生理中のサイクリングどうしてる?ロードバイク女子が抱える3つの「れる」問題とおすすめの生理用品とは

2019.10.06

ここ数年、女性たちの間でも人気が高まってきている、ロードバイク。最近は女子向けのバイクやウエアなどのアイテムを販売するブランドも出てきており、注目されています。

しかし、そんなロードバイク女子たちにとっての心配ごとは、生理中のサイクリングについて。

サイクリングに限らず、スポーツをする女性たちにとって、生理中のスポーツ活動には課題が多いですが、長時間サドルにまたがって、脚を大きく動かし続けなければならないロードバイク女子の生理事情は、特に深刻です。

だからこそ、ロードバイクの練習会やイベント、大会などに生理がかぶってしまった場合にはあきらめるか否か、とても悩むのではないでしょうか?

今回は、ロードバイク女子が抱える生理中の憂鬱な3つの問題に注目してみました。そして、その問題を解決し、生理中でも安心してサイクリングするための、とっておきの生理用品をご紹介します。

 

ウェアの下には何も履かないのが常識

ロードバイクを乗る際に身につけるウェアは「レーパン(正式名称:レーサーパンツ)」と呼ばれ、競泳用水着のようにピタッと脚に張りつくタイプです。下着なしで履くことで最大の力を発揮できるように開発されているため、なんと、レーパンの下には何も履かないのが常識だそうです。

しかし、生理中に何も身につけないで過ごすのは不可能ですよね。

下着にナプキンをつけ、その上にレーパンを履いて走行しても、もちろん問題はありません。

しかし、普段から下着なしの走行に慣れていると、ナプキンをつけてのロードバイクは不快感が強く、乗り心地が悪くなり、せっかくのサイクリングを楽しめなくなりそうです。

現在、生理ケアの主流となっているナプキンは、ロードバイク女子には適さないということがわかりますよね。

それでは生理中のサイクリングの問題点について、もう少し詳しくみていきましょう。

 

生理中のサイクリング 3つの「れる」問題

① もれる

生理中のサイクリングでもっとも困るのが経血の「漏れ」。何らかの対策をしなければ、経血は直接レーパンに染みこんでいきます。

ナプキンをつけるなどの対策が必要ですが、そもそも下着を身につけずに直接レーパンを履いているロードバイク女子にとっては、生理中にナプキンをつけてサドルにまたがるのは非常に不快なこと。

それに、長時間ペダルをこぎ続ければ、その分ナプキンはズレやすく、経血漏れもしやすくなります。さらに、独特のカサカサ音や、ナプキンの形がウエアに浮いてしまうことで周囲の目が気になったり、サイクリングに集中できなくなった結果、転倒や接触などの危険も考えられます。

タンポンであれば、ナプキンのズレ問題は解消できますが、タンポンも容量がいっぱいになれば紐をつたって経血は漏れてしまいます。

 

② すれる

レーパンをそのまま履くもうひとつの理由は、下着やウェアと皮膚の摩擦による「すれ」を防ぐため。

サイクリング中は、何時間もサドルと股がこすれあう状態になるため、サイクリング女子にとって「股ずれ」は避けられない問題です。サイクリングによる股ずれは、我慢し続けると肌のただれが悪化して、手術をしなければならないほど深刻な問題となることもあるそうです。

普段の走行でもすれやすい状況なのに、それにナプキンが加わったら…と、想像するだけで痛くなってきますよね。症状が悪化してしまった人にとっては、タンポンの紐でさえも耐えがたい痛みになることもあります。

ロードバイク女子にとって、できる限りレーパンの下には何も履きたくないというのが切実な願いだということがわかります。

 

③ むれる

レーパンには吸汗速乾性に優れた素材が使用されています。しかし、それでも長時間サドルにまたがった状態で身体を動かしていれば、デリケートゾーンはどうしても蒸れやすい環境になります。

サイクリング中に、皮膚とナプキンがペタペタするのは非常に不快ですし、「むれ」と「すれ」が重なることで、肌がかぶれやすくなります。肌荒れやかゆみの問題が生じたりも。さらに、何時間もナプキンを取り替えることができなければ雑菌が繁殖し、嫌な臭いも発生します。

特に蒸し暑い季節の蒸れ問題はかなり深刻ですね。

 

ロードバイク女子に超おすすめの生理用品

① 生理カップ(月経カップ)

生理中のサイクリングにおける3つの問題点である「もれる」「すれる」「むれる」を取り上げ、現在の生理ケアの主流となっているナプキンやタンポンが、ロードバイク女子にとっては多くの課題を残していることがわかりました。

