生理中のトラブル!ナプキンの「蒸れ」「かぶれ」の原因とその対策

2018.08.01

デリケートゾーンの蒸れやかぶれは多くの女性が経験したことがあると思います。

もともとデリケートゾーンは一年を通して蒸れやすくなっています。

そのため生理中にナプキンを使用するとより蒸れやすい状態になり、かゆみやかぶれなどのトラブルが起きやすいです。

働く女性であれば、下着にナプキン、その上にストッキングを履き、さらにパンツやスカートを履き、仕事はデスクワーク中心。

下半身には湿った空気がこもりやすく、蒸れやすいことは想像できますよね。

こもったにおいも気になります。

ではその蒸れをなんとか解消する方法はないのでしょうか。

今回は、デリケートゾーンが蒸れる原因とその対策についてご紹介します。

 

デリケートゾーンが蒸れる原因①:体の構造

冒頭でも述べたように、デリケートゾーンは一年を通して非常に蒸れやすくなっていますが、なかなか他の人には相談できないと思います。

「におうのは自分だけかも?」「かゆいのは自分だけかも?」と悩む前に、まずはデリケートゾーンの仕組みを理解しましょう。

皮膚

デリケートゾーンの皮膚は一見するとほかの部分の皮膚と同じように見えますが、実際にはそうではありません。

まず、女性器そのもののが複雑な構造になっている上に、デリケートゾーンの皮膚は汗腺が多いのが特徴です。

アポクリン腺やエクリン腺というのはご存知ですか?

この2つの汗腺は、脇の下にもあります。

脇はデリケートゾーンと同様に汗をかきやすく、季節を問わず臭いが気になる部分というのはこの汗腺があることが原因なのです。

 

アポクリン腺とエクリン線

この2つの汗腺のうち、後者のエクリン線は元々においのないサラサラな汗を出す性質がありますが、雑菌や皮脂が混ざることで嫌なにおいが作られる原因になります。

前者のアポクリン腺は通常でも粘性の汗を出しますが、さらに雑菌が混ざることで強いにおいを発します。

デリケートゾーンは普段から常に下着や洋服に覆われているため、この2つの汗腺から嫌なにおいを発する環境が整っているのです。

なるべく雑菌や皮脂を発生させないようにするには清潔に保つ必要があります。

しかしいつも洗うことはできないですよね。そこで、デリケートゾーン専用のウェットティッシュがひとつあると気になって時にサッと拭けるので良いと思います。

 

デリケートゾーンが蒸れる原因②:下着や洋服の影響

デリケートゾーンは常に下着に触れているためそれだけでトラブルが起きやすい状態になっています。

1日を通して、デリケートゾーンが何も覆われていない時間というのはお風呂の時間だけです。

そう考えると下着選びはかなり重要になると思いませんか?

そして生理となるとナプキンをはじめとする生理用品の素材や素材の選択も重要になります。

 

サイズが合っていない下着

見えないところこそおしゃれをしたいと思う女性は少なくないと思います。

しかし、あまりにもデザインやファッション性を重視して体に合わない下着を履くのはよくありません。

特に、締め付けの強い下着は通気性が悪く、蒸れの原因になります。

デリケートゾーンは尿やおりもの、生理の経血が付着しやすい部分でもあるため、通気性を考えない下着はにおいを強くする一方です。

締め付けの強いと血行不良の原因にもなるので、サイズ選びは慎重におこなった方が良いと思います。

 

通気性の悪い洋服

下着のサイズや素材と同様に、下着の上から着る洋服もデリケートゾーンの蒸れに影響します。

多くの女性が履いているスキニージーンズは締め付けによる血行不良のほかにも、通気性が悪いので蒸れのことを考えると常に履くことはおすすめできません。

冬場に活躍するタイツは、ついつい化学繊維でできているものに手が伸びがちですが着込む冬こそデリケートゾーン周辺に熱がこもりやすくなります。

そこは素材にこだわることで蒸れが改善されると思います。

しかし、着るものに関して常に気を遣い、おしゃれを我慢するのは難しいですよね。

そんな時は、特に肌トラブルの起きやすい生理中だけは控えるなどの工夫をしてメリハリをつけましょう。

 

