大手交通機関の労働組合にて生理研修を実施しました

2025年6月19日、都内の大手交通機関に勤務する女性職員の方々を対象に、生理研修を実施しました。参加者は20〜40代の約40名で、特に20代の参加者が多く見られました。

今回の開催は、労働組合様から「不規則な勤務のなかで、生理や体調の悩みを抱える女性職員をサポートしたい」というご相談をいただいたことがきっかけです。事前に寄せられたお悩みや質問も踏まえ、一人ひとりの悩みに寄り添う内容を心がけました。

研修では、生理のしくみやホルモンの変化、PMSや生理痛への対処法など、体の理解を深める内容から、不規則な勤務とホルモンの関係、睡眠・食事・記録・婦人科の活用といったセルフケアの実践方法まで幅広くお伝えしました。ナプキンやタンポンだけでなく、吸水ショーツや月経カップといった多様なケアの選択肢も紹介し、自分に合ったケアを考えるきっかけになればと考えました。

後半のグループワークでは、日々の生活に取り入れたい工夫やアイデアを参加者同士で共有。「月経カップや吸水ショーツに挑戦してみたい」「食事やコンビニ選びを工夫したい」など、前向きな声が多く寄せられました。

<参加者の感想のご紹介>(研修後アンケートから抜粋)

「生理は働く女性にとって一生付き合っていくものなので、今回のセミナーはとても実のある内容でした。職場の女性たちとも共有して、それぞれの悩みの改善につながればと思います。」

「職場では生理について話す機会がないので、仕組みなどを詳しく知ることができて、とてもよい時間になりました。」

「気になっていた月経カップや吸水ショーツを実際に手に取って見ることができ、今後ぜひ使ってみたいと思います。」

「今日教えていただいた、日光を浴びることや栄養バランスなど、生活にひと工夫を加えて、生理のときも少しでも楽しく過ごせるようにしたいです。」

「『がんばり過ぎない』という言葉が印象に残りました。少しずつQOLを上げていけるよう、自分のペースで取り入れていきたいです。」

 

いつもは交通機関の利用者として接している彼女たちが、実際には過酷なシフトのなかで働いていることを知り、そのような勤務体制で体調管理を続ける大変さを実感しました。今回のセミナーが少しでも役立ち、女性たちが自分の体を大切にしながら、いきいきと働ける一助となっていれば幸いです。

こうした取り組みが、他の職場や現場にも広がっていくことを願っています。ご関心のある企業・団体の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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<研修導入に関するお問い合わせ>

インテグロ株式会社

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