学校法人角川ドワンゴ学園 N高グループにて生理についての講義を実施しました

2025年12月3日、学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校·S高等学校·R高等学校·N中等部(以下、「N高グループ」)生徒会主催で、生理について学ぶオンライン講義を担当しました。

テーマは 「知ることで、優しくなれる」。生徒たちの悩みや不安に寄り添い、誰もが安心して過ごせる環境づくりを目指した取り組みです。インテグロとしても、若い世代へ正しい知識と多様な選択肢を届ける貴重な機会となりました。

企画の背景

N高グループ生徒会では、日頃から生理に伴う体調不良や不安を抱える生徒が多いことや、受験期に生理の不調で悩む声が寄せられていることに課題を感じていました。さらに、男子生徒からも「自然に寄り添えるようになりたい」という前向きな声があがっており、生理について正しく学べる機会をつくりたいという思いが高まっていたそうです。

こうした背景から、「まずは知ることが安心と理解につながる」という生徒会の強い思いのもと、「知ることで優しくなれる 〜みんなで知ろう、生理のこと〜」 という今回の講義が企画されました。

講義の様子

当日のオンライン講義には、全国各地から中学生・高校生の生徒が参加しました。

講義では、生理のしくみやホルモンの働きをはじめ、PMSや生理痛などの原因と対処法、そして学校生活の中でどのようにお互いを気遣うとよいかについてお話ししました。また、ナプキン・タンポン・月経カップ・吸水ショーツ・ピルなど、近年多様化している生理ケアの選択肢も、画面越しではありますが実物を示しながら紹介しました。

生徒たちが安心して参加できるようカメラOFF・マイクOFFの形式で実施しましたが、チャット欄には「こう感じていた」「こんな経験がある」「知らなかった」「もっと詳しく教えてほしい」など、生徒自身の体験や日頃の疑問が次々と寄せられました。ジェンダーを問わず多くの生徒が積極的に関わり、生理に対する不安や誤解が少しずつ解消されていく様子が伝わってきました。

参加者の声

講義終了後に実施したアンケートでは、生理への理解が深まったと回答した生徒が91.9%周囲への配慮やチームワークに活かせそうと感じた生徒が81.1%でした。さらに、「今回の講義に満足した」と回答した生徒は97.3%にのぼり、大変高い評価をいただきました。

参加した生徒からは、次のような声が寄せられました。

  • 女性として生理について知っているつもりでも、結構知らないことがたくさんあって、すごく学びになりました!(高校3年女子)
  •  生理について学ぶことはそうそう機会がないので参加できて本当によかったです。生理のことだけでなく声かけや生理用品の選び方も教えてもらったので理解がより深まりました!(高校2年女子)
  • 生理については、自力で調べても曖昧な情報や個人の体験談などに翻弄されがちでした。今回正しいお話を聞けてよかったです。(中等部3年女子)
  • あまり深く知ることがない生理について、メカニズムから生理中のサポートまで様々な知識を得ることができました。今回のトークセッションで得た知識を活かし、生理期間中の女性への接し方について今一度考えてみようと思います。(高校3年男子)
  •  当日の雰囲気やトークの内容、運営生徒に男性がいることでの心理的ハードルの軽減、チャット欄の温かさなど、非常に充実した時間でした!(高校3年男子)
  • 男性として、生理について知る機会が正直少なかったのですが、今回の講義を通じて正しい知識を得ることができ、これからのコミュニケーションの中で意識していきたいと思います!(高校3年男子)
  •  とても貴重なお話を、とてもアットホームな雰囲気で聞くことができて、質問も多くできてありがたかったです。(中等部3年女子)
  • 月経カップについてよく知らなかったのですが、どれだけ楽になれるか、具体的な使い方を知り、懸念点も解消できたのでチャレンジしてみたいと思いました!(高校2年女子)

いただいたコメントからは、参加者一人ひとりが自分ごととして生理を捉え、理解を深めようとする姿勢が伝わってきました。また、講義を通して月経カップや吸水ショーツ、ピルなどの新しい生理ケアに興味を持った生徒も多く、知ることが自分に合ったケアを選べるようになる第一歩であることをあらためて感じました。

講義を企画した生徒会メンバーのコメント

N高グループ生徒会第三期役員  横山綾乃様

今回のイベントを通して、生理について正しく学ぶ大切さを改めて実感しました。私自身、生理に関して知らなかったことや、誤って認識していたことを見直すことができ、非常に貴重な機会でした。

イベント全体の雰囲気も明るく、参加者のみなさんが積極的に関わっている様子が印象的でした。生理の悩みは普段なかなか人に話しづらいものですが、今回の講義を通して気持ちを打ち明けることができ、「一人ではないのだ」と安心することができたと思います。

また、学びを通して、生理との向き合い方について具体的に考えることができました。生理痛がつらいときには薬を適切に服用すること、PMSやPMDDで気分が不安定なときには、意識的にリラックスできる時間をつくることなど、自分を大切にする選択肢があると知ることができました。

このような学びの機会を本当にありがとうございました。

N高グループ生徒会第三期役員  山本げんた様

講義を通じて男性目線での学びがとても多く、とても学びになりました。例えば「生理中の女性への接し方」について、自分は良かれと思って行った声掛けや言動でも、場合によっては傷つけてしまうということを知りました。生理への理解だけでなく、辛い気持ちを察して、適した言動で接することがとても重要であると知ることができました。

N高グループ生徒会第三期役員  太田瑠南様

正直に言うと、イベントに参加する前までは「生理についてはもう十分知っている」と思っていました。ですが、実際に講義を聞いてみると、思い込みや勘違いがたくさんあったことに気づかされ、驚きの連続でした。

特に印象的だったのは、「つらさを我慢することが当たり前ではない」という考え方です。体調や気分の変化に合わせて薬を使ったり、しっかり休んだりすることも、立派なセルフケアなのだと知り、これからの自分の過ごし方を見直すきっかけになりました。このイベントを通して、生理は「耐えるもの」ではなく、「理解して付き合っていくもの」なのだと、考え方が大きく変わりました。

これからも、この講義で学んだことを生かして、思いやりのある毎日を過ごしていきたいです。

生徒会担当職員  小山田優夏様

今回生徒の起案により企画が実現し、インテグロ様にご協力いただいて大変貴重な機会となりました。生徒たちがジェンダー問わず活発に質疑していた様子が印象的でした。この度は本当にありがとうございました。

インテグロからのコメント

インテグロ代表取締役  神林美帆

今回の講義を通して、生徒たちが自分の体や生理のことを真剣に知ろうとする姿がとても印象的でした。中高生の時期にこうした知識を学ぶことは、これからの人生をより安心して生きていくための大切な土台になると、あらためて実感しました。

女性は自分の体を知ることで不安が軽くなり、男性は女性の体を理解することで、相手を思いやる関わり方が自然と生まれます。これは、家族・友人関係・学校・職場など、さまざまな場面でのよりよい関係性につながり、誰もが安心して過ごせる社会をつくる一歩になると感じています。

講義に参加した生徒たちのまっすぐな姿勢から、彼らの未来やこれからの社会に大きな希望を感じました。若い世代が生理や体のことを学べる機会が、今後もっと広がっていくことを心から願っています。

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