下着の素材

下着の素材に関しても、デザインやファッション性を重視して何も考えずに選ぶのは良くありません。

特に敏感肌で肌トラブルを起こしやすい方や、デリケートゾーンの肌荒れが気になる方は一度下着の素材を見直してみましょう。

シルクやコットンなどの天然素材を使用した下着は肌触りが良く、敏感肌にも優しいため、デリケートゾーンのかぶれ等を防ぐには優れています。

ポリエステルやアクリル素材の下着は普段手に取る機会が多く、可愛いものも多いですが、これらの化学繊維は一般的には通気性が悪く蒸れやすいです。

また、静電気や摩擦も起こりやすいので肌を痛める原因となります。

ただ一方で、最近の高機能性化学繊維には優れた吸湿発散性としなやかな肌触りを兼ね備えた生地も多くなっています。

これらの素材は、汗をかいても蒸れにくく体が冷えないため、登山やスポーツ用の下着だけでなく、普段の下着や生理用のショーツにも使われているものもあります。

自分のお肌が快適だと感じるものを選ぶとよいでしょう。

 

デリケートゾーンが蒸れる原因③ :不衛生さ

デリケートゾーンのトラブルを防ぐには身に付けるものも大事になりますが、結局は蒸れます。

したがって、身に付けるものに気を遣いつつも元の肌を清潔に保ち、肌トラブルをなるべく発生させないこともデリケートゾーンの蒸れ対策には重要になってくると思います。

しかし、ただゴシゴシ洗えば良いということではありません。

タオルなどは使用せず、手で優しく洗ってください。

洗う時ですが、全身用の石鹸だと洗浄能力が強すぎるためかえって肌トラブルを招きかねませんので、弱酸性で肌に優しいデリケートゾーン専用のソープで洗うことをおすすめします。

外出先でも使えるウェットシートタイプのものもあるので、場面によって活用してみてください。

 

デリケートゾーンが蒸れる原因④ :生理用品

デリケートゾーンがもっとも蒸れやすく、トラブルが起きやすい状況というのは、生理中なのではないでしょうか?

蒸れによるかぶれやかゆみに加えて、経血がにおいの原因にもなるため悩んでいる女性も多いと思います。

毎回なにげなく使っている生理用品をこの際見直してみましょう。

紙ナプキン

紙ナプキンは特に蒸れやすく、でも外すことができないため肌にはかなりの負担がかかっています。

さらにナプキンも下着と同様に化学繊維が使用されている製品が比較的手に取りやすいため、知らず知らずのうちに肌に負担をかけています。

もし素材が気になる場合は布ナプキンという選択肢もありますが、洗ったり干したりする手間がかかるためなかなか移行しづらいですよね。

通常のナプキンよりはやや割高になりますが、最近はオーガニック素材のナプキンも販売されているため試してみるのも良いと思います。

 

布ナプキン

布ナプキンとは、コットンでできた洗って繰り返し使えるナプキンです。

紙ナプキンからくる生理中のかぶれなどの悩みを緩和してくれるといわれています。

形や使い方には一体型と呼ばれるものや、ホルダーに吸収体の布をセットして使うものなどさまざまな種類があり、いろいろな色・柄があるのも布ナプキンならではの特徴です。

ただ、筆者も最近知ったのですが、「布ナプキンを使うと体や子宮が温まる」という医学的な根拠はないそうです。

確かに、登山をするときにはコットン素材はNGということを考えてみると理解できます。

つまり、コットン素材は一度濡れるとなかなか乾かないため体から体温を奪い続け、その結果体が冷えてしますのです。

参考記事:布ナプキンで「子宮が温まる」「生理痛が減る」は眉唾/宋美玄先生(DRESS)

 

