「エヴァウェア」などの吸水ショーツは、水分を吸収するサニタリーショーツです。

経血量によっては、ナプキンをつけずに一枚で着用することもでき、ナプキン派のムレ、ズレ、かゆみの問題を解決するアイテムとして注目を集めています。

また、タンポンや月経カップ（生理カップ）ユーザーにとっては、「万が一漏れたときのためのバックアップ」としても心強い存在です。

エヴァウェアの秘密は、（１）吸湿発散性、（２）吸収性、（３）防水性、（４）通気性の特殊な4層構造の高機能素材になっていること。

オムツのようなゴワゴワ感はなく、見た目は、肌当たりの良いシンプルなショーツなのに、驚くべき吸水量があるんです。

ナプキンかぶれや漏れ対策としてバッチリのショーツですが、その４層構造の吸収部分が、お天気やお部屋の環境によっては、「洗濯したあと乾きにくい」というデメリットになることもあります。

特に梅雨の時期、雨の日や曇りの日は湿度が高くなり、どうしても洗濯物が乾きにくくなりますよね。

そこで、この記事では、吸収型サニタリーショーツを少しでも早く乾かすためのアイディアをご紹介します。

夜に洗濯して、朝までに完全に乾かし、１日の始まりとともに着用すれば、一枚でも毎日連続で着用することができますよ！

吸水ショーツを洗うときの注意点

吸水ショーツのほとんどが、使用後はすぐに水洗いして干すだけでOK。

経血を洗い流した後は、洗濯機の使用も可能です。

ただし、生地の劣化や吸収力の低下を避けるために、漂白剤や柔軟剤は使用できません。

また、乾燥機を使えないので、朝までに乾かしたいときにはひと工夫が必要です。

そこで実践している方法は以下の３つ。

それではそれぞれについてくわしく説明していきます。

早く乾かす方法①：裏表を逆にして干す

通常、ショーツを干すときは、他のシャツなどと同様、すぐに着用できるように、肌に当たる面が内側になるようにして干すと思います。

しかし、エヴァウェアの場合は逆です。

内側に4層構造があるので、裏表を逆にして、内側が表に来るようにして干すとショーツ全体の乾きが早くなります。

早く乾かす方法②：洗濯ばさみは左右2箇所でとめる

これも干すときの小さなテクニックですが、洗濯ばさみは、ショーツの左右2箇所に洗濯ばさみをはさんで、きちんと平行になるように干しましょう。

片側だけで吊るしてしまうと、ショーツの内側に空気が触れにくくなり、乾くのが遅くなってしまいますので注意してくださいね。

サークル型の洗濯ハンガーを使っている方は、ショーツの、おへそが当たる部分や背骨が当たる部分など、3、4箇所洗濯ばさみではさんでみてください。

こうすると、ショーツの内側にも空気が通りやすくなり、さらに早く乾かすことが期待できますよ。

 （本記事のショーツの写真は、撮影用の未使用ショーツです）

なお、無理に洗濯ばさみに届かせようとしてエヴァウェアをグイグイと伸ばしてしまうと、ゴムの緩みや生地の傷みにつながりかねないので、そこは注意してくださいね。

他の洗濯物との距離をなるべくあけることにも気をつけて。

洗濯物同士をあまり密集させてしまうと、乾きが遅くなります。

早く乾かす方法③：除湿機やサーキュレーター、ドライヤーを使う

エヴァウェアは、乾燥機は使えません。しかし、身近にある道具を使って乾きやすくすることはできます。

例えば、扇風機やサーキュレーターを使って、直接洗濯物に空気を当てたり、壁に風を当てて部屋の空気の流れを作ったりすることで、早く乾かすことができます。

除湿機やサーキュレーターをお持ちでない方は、ヘアセットに使うドライヤーを使うこともできます。

ただし、ドライヤーを使う場合は、使用時間や温度に十分に気をつけてくださいね。

長い時間当てたり、高温になってしまったりすると場合、生地の劣化につながることもありえます。

ドライヤーを使う場合は、必ず、高温にならないように気をつけながら、エヴァウェアの乾き具合を確かめながらにしてくださいね。

また、エアコンを使って室内干しをする方は、ドライ機能を使うのもオススメですよ。

注意：生乾きの状態で置いておかない

どんな洗濯物もそうですが、長時間、生乾きの状態で放置してしまうと、雑菌の発生やニオイの原因になります。

エヴァウェアを脱いですぐ洗濯機を回す場合はいいのですが、もし手洗いしてから洗濯機にかけるまでに時間が空いてしまうときは、エヴァウェアをビチャビチャの状態で放置しないように注意しましょう。

手洗いしたエヴァウェアをしっかりと手でギュッと絞って水分を飛ばしておき、ランドリーバスケットなどにかけておくようにしましょう。他の洗濯物の下に置いてしまうと、湿気がこもってしまうので注意してくださいね。

まとめ