吸水ショーツ「エヴァウェア」と「エヴァウェアスポーツ」の違いって何?
2021.07.31
最大でタンポン約2本分を吸収することができ、高機能ショーツとして人気を集める吸水ショーツ、「エヴァウェア」。
実は、エヴァウェアには、スポーツ向けに作られた「エヴァウェア スポーツ」という姉妹品もあります。
この2種類のエヴァウェアですが、「どう違うの?」「私に必要なのはどっち?」というお問い合わせを多くいただいています。
この記事では、エヴァウェアとエヴァウェア スポーツは何が違うのか、そしてサイズ選びのポイントなど、購入前にチェックしておきたいポイントをまとめました。
自分の好みやライフスタイルにマッチする一枚を選んでくださいね。
違いその1:生地
エヴァウェアもエヴァウェア スポーツも、伸縮性がよく、肌当たりがやわらかいのが特徴です。
エヴァウェアで使っている生地は、ナイロン、綿、スパンデックス。経血を受け止め、逃がさない防水機能があるのに、ふんわりとやわらかい触り心地になっています。
「なめらか」「カサカサすることがない」など、生地を気に入ったユーザーが多いのも特徴です。
一方、エヴァウェア スポーツはコットン95%、スパンデックス5%なので、綿の素材が好きな方にもオススメ。
普段使いのコットン下着と同じ感覚で着用できます。
コットン特有のさらっと感がありつつ、ゴワつきのない、自然なはき心地です。
筆者は、エヴァウェアを2年、エヴァウェア スポーツを1年ほど愛用しています。
どちらも生地が全体的にとてもしっかりしており、洗濯を繰り返してもテロンとすることがありません。
(本記事のショーツの写真は、撮影用の未使用ショーツです)
違いその2:吸収素材の面積
吸収素材の面積は、エヴァウェアとエヴァウェア スポーツで異なります。
エヴァウェアの吸収素材は、ショーツの前面から背面まであり、お腹からデリケートゾーン、そしてお尻までを前後にすっぽり覆う形です。
写真の、黒い部分が吸収素材です。
この吸収素材の長さが何センチなのかを測ってみました。
なんと、吸収素材の長さは、40センチもありました!
どんなに後ろ漏れしても、これなら安心ですね。
では、エヴァウェア スポーツを見てみましょう。
エヴァウェア スポーツの吸収素材はクロッチ部分のみとなっています。
さて、何センチでしょうか。
こちらは19センチでした。
普通用のナプキンと同じくらいの長さです。
違いその3:足繰りのレースの有無
エヴァウェアには足繰りにレースがありますが、エヴァウェア スポーツにはレースがありません。
エヴァウェアのレースは、繊細ながらもしっかりとしたつくりで、洗濯などでもほつれにくいレースです。
大人っぽさとかわいらしさがあり、ショーツ全体のアクセントになっています。
経血がついても目立ちにくいブラックなのもうれしいですね。
そして、エヴァウェア スポーツのほうは、レースがなしのデザイン。
シンプルがお好きな方にピッタリです。
丈夫な生地でパイピングがしてあるので、肌に負担がありません。
違いその4:ウエスト部分
エヴァウェアとエヴァウェア スポーツのデザインの違いは、ウエスト部分にもあります。
エヴァウェア スポーツのウエストゴムは、激しい動きでもズレにくいものになっています。
一方、エヴァウェアのウエストゴムは心地よさを重視。
ソフトな肌あたりで、長時間着用していても肌を締めつけにくく、不快感を感じません。
違いその5:スタイル
エヴァウェアスポーツは、ヒップスターの1種類のみですが、エヴァウェアには、ビキニ、ボーイショーツ、ヒップスター、ブリーフの4種類のスタイルがあります。
エヴァウェアを購入される際には、お好みやライフスタイルに合わせて、どのスタイルにするかを選んでみてくださいね。
布地の一番小さいのはビキニ。逆に、おへその下まで届くデザインが、ブリーフです。
違いその6:カラー
エヴァウェアスポーツはブラックのみですが、エヴァウェアはカラバリが豊富。
エヴァウェアには、タイダイ(ボーイショーツ)、ベージュ(ブリーフ)、ブルー(ヒップスター)というバリエーションもあります。
タイダイとベージュは、レースがないデザインとなっております。
タイダイは他にないデザインでとてもスタイリッシュ。
一見してサニタリーショーツには見えないユニークさを楽しみたい方にオススメです。
ベージュは、なんといっても、透けない安心感はナンバーワン。
一枚あると便利です。
違いその7:形
同じサイズでも、エヴァウェアとエヴァウェア スポーツは、形状が少し違います。
