生理カップの選び方 間違いやすい4つのポイント

2018.06.17

生理カップ(月経カップ)はブランドによって、形、サイズ、素材、やわらかさ、価格などが違っていて、自分に合った生理カップはどれなんだろう?と悩んでしまう方が多いと思います。

今回は、特に初めて生理カップ選びで失敗しやすいポイントについてご紹介します。

 

ポイント1:カップは安いほうがいい?

生理カップは日本では通常4,000円〜6,000円くらいですが、最近では中国製などの500円〜1,000円前後の激安カップも出回っているようです。

この価格の差は一体何でしょうか。

それは、ずばり品質の差だといえます。

生理カップは膣内に挿入して使用するため、膣の粘膜に触れた状態になります。

大切な身体を守るために、最低限の条件はクリアしたものを選びたいですよね。

 

FDA(アメリカ食品医薬品局)

生理カップを選ぶ際には、FDA(アメリカ食品医薬品局)に登録されたものを選ぶというのが一つの目安になります。

FDA認証されているということは、最低限の安全性や有効性の基準を満たしているといえます。

日本で正式に販売されている生理カップのうち、エヴァカップ、スーパージェニー、スクーンカップなどは、FDA(アメリカ食品医薬品局)に登録をしています。

 

*FDAとは

FDAとは、Food and Drug Administraionの略で、食品医薬品局を意味する。米国FDA基準とは、アメリカの食品医薬品局という連邦機関がしめす医薬品をはじめとした製品管理の基準のこと。具体的には、製品の承認や規制、製造過程や流通の監視、毒性の評価、臨床試験の規制などの基準がある。医薬品のほか、食品、化粧品、医療機器、動物薬なども対象としており、日本でもこの基準を重要視している。

 

日本の医療機器製造販売届

日本で生理カップ(月経カップ)を販売するためには、医薬品医療機器法に基づいた医療機器製品としてPMDA(医薬品医療機器総合機構)へ届出を行う必要があります。

日本では、医療機器の製造販売を行う場合、患者へのリスクの高さに応じて、手続きが異なっています。医療機器には、不具合が生じた場合のリスクのレベルが高いものから順に「高度管理医療機器」「管理医療機器」「一般医療機器」と3つのクラスに分けられます。

生理カップは生理用タンポンと同様に、不具合が生じた場合でも人体へのリスクが極めて低いと考えられる一般医療機器(クラスI)に属しており、PMDA(医薬品医療機器総合機構)への届出を行うことで製造販売が可能です。

一般医療機器製造販売届がされている製品には、エヴァカップ、スーパージェニー、スクーンカップ、ローズカップ、メルーナなどがあり、それぞれに医療機器届出番号が存在します。

中国製などの激安カップや多くの越境ECサイトで販売されているカップは、国内で一般医療機器製造販売届がされていない製品が多いため、何か不具合が生じた場合にも自己責任となることを理解したうえで慎重に選んでください。

 

医療用シリコーン100%

エヴァカップ、スーパージェニー、スクーンカップなどは、女性の体への安全性を第一に考え、医療チューブや哺乳瓶の乳首、コンタクトレンズ、心臓弁などに使用されるものと同じ、医療用シリコーン100%で作られています。

500円〜1,000円の激安カップは、メーカー不明のものも多く、ほとんどが中国製です。

なかには、Food Grade(食用グレード)やMedical Grade(医療用)と書かれているものもありますが、素材の何%が医療用シリコーンなのかは全く不明です。

ブランド名を模倣しているものもあるため注意してください。

 

ポイント2:ビギナーには小さくてやわらかいカップがいい?

初めて生理カップを使う方は、挿入の不安からできるだけサイズの小さいカップを選びたくなりますよね。

その気持ち、とてもよく分かります。

しかし、いざ使ってみるとその選び方が間違っていたことに気がつきます。

 

やわらかさについて

まずは、やわらかさについてです。

確かにカップがやわらかいと、小さく折りたたみやすいので、挿入はしやすいです。

しかし、カップは折りたたんで挿入した後に膣内で完全に開く必要があります。

実はフニャフニャとやわらかすぎるカップは、膣内でスムーズに開かないことがあるため、これが漏れてしまう最大の原因になるのです!

膣内で密閉状態をつくるために、カップにはカップ上部にリム(縁)という部分があります。

カップが膣内でスムーズに開くためには、リム(縁)に程よい硬さと程よい厚み(もちろん硬すぎたり分厚すぎたりするのはだめです)があることが重要です。

一方で、カップ本体はやわらかく、かつ、折りたたんだときに元に戻る弾力性があることがポイントです。

 