タンポン

膣の中に挿入して使用するタンポンはナプキンに比べると蒸れや不快感が少なく、経血によるにおいも気になりにくいです。

しかし、外側に出ているあの紐の部分だけはどうしても清潔を保てないうえ、タンポンの許容量を越えれば漏れてしまいます。

結果、タンポンを使用するときにはナプキンやおりものシートを併用することが多いと思います。

また、非常に稀ではありますが、連続で長時間使用することでトキシックショック症候群(TSS)を引き起こすリスクがあります。

この感染症は最悪の場合、死に至る恐ろしいものです。

タンポンを使用する際は注意書きをよく読んで、無理のない範囲で上手に活用しましょう。

 

生理カップ(月経カップ)

タンポンと同じように膣内に挿入して使用する生理用品に「生理カップ」があります。

月経カップ

月経カップ

生理カップは医療用シリコーン製のためタンポンよりも長時間使用が可能にも関わらず、トキシックショック症候群(TSS)を引き起こすリスクが限りなく低いのが特徴です。

さらにナプキンやタンポンよりもキャッチできる経血量が多いため、蒸れやにおいも最低限に抑えられます。

この生理カップはナプキンやタンポンに替わる新しい生理用品として最近徐々にユーザーが増えているので、ぜひチェックしてみてください。

参考記事

生理カップがTSS(トキシックショック症候群)を引き起こす!?

新しい生理用品「生理カップ」とは?メリットとデメリット

 

サニタリーショーツ

生理用品でもうひとつ忘れてはいけないのがサニタリーショーツです。

サニタリーショーツは製品によって、締め付けが強いもの、ゴワゴワ・ガサガサするものなどがあるためサイズ感や素材選びが重要になります。

しかし、残念ながらデザインがダサかったり、本当に気に入るものが見つからなかったりと、これらの理由でサニタリーショーツを使用していない女性も多くいます。

そこでおすすめするサニタリーショーツが「ステインフリー」と「エヴァウェア」です。

この2つはどちらも高機能性の素材し、吸湿発散性、通気性、低刺激性、フィット感を追求しているのにも関わらず、デザイン性にもこだわっており、私たち女性がサニタリーショーツに求めるニーズに応えてくれています。

ナプキンやタンポン、生理カップのバックアップとして、さらに生理中もおしゃれでポップに過ごしたい方には「ステインフリー」、おなじく各生理用品のバックアップの他に経血量が多くて困っている方には超吸収型の「エヴァウェア」をおすすめします。

ちなみにエヴァウェアは最大でタンポン2本分(20cc)の経血を吸収できるという驚きの特徴があります。

生理用ショーツ

生理用ショーツ

生理用ショーツ

吸収型サニタリーショーツ「エヴァウェア」

 

参考記事

もう生理で漏れない!最強の吸収型サニタリーショーツとは

おしゃれママが選ぶ、子どもと一緒にはけるサニタリーショーツはこれ!

生理の日の気分をあげたい!おしゃれでかわいい、おすすめのサニタリーショーツベスト5

ナプキンのいらない吸収型サニタリーショーツ。気になるけどゴワゴワしないの?

 

さいごに

今回は生理のトラブルの中でも「デリケートゾーンの蒸れやかぶれ」に注目して、蒸れの原因と対策について考えました。

特に肌トラブルが起きやすい生理中に関しては、生理用品の見直しとして最近徐々にユーザーが増えている「生理カップ」と「機能性サニタリーショーツ」をご紹介しました。

しかしデリケートゾーンは生理中に限らず1年を通して蒸れやすい部分であることが分かりましたね。

生理用品の見直しに加えて、日々の生活で身に付けているものも見直し、デリケートゾーンをいたわってあげましょう。

そうすることで、デリケートゾーンの蒸れやかぶれをはじめとする肌トラブル、さらには気になるにおいの問題も改善されていくと思います。

ぜひ自身のライフスタイルに合わせて、必要なものを取り入れてみてくださいね。