出しながらも、なかなか誘ってくれなくて…(笑)。

最終的に私が誘い、会うことになりました!当時の主人はほとんど日本語が話せなかったので、英語でコミュニケーションをとっていましたね。今は、彼の日本語はかなり上達したので、2人の間のコミュニケーションは基本的に日本語です。

国際結婚をするくらいなので、周りからは海外経験が豊富なイメージを持たれますが、私には長期の留学経験や海外在住歴はありません。大学4年生のときに約1ヶ月間、短期留学でロンドンに滞在したのがこれまでの最長記録です。「社会人になって働き始めたら、まとまった休みが取れなくなる!」と思い、卒業間際に渡航しました。

その後は東南アジアなどを旅行で訪れる程度。インドには、主人と出会ったあと、2016年に初めて行きました。

 

国際結婚するにあたって、苦労されたことや大変だったことはありますか?

国際結婚というと、テレビ番組の影響もあり、両親が反対する印象が強いですよね。しかし、私の両親は反対するどころか、とても喜んでくれました。特に母は、「娘は結婚できないかも」と諦めかけていたそうなので…(笑)。

インドでは、親が結婚相手を決める文化が現在でも残っています。日本で働いているインドの男性も、結婚は母国の女性とする方が多いように感じますが、主人の母は日本人である私との結婚を反対しませんでした。

主人はインドでは非常に珍しい、母子家庭で育ち、大学生のころから働いて家族を支えてきたそうです。そのため、「息子が決めた人なら大丈夫!」と、国際結婚を認めてくれました。

実は、家族からの同意を得ることよりも大変だったのは、国際結婚のためのさまざまな手続きです。日本人とインド人のカップルは少ないので、調べても古い情報ばかりで、ひとつひとつの手続きにかなり時間がかかります…(泣)。

実はまだ正式に入籍ができていないんです!※

※インタビュー後、正式に入籍の手続きが完了したそうです。おめでとうございます!

生理について話そう カチュチーはづきさん

Her Period

生理について悩みはありましたか?

私は長年タンポンユーザーでしたが、それでも経血が漏れてしまうことが何度もあり、決して満足はしていませんでした。タンポンを使ったとしても、温泉やプールなどを思いっきり楽しむことはできませんでした。

毎回取り替えなければいけない手間が不便だなぁと感じながらも、「ナプキンよりはマシ!」という理由で、タンポンを使い続けていました。

しかし、ナプキンもタンポンも製造の過程で漂白されていますよね。そのことが昔から気になっていて、体のことを考えるとよくないのだろうと思いながらも、それしかないのでやむを得ず…という感じでしたね。

 

生理カップを知ったきっかけは何でしたか?実際に使用してみてどうでしたか?

生理カップを使ってみようと思ったのは2018年の9月ごろです。生理カップが気になっているという友人の話を聞いたのがきっかけでした。妊娠中で試すことができない彼女のために、「とりあえず私が試してみようか!」と思いつきで提案したんです(笑)。

そこから生理カップについていろいろと調べ始めて、インテグロのホームページを見たときに、先進的でクリーンなイメージを持ち、すっと引きこまれたんです!

主婦になる前まで働いていた東京のメーカーではゴムやウレタンを扱っていたことがあったので、カップに使用されている医療用シリコーンが人体に影響がなく、安心であることも知っていました。そのため、挿入することに対する抵抗はほとんどありませんでしたね。これまでの知識や経験がこんな場面で活きるとは思いませんでした!

使ってみると本当に快適です。私は出産経験がなく、経血量もそこまで多くないのでエヴァカップのスモールサイズで問題なく過ごせています。

 

エヴァウェアも使われているのですよね?使い心地はいかがですか?

エヴァウェアはカップを使い始めてしばらくたったころ、ツイッターのキャンペーンで割引クーポンが当たったので、それを利用して購入してみました!以前から気になっていたんです。昔はゴワゴワするショーツを履いていたので、エヴァウェアも多少はゴワゴワしているのかなと思っていましたが、履き心地のよさにおどろきました。経血を吸い込んでも、濡れている感じがしないのが不思議ですし、サニタリーショーツっぽくないところも気に入りました。

以前、工場に勤めていたころ、色の薄い作業着を着て動き回らなければいけなかったため、生理中は常に漏れの不安がありました。その経験からも、カップやショーツは工場で働く女性たちにも重宝されると感じました。主人もショーツやカップを見て、すごいね、いいねと言っていますよ(笑)。

 

生理カップがインドでの結婚式で大活躍したと伺いました。どのような場面で役立ったのでしょうか?

