夏本番!花火大会で浴衣を着るときの生理の問題と対策について〜前編〜

2018.07.11

梅雨が明けていよいよ本格的な夏シーズンに突入しました。

過去の記事では、「野外フェス」に焦点を当てて、生理とかぶってしまった時の問題点と対策を考えました。

今回は日本の夏の風物詩である「花火」に注目してみます。

日本では毎年、全国各地で開催される「花火大会」があり、子供から大人まで楽しみにしているイベントのひとつですよね。

しかし、女性にとっての花火大会は、野外フェスと同様にトイレ問題が存在します。

「浴衣」「ビールなどアルコール摂取」「急な天候の変化」「トレイがない、または行列」・・・・・

男性にはなかなか想像できないとは思いますが、女性たちにとっては不安要素が満載なのです。

そこに加えて、花火大会に「生理」がかぶったらどうでしょうか???

「トレイが近くにあるかな・・・」「生理痛になったら・・・」「もし浴衣に漏れたら・・・」と、楽しみにしていたイベントが一気に憂鬱なものになってしまいますよね。

今回はその憂鬱な気分を少しでも吹き飛ばすことができるように、考えられる問題点とその対策について考えていきましょう。

 

2018年これから開催される人気の花火大会

オンライン総合旅行サービス「エアトリ」を運営する株式会社エアトリの調査(10〜70代の男女を対象)によると、人気の花火大会の結果が以下のようになったと発表されました。

アンケート:「死ぬまでに行きたい花火大会ランキング」(2018年6月,10〜70代男女対象)

 

第3位  隅田川花火大会(東京都)

日時:7月28日(土)19時〜

例年の人出:約75万人

打ち上げ数:約2万発

東京の夏の風物詩といえる代表的な花火大会です。

近年では会場が2つに分かれ、より多くの人々が鑑賞できるような工夫がされています。

都内ではもっとも人気の花火大会と言っても過言ではありません。

 

第2位 全国花火競技大会「大曲の花火」(秋田県)

日時:8月25日(土) 昼花火17時30分〜/夜花火18時50分〜

例年の人出:約74万人

打ち上げ数:約1万8000発

全国三大花火大会のひとつである大曲の花火は明治43年から始まり、今年で92回目(中断した時期もあり)となる歴史のある花火大会です。

この競技大会には一流の花火師たちが全国から集まるため、花火師の日本一を決める大会とも言われています。

昼と夜の二部制になっているので2度楽しめますね。大会後には文部科学大臣賞をはじめとする数々の賞が授与されます。

 

第1位 長岡まつり大花火大会(新潟県)

日時:8月2日(木)・3日(金)19時20分〜

例年の人出:103万人(2日間合計)

打ち上げ数:2万発(2日間合計)

こちらも全国三大花火大会のひとつでもっとも歴史が古く、その起源は明治12年と言われています。

2日間かけておこなわれるのが他の二大大会と大きく異なる点ですね。

実はこの大会、8月1日には平和祭と題し、灯篭流しなどのイベントが開催されます。

さらに昭和20年8月1日の長岡空襲で亡くなった1486名の方々への慰霊と平和の祈りを込めた花火が、空襲の始まった時刻(22時30分)に合わせて打ち上げられます。


ランキングではこのような結果になりましたが、ほかにもたくさんの花火大会が全国各地で開催されます。

特に関東地方では、第3位になった隅田川花火大会以外にも、多摩川花火大会神宮外苑花火大会も非常に有名ですね。

ランキングでは惜しくも6位でしたが、日本三大花火大会のひとつである土浦全国花火競技大会(茨城県)も毎年約70万人の人出でものすごい混雑が予想されます。

しかし、夏の風物詩なので一度はこの目で見てみたいですよね。

 

花火を観るために一緒に行きたい相手とは?

前項でご紹介したエアトリの調査において、他のアンケート項目をみてみると男女ともに花火を一緒に観に行きたいのは「パートナー」という回答が最多でした。

花火は2人の仲を深める夏の一大イベントと考える方が多いということが分かりましたね。

ワクワクした気持ちはもちろんのこと、花火大会に出かける女性が心配になる問題が「浴衣」「生理」「トイレ」なのではないでしょうか?