小さいサイズについて

次に、小さいカップについてです。

小さいカップの最大の問題点は、容量が少ないこと。

容量が少ないということは、つまり、すぐに満杯になるため、頻回にトイレに行く必要があるということです。

1日の経血量は花王の調査によると1度の月経期間の経血量は平均82.5g。

多い日で1日30g(大さじ約2杯)、期間中の合計経血量は50~100g程度といわれています。

一方で基礎体温計測推進研究会によると正常な月経血量は20~140gと発表されています。

生理カップの最大のメリットは長時間使用可能(最長12時間)であることですよね。

ということは、カップには少なくとも1日の経血量の30mlの容量が必要となります。

容量がそれ以下のカップを使う場合、1日に何度かカップを取り出して空にする必要が出てくるからです。

そのようなカップを使うのであれば、従来のナプキンやタンポンとそれほど変わらないので、せっかく買ったカップの価値が半減してしまいます。

正しい容量の生理カップを使えば、経血量の多い2日目でさえ、朝カップを装着して夕方帰宅するまでに1回(多い人であれば2回くらい)取り出して空にすれば、1日もつでしょう。

 

生理カップは一見単純なデザインに見えるため、どのカップもあまり違いはないのでは?と思うかもしれませんが、実は女性が本当に快適に使えるように、細部にわたって非常に綿密に計算して作られたブランドのカップを選ぶことが非常に重要なのです。

 

ポイント3:日本人には日本人向けのカップが必要なの?

欧米の女性に比べると一般的には小柄な日本人女性。

もちろん、膣のサイズも違うだろうと思う方は多いと思います。

しかし、それって本当なのでしょうか?

産婦人科の先生に確認してみたところ、膣のサイズについては日本人の勝手な思い込みで、実際には個人差はあっても人種の差はまずないそうです。

欧米の大柄な方でも膣が狭い女性はいますし、日本人でも膣に余裕のある女性はたくさんいるそうです。

それによく考えてみると、アメリカにも私たちと同じような体型のアジア人はたくさんいますよね。

本当に自分に合ったカップを選ぶためには、出産経験があるかどうか、骨盤底筋の強さ、経血量、年齢などを基準にして選ぶのが正解です。

 

ポイント4:ステムは引っ張りやすいリング型がいいの?

生理カップの尻尾のような部分をステムと呼びます。

ステムはそもそも何のためにあるのでしょうか。

カップを取り出すときに引っ張るため??

実はそれは間違いです。

ステムは、取り出すときにカップの位置を探るためのもので、引っ張るものではありません。

カップのステムの強度によっては、ステムが切れてしまうリスクもあります。

カップを取り出すときにステムだけを強く引っ張ると、膣内で密閉状態のカップをそのまま引っ張ることになるため、痛みが生じる原因にもなります。

 

生理カップのなかには、引っ張りやすいようにステムがリング型になっているものもあります。

初心者にとっては取り出せなくなる不安をなくす効果はあると思いますが、結局は密閉状態のまま引っ張ると痛みが出ることを考えるとあまり意味がないかもしれません。

リングが必要なのは最初の数回だけで、カップに慣れてしまうとその後は邪魔なものになってしまう可能性もあります。

また、リング型の部分が大きいため、どうしてもカップ本体が小さくなってしまうのか、カップの容量が非常に小さいことがデメリットになりそうです。

では、どうやってカップを取り出すのがよいのでしょうか?

 

あらためて、ここで正しいカップの取り出し方をご紹介します!

膣口に指を入れてステムを探します。カップが少し奥に入ってしまってステムに触れないときには、下腹部に力を入れていきむような感じでカップを下に押し出します。

いきんだときステムが膣外に出るようになったら、ステムを指で伝って親指と人差し指をステムに沿わせるようにしてカップの底部を触り、底部をつまむようにして空気を抜いて膣壁との密着を解除して、ゆっくりと取り出してください。

このとき、爪で膣内を傷つけないように注意してくださいね。

 

まとめ

今回は、間違いやすい生理カップの選び方をご紹介しました。

生理カップを選ぶポイントは、品質(価格)、カップのリム(縁)と本体の硬さ・やわらかさ・弾力性のバランス、自分に合ったサイズと容量です。

エヴァカップとスーパージェニーは、開発者のサラ・テオの「挿入しやすく漏れにくく装着感のない心地よいカップを作りたい!」という強い想いから作られています。

サラがこだわった点のひとつは、リムの程よい硬さと厚さと、カップ本体のやわらかさと元に戻る弾力性だそうです。

挿入したときに膣内でカップがパカっと自然に開いてくれるため、カップビギナーでも簡単に使うことができます。

もし、すでに別の生理カップを使ったことがあるけど、なぜか挿入後にうまく開かない、しょっちゅう漏れる、痛みがあって不快・・・などの不満があり、「私には生理カップは合わないんだ」と思っている方、もしかしたら、単に間違った生理カップを選んでいるだけかもしれません。

生理はまだこれから何十年も続くのであれば、ここであきらめずに、ぜひエヴァカップスーパージェニーにトライしてみてはいかがでしょうか?

Amazonなどで実際のユーザーのレビューを参考してみるのもおすすめですよ。

 

生理カップ使用歴約1年の梅つま子さんの「生理が来るのが楽しみに!生理カップの特徴、サイズ、使いやすさを比較してみた使用レポ」もおすすめです。

「容量」「サイズ」をはじめ、「装着しやすさ」「漏れにくさ」「はずしやすさ」についてなど非常に詳しく書かれていますので、生理カップ選びの際にぜひ参考にしてみてください!