そこでおすすめしたいのが、ナプキンやタンポンの代わりとなる新しい生理用品、「生理カップ(月経カップ)」です。

月経カップの使い方

生理カップとは、人体に安全な医療用シリコーン製のつり鐘型のカップを膣に挿入し、そのカップに経血を溜めるものです。膣に密着したカップであるため、正しく入れれば漏れることがありません。スモールサイズでも、タンポン約3本分の経血を溜めることができるため、長時間の走行でも安心してサイクリングに集中できます。

また、生理カップは、本体からステム(カップの先端)まですべてが膣内におさまるので、ナプキンやタンポンの紐のように、皮膚との摩擦によってすれたり蒸れたりということがありません。実際に、カップを使用しはじめてからナプキンかぶれなどの肌トラブルが軽減したという声が多く届いています。

このように、生理カップは、サイクリングの3つの「れる」問題の、「もれる」「すれる」「むれる」を全て解決してくれるのです。

最初は挿入と取り出しに少し練習が必要ですが、カップの折り方や入れるときの角度など、自分なりのやりやすい方法を発見してしまえば、生理中でも快適にサイクリングを楽しめることができます。

同時に、使いはじめのころは時間をみながら、どのくらいでカップがいっぱいになるのか、様子を見てみてください。自分にとって最適の交換のタイミングについても、2〜3クール使用し続けることで自然と身についてきます。

使い方に慣れて、交換までの時間が分かるようになれば、逆算してサイクリングを楽しむことができますね!

生理カップは事前に慣れておく必要があるため、今後のスケジュールが決まっている場合には、余裕を持って練習をしておくことをおすすめします。

 

② 超吸収型サニタリーショーツ「エヴァウェア スポーツ」

経血量が多くて、生理カップだけでは経血漏れが心配な場合には、スポーツタイプのサニタリーショーツ 「エヴァウェアスポーツ」と併用するのがおすすめです。

エヴァウェアスポーツは、ナプキンいらずの経血を吸収するサニタリーショーツ「エヴァウェア」をスポーツ用に仕上げたもので、3つの大きな特徴があります。

特徴①:素材がコットン95%なので、肌触りがやさしく汗をかいても蒸れにくい。

特徴②:ウエストのゴム部分が太くピタッとしていて、動いてもずれにくい。

特徴③:汚れが落ちやすく、お手入れが簡単!

生理カップを併用して1枚履いておくだけで、万一、長時間の走行中にカップがいっぱいになってしまってもウェアまで汚すことがないので安心です。

サニタリーショーツ エヴァウェア スポーツ

 

関連記事:生理中の部活やスポーツにおすすめの生理対策とは?スポーツ用サニタリーショーツの体験レポ

 

さいごに

今回は、女性たちの間で人気が高まってきているロードバイクに注目し、生理中でも快適にサイクリングができる新しい生理用品をご紹介しました。

生理カップは以前に比べると、日本でもAmazonや楽天などで簡単に手に入れられるようになったものの、日本ではまだ少数派です。

しかし、海外のロードバイク女子たちの間では、生理カップは生理期間中のマストアイテムになりつつあるようですよ!

これまで使ったことのない生理用品を使ってみるという最初のハードルを越えるのに少し勇気がいりますが、それを乗り越えることができれば、今まで憂鬱だった生理中のサイクリングでも快適に楽しめるようになるのではないでしょうか。

ぜひまずは試してみてくださいね!

ロードバイク女子の生理対策

 

関連記事:

生理中のランニングのメリットと注意点。スポーツの秋こそ楽しく走ろう!

生理中の水泳って大丈夫?元水泳選手が伝えたいこと

生理中の部活やスポーツにおすすめの生理対策とは?スポーツ用サニタリーショーツの体験レポ

 

インテグロ株式会社  生理ケア&生理カップアドバイザー

1990年東京生まれ。筑波大学体育専門学群 卒業、中高保健体育教員免許取得。筑波大学人間総合科学研究科体育学専攻 博士前期課程 修了。

小さいときから身体を動かすことが好き。3歳から水泳を始め、約18年間競泳選手として活躍。大学院在学中は、スポーツを通じた国際協力としてNGOにてカンボジアの小学校の体育科教育の普及に携わる。また、日本では小学生から大人までの幅広い年齢層に水泳の指導を行う。

2017年生理カップと出会い、生理中の過ごし方や生理に対する捉え方が大きく変わり、生理カップを通じて女性がより快適で自由に過ごせるように、社会や家庭でアクティブに活躍する女性たちをサポートしたいと思うようになる。世界中の数十種類もの生理カップを試してきた経験から、生理カップの選び方や使い方、経血量やライフスタイルに合わせた生理ケアについて、アドバイスを行ったり、ワークショップを開催したりしている。

現在、女性の体や性教育、妊娠・出産・子育てについてより専門的な知識を身につけるため、一般社団法人ウィメンズヘルスリテラシー協会(代表理事:丸の内の森レディースクリニック 院長 宋美玄先生)主催「これだけは知っておきたい」講座を受講中。