しかし、「花火大会」はスケジュールがすでに決まっているので生理とかぶる可能性がゼロとは言えません。

さらに花火大会の会場や駅周辺では大混雑が予想されるためトイレの問題は、生理中の女性にとって深刻な悩みです。

また、花火大会は普段めったに着ることのない浴衣を着る女性が多いと思います。

浴衣や草履の影響でただでさえ普段よりも動きづらいのに、生理までかぶってしまったら…と考えると、楽しいはずの花火大会が一気に憂鬱になりますよね。

そこで今回は、今からでも間に合う、たとえ花火大会と生理がかぶっても不安や憂鬱さを吹き飛ばす方法をいくつかご提案します。

 

過去記事:

 野外フェスと生理がかぶっても大丈夫!フェスのお供になること間違いなしのとっておきアイテムをご紹介 〜前編〜

野外フェスと生理がかぶっても大丈夫!フェスのお供になること間違いなしのとっておきアイテムをご紹介 〜後編〜

 

花火大会のトイレ事情

花火大会も野外フェスと同様に、臨時で仮設のトイレが設置されます。

例えば、ランキング1位になった長岡まつり大花火大会では約950基、6位の土浦全国花火競技大会では約600基のトイレを設置予定という、すでに情報が分かっている大会もあります。

しかし、このようにトイレ設置数の具体的な数字を挙げている大会は多くありません。

さらに、具体的な数字を挙げられたとしても数十万人の人々がトイレに殺到すれば、自分の行きたい時にいけないということが容易に想像つきますよね。

会場付近にある駅、コンビニや飲食店も含めて、かなりの混雑になると思います。

まずは、生理がかぶっていても、かぶっていなくても、「トイレは自由に行けない」ということを常に頭の中に入れておき、いける時に済ましておくことが最善でしょう。

 

花火大会と生理がかぶってしまった時の対策

では実際に花火大会と生理がかぶってしまった時の具体的な対策について考えていきましょう。

まず浴衣を着ると決めている場合、トイレのしづらさはもちろんのこと、もう一つ問題なのが「荷物の量」なのではないでしょうか?

生理というだけで普段よりも荷物がかさばりますが、浴衣にリュックや大きな肩がけカバンを合わせるというのは不自然ですよね。

では荷物を最低限に抑えるためにもどうすれば良いでしょうか。

 

タンポンとナプキンの使用

ナプキンはレギュラーサイズだと経血量にもよりますが、経血量が多い場合は2時間程度で漏れてしまうこともあります。

行き帰りの道中と会場で過ごす時間を考えると、1度もナプキンを替えずに過ごすことは難しいと思います。

そこで使用するのが「タンポン」と「ナプキン」の併用です。

タンポンはナプキンに比べて吸収量が多く、経血を膣内で吸収させるためナプキンよりも下着内が蒸れにくいです。

しかしタンポンでも経血量が多い日は3〜4時間で漏れはじめることもあるため、安心はできませんよね。

念のためにナプキンをバックアップとして付ければ漏れる心配はなくなると思いますが、暑さからくる蒸れと浴衣の締め付けなどによって不快感は強いと思います。

さらにタンポンは長時間連続使用することでトキシックショック症候群にかかる可能性が高くなるので、滞在時間によってはタンポンを使用したとしても途中で交換する必要があるかもしれません。

参考記事:

生理カップがTSS(トキシックショック症候群)を引き起こす!?

 

夜用ナプキンの使用

レギュラーサイズのナプキンではすぐに交換する必要がある方や、タンポンを普段から使用していないという方は、サイズの大きい夜用ナプキンを使用することで交換する回数と持ち歩くナプキンの数が減ると思います。

しかし、夜用ナプキンはお尻を包む面積が広い分、通常よりも広範囲で蒸れやすいでしょう。

蒸れると匂いも気になりますし、いくらサイズが大きくても動き回ってナプキンがずれてしまったらそこから経血は漏れてしまいます。

必ずしも安心感が得られるわけではないですね。

 

ナプキンでもタンポンでもない生理用品「生理カップ」という選択肢

生理カップ(月経カップ)とは、ナプキンやタンポンに代わる第3の生理用品として最近日本でも徐々に注目を集めているカップ型の生理用品です。

今回おすすめしたい2つの生理カップ、「エヴァカップ」と「スーパージェニー」です。

生理カップ 生理カップ

アメリカで開発・製造されており、素材には医療用シリコーンを100%使用しているため、安心して使用できます。

生理時に膣から出る経血をナプキンやタンポンなどで吸収していた従来品と異なり、ピンポン球くらいの大きさのカップを膣に蓋をするように挿入し、膣内でカップに経血を溜めるという仕組みになっています。