結婚式は、お互いの家族や親戚が参加しやすいように、日本とインドで2回おこないました!実は、インドでおこなった結婚式に、生理日が重なってしまったんです。

インドでは、結婚式当日に花嫁が生理中なのはよくないという言い伝えがあります。詳しい理由は聞くことができませんでしたが、血は穢れ(けがれ)であると人々が認識しているためなのか、おめでたい場で花嫁から血が出ているのはタブーなのだと推測しました。

義母からは、「もし生理が重なるようなことがあるのならば、ピルを使ってズラすように。」と事前に言われていたのですが、それに対して主人は反対しました。生理という毎月起こる自然な現象を、薬によってコントロールすることは不自然かつ、そこまでして結婚式に臨むのは嫌だと考えていたためです。2人で話し合った結果、そのまま結婚式をおこなうことに決めて、生理であることを誰にもバレないように徹底しました。

もしナプキンやタンポンを使っていたら必ずゴミが出ますよね。しかし捨てる場所はないし、もしうっかり経血が漏れて下着や洋服に粗相をしてしまっていたら家族にバレていたはずです。カップはゴミが出ませんし、お風呂のついでに交換ができるので平気でした。慣れない環境でしたが、カップのおかげで生理期間中も清潔に保つことができ、本当によかったです。

生理について話そう カチュチーはづきさん

生理カップが人生の大事なシーンでお役に立てたとは、とてもうれしいです。

今振り返ると、大変だったのは結婚式当日よりも、事前の準備でした。

インドには、花嫁が手足にヘナタトゥー(メヘンディ)をする伝統があります。インドでは女性の証と言われているため、花嫁は必ず身につけなければいけません。

ひとつひとつの細かい模様はすべて人の手で描かれるため、完成までにはかなりの時間を要します。さらに指先(手足両方)はすべて塗り潰すデザインのため、塗りつぶした部分のヘナが乾ききるまで何時間もかかるんです。この写真のように、模様を描いてもらってヘナが乾くまで何もできず、じっとしているしかありませんでした。

生理について話そう カチュチーはづきさん

どこも触れない、歩けない、動いてはいけない状態でただでさえ辛いのに、生理中でトイレに行けないことも重なって、本当に辛かったです。しかも、ヘナの色が濃くなればなるほど幸せになれるという言い伝えがあるため、「そのまま一晩寝かせるように!」と家族に言われました。結局その日は、ヘナをつけたまま就寝しなくてはいけませんでした。指が使えないので、トイレも一苦労ですよ。主人にトイレまでついてきてもらい、ズボンを下ろしてもらいました(笑)。

さすがに生理カップを取ってもらうことはできなかったので、2本の指だけこっそりヘナを取り除き、カップを交換しました。指2本だけあればなんとか交換できる生理カップに助けられましたね。

日本では当たり前のことでも、海外で必ずしも当たり前とは限りません。逆に、予想外のことが次々と起こる方が多いと思います。慣れない環境でのストレスを少しでも減らすために、生理カップは海外に渡航する女性たちにぜひオススメしたいです。

生理について話そう カチュチーはづきさん生理について話そう カチュチーはづきさん

※ヘナタトゥー:ハーブをすり潰してペースト状にしたものを使い、肌に模様を書いていくアートのこと。インドでは女性の証と言われているため、花嫁は必ず身につけなければいけない。ヘナのペーストが数時間かけて肌に染み込んでいくことでタトゥーのようになるが、植物からできているので時間(1〜2週間)が経てば自然に消えていく。

 

Her Message

生理についてメッセージをお願いします。

生理カップは先進国でもまだまだ知られていないと思いますが、後進国ではもっと知られていないと思います。

最近は映画「パッドマン」が公開されて、インドの生理事情やナプキンを開発・普及させた男性が話題になりましたよね。私は今回のインドでの経験を通じて、インドでは生理カップやサニタリーショーツなどの商品を求めている女性がたくさんいると実感しました。貧富の差が大きく、価格的にも手に入れにくかったり、入手経路を確保することも難しかったりすると思いますが、少しでも早く、一人でも多くのインド人女性たちに広まるといいなと思います。そして、女性が生きやすい社会になることを願っています。

 

Her Dream

今後の夢や目標を教えてください。

これから夫と二人で幸せな家庭を築いていくことが、私の目標です。

実は、入籍の手続きを終えたら、夫と二人で世界一周旅行をしたいと考えているんです。旅行でいろいろな国を訪れて、インド人と日本人の夫婦である私たちが、子どもをのびのびと育てられるベストな環境を見つけられたら最高です。どんな土地に出会えるか、わくわくしています!

もちろんこの世界一周旅行にも、生理カップを持っていく予定です(笑)。

生理について話そう カチュチーはづきさん