障害のある女性向けメディア「Co-Co Life☆女子部」の座談会に参加しました

2026年3月28日、インテグロ 代表の神林美帆が、障害のある女性向けメディア「Co-Co Life☆女子部」が開催した生理座談会に、生理ケアの専門家として参加いたしました。
今回の座談会では、SMA(脊髄性筋萎縮症)、精神疾患・発達障がい、脳性まひのある方々と、生理に関する悩みや日常生活での困りごとについてお話しする機会をいただきました。

ここまでオープンに話せるとは思っていませんでした
まず印象的だったのは、参加されたみなさまがとても明るく、前向きで、気さくにお話ししてくださったことです。
生理は今でも「人に相談しづらい」「話しにくい」と感じている方が多いテーマでもあります。だからこそ、今回ここまで率直に、生理についてオープンにお話しいただけたことがとてもうれしかったです。
また、障害のある方々が、実際にどのような場面で困っているのか、どのような工夫をしながら生活されているのかを、ご本人の言葉で直接聞くことができたことは、私自身にとっても大きな学びになりました。

「生理の悩み」は、人それぞれ違う
座談会では、それぞれの生活や身体の状態に合わせた「生理のリアル」が共有されました。
- 経血量が多いが、長時間トイレに行けない
- 障害のために疲れて寝落ちしてしまうことが多くて、モレが心配
- 生理用品の交換自体が負担になる
- PMSによる体調や気分の変化が出やすい
- どの生理用品が自分に合っているのかわからない
仕事柄、生理や生理用品について学ぶ機会は多くありますが、今回強く感じたのは、同じ生理用品でも、人によって使いやすさは大きく異なるということです。
例えば、長時間同じ姿勢で過ごす方、疲れやすく横になる時間が多い方、手先の細かな動作が難しい方、頻繁な交換が負担になる方では、安心できる生理用品や必要な工夫も変わってきます。正解がひとつあるのではなく、自分に合う方法を見つけることが大切なのだと、あらためて実感しました。

実際に生理アイテムに触れながら
座談会では、月経カップ、吸水ショーツ、布ナプキン、タンポン、シンクロフィット、ショーツ型生理用品など、さまざまな生理アイテムを実際に手に取りながら、それぞれの特徴や使い方についてお話ししました。

参加者のみなさまからは、
「知らなかった選択肢を知ることができた」
「実物を見ることでハードルが下がった」
「自分でも使えそうだと思えた」
という声もあり、「知ること」が安心や新しい選択肢につながることを実感しました。
また、インテグロではこれまで、もっと自分に合う選択肢を知ってほしいという想いで活動を続けてきました。今回の座談会でも、「こんな方法もあるんだ」「少し試してみたい」と感じていただけたことをうれしく思っています。

「知ること」から始まる理解
最近では、消防局など男性の多い職場から、生理研修のご依頼をいただく機会も増えています。参加者の多くは男性ですが、生理や女性の身体について正しい知識を知ることで、「職場として何ができるのか」を前向きに考えてくださる場面を、私自身何度も見てきました。

今回の座談会を通して、障害のある方々の実情についても、まず「知ること」がとても大切なのだと感じました。実際に知ることで、どんな場面で困っているのか、どんな工夫が必要なのか、どんな配慮があると安心できるのかを一緒に考えることができます。
生理についても、障害についても、「知らないこと」が壁になることがあります。だからこそ、まず知ること、話すことが、誰もが少しでも生きやすい社会につながっていくのではないかと感じています。
インテグロでは、企業・自治体・学校などを対象に、生理や女性の健康に関する研修・セミナーも行っております。今回のように、障害のある方々の視点も含めながら、一人ひとりが安心して過ごせる環境づくりについて、今後も考え、発信していきたいと思います。

■ Co-Co Life☆女子部 掲載記事
「障がいがある女性たちの“生理のリアル”とは?最新生理アイテムを試しながら本音トーク!」