最初はカップを膣内に挿入することがやや難しいですが、慣れてくると日中は取り替える必要がありません。

最大12時間連続使用可能なので、こまめにトイレに行く必要がなくなります。

つまり、生理2日目の経血量が多い日でも、朝に生理カップをつけていけば、1日に1〜2回トイレでカップを空にするだけでOKなのです。(経血量には個人差があります)

特にスーパージェニーはスモールサイズでタンポン約3本分の容量があるため、理論上では1日あたりの平均経血量を十分にカバーできます。

 

参考記事:

もしかしたら過多月経かも?! 自分の経血量を知る方法

 

つまり、生理カップがあれば、花火大会にでかける時間にカップを装着していれば、帰宅する夜中まで生理を忘れていられるのです。

漏れの心配やムレによる不快感もないうえ、花火大会に生理用品を持ち歩く必要もないため荷物もコンパクトになります。

これなら彼氏との花火デートも快適に楽しめること間違いなしです。

生理カップは挿入と取り出しに慣れるまで数回の練習が必要なので、ぜひ早めにカップデビューしておくことをおすすめします。

 

ナプキン・タンポン・生理カップのバックアップとしておすすめしたいサニタリーショーツ

生理カップがよさそうなことはわかったけど、やっぱり膣内に挿入すること自体が不安な方もいると思います。

そこで、ナプキンやタンポン、生理カップのバックアップとしておすすめするのがサニタリーショーツの「ステインフリー」と「エヴァウェア」です。

ステインフリー」は、通気性、防水性、快適性にこだわって開発されたサニタリーショーツで、ナプキンが長時間替えられない場合や、生理カップ初心者で「カップを使っているけど漏れそうで心配」という方にもおすすめです。

生理用ショーツ

ステインフリー(ボーイショーツ)

生理用ショーツ

ステインフリー(ヒップスター)

そして、最後に、経血量が多い過多月経の方や生理2日目の方への最強の合わせ技をご紹介します。

生理カップとともに吸収型サニタリーショーツの「エヴァウェア」をはいておけば、経血で浴衣や洋服を汚すことはありません!

生理用ショーツ

エヴァウェア(ボーイショーツ )

生理用ショーツ

エヴァウェア(ヒップスター)

もし生理カップが苦手な方は、もちろん、タンポンやナプキンのバックアップとして「エヴァウェア」を使うこともできます。

「エヴァウェア」は経血を吸収するだけでなく、通気性にも優れているため、蒸し暑い花火大会でも快適に過ごすことができます。

ショーツに関する詳細は下記の記事を参考にしてみてくださいね!

 

参考記事:

漏れ、汚れはもう怖くない!本当におすすめのサニタリーショーツの使い方

もう生理で漏れない!最強の吸収型サニタリーショーツとは

おしゃれママが選ぶ、子どもと一緒にはけるサニタリーショーツはこれ!

 

まとめ

本格的な夏に突入し、これから夏のイベントや旅行などで外に出て行く機会が増えますよね。

しかし、私たちの生理はいつ通りやってきます。

今回は花火大会に注目して、生理とかぶった場合の対処法をについて取り上げましたが、肌の露出が増える夏シーズンだからこそ花火大会に関わらず、生理がかぶると困る場面は多いと思います。

花火大会は10月ごろまで各地で開催されますし、この機会に生理カップデビューをしてみてはいかがでしょうか?

今から慣れておけば、夏のさまざまな場面で助けてくれること間違いなしです。

生理に惑わされず、夏を思いっきりエンジョイしましょう!

インテグロ株式会社 アソシエイトディレクター・生理アドバイザー

1990年東京都生まれ。筑波大学大学院人間総合科学研究科体育学専攻、博士前期課程修了(研究分野:体育史スポーツ人類学)。在学中、カンボジアにてスポーツ指導や小学校体育科教育の普及にも従事。

3歳から水泳を始め、高校3年時に全国高校総体400m個人メドレー第3位。約18年間の競技生活を経て引退後、競泳選手として生理と向き合ってきた経験と、途上国生活で満足する生理用品に出会えず苦労した経験から、生理について他者と情報共有することや、生理用品の重要性を感じました。そして生理カップとの出会いをきっかけに、女性がより快適で自由に過ごせるように、そして分野問わず国内外でアクティブに活躍する女性たちをサポートしたいと思うようになりました。日本ではまだまだタブーとされている生理や女性の体についてもっとオープンに話せるような環境をつくっていきたいです。

・愛用の生理カップ:スーパージェニーのスモール(ブルー)

・愛用のサニタリーショーツ :ステインフリーのビキニ(ピンクドッツ)