下の写真は、エヴァウェアスポーツの上に、ブルーのエヴァウェア(ヒップスター)を重ねてみたところです。
エヴァウェアスポーツのほうが、おしりの部分の布地が大きく、包み込むような形になっていることがわかります。
さらに、エヴァウェアの上から重ねる形で、エヴァウェア スポーツを置いてみました。
こうすると、エヴァウェア スポーツの足繰りが大きいこと、ヒップ全体を包み込む形状になっていることがよくわかりますね。
この構造のため、エヴァウェア スポーツは、思いっきり運動するとき、足を大きく動かす妨げにならず、おしりがはみ出ることもありません。
筆者はヨガやストレッチなどをするときは、特にエヴァウェア スポーツを愛用しています。
違いその8:サイズ感
エヴァウェアとエヴァウェア スポーツには、微妙なサイズの違いがあります。
同じ「Mサイズ」でも、エヴァウェアはヒップ92センチから94センチなのに対し、エヴァウェア スポーツでは93センチから97センチとなります。
ヒップサイズが96センチの方であれば、エヴァウェアならLサイズ、エヴァウェア スポーツならMサイズが対応サイズとなります。
また、エヴァウェアのLサイズをお持ちの方が、「エヴァウェア スポーツも試してみようかな」と思った場合、同じくLサイズを購入すると、少し大きく感じるかもしれません。
そして、エヴァウェア スポーツには、エヴァウェアにはないXSサイズがあります。
小柄な方や、小・中学生の方にも着用しやすいサイズです。
サイズ選びは、ショーツのお好みが、ゆったり派かぴったり派かにもよりますので、ぜひ購入前にご自分のサイズをチェックしてみてくださいね。
あくまでも個人的な目安ですが、
☆ゆったり感がお好きな方…いつもと同じサイズ
☆ぴったりフィット感をお好みの方…ワンサイズ下をチョイス
エヴァウェアの特徴…「後ろ漏れに強い」
エヴァウェアの一番の特徴は、広範囲をカバーする吸収素材。そのため、後ろ漏れに強いのが特徴です。
横になるときや長時間座っているときも心強いですね。
また、ヨガやピラティスなどで、さまざまなポーズをとるときにも安心。
ナプキンなしで着用できるので、足を上げるようなポーズのときも、ナプキンの形が浮き出ることを防げます。
吸収量はタンポン約2本分ですので、自分の経血量に合わせて、生理の何日目に着用するかを検討してみてください。
また、ナプキン、タンポン、月経カップとの併用も可能です。
ナプキンを併用する使う場合、大きめのナプキンでショーツの吸収部分が覆われてしまうと、ショーツが経血を十分に吸収できなくなることがあるので、ナプキンの大きさにはご注意くださいね。
☆エヴァウェアは、こんな方にオススメ!
・夜、安心してぐっすり眠りたい
・仕事などで長時間トイレに行けないことがある
・後ろ漏れが気になるけど思い切りスポーツに集中したい
・経血量が多い
・生理不順で突然の生理に備えたい
エヴァウェア スポーツの特徴…「通気性がいい」
エヴァウェア スポーツは、おしりの部分を吸収素材が覆わないため、通気性がいいことが特徴です。
スポーツで全身汗をかいても、ショーツの中は蒸れることなく、さらっと感を保てます。
「今日から生理が始まるかも?」と思う日や、まだ少し経血は出ているという生理の後半にオススメです。
おりものが多い日にも、普通のショーツの感覚で着用することができます。
洗濯をするときも、エヴァウェアよりも早く乾くのもメリットですよ。
☆エヴァウェア スポーツは、こんな方にオススメ!
・生理がダラダラと長く続く
・コットン素材が好き
・日常的にスポーツをする
・経血量が少ない
・月経カップと併用したい
月経カップとの併用でさらに快適に
月経カップとエヴァウェア、エヴァウェア スポーツを愛用している筆者は、それらのアイテムを組み合わせて生理期間を快適に過ごしています。
たとえば、生理2日目の就寝時などは、特に量が多く後ろ漏れもしやすいため、月経カップと合わせて、おしり部分まで吸収素材が加工されているエヴァウェアを着用。
月経カップから経血があふれても、エヴァウェアが吸収してくれるから朝まで安心です。ぐっすり眠れます。
一方でエヴァウェア スポーツは、日中やスポーツをするときや生理の終わりかけ、おりものが多い日に着用しています。
普段のショーツと変わらない履き心地なので、経血量が少なくなり、「もう月経カップは必要ないな」と思ったときに1枚あると便利です。
このように、経血量や場面によって各アイテムを使い分けることで、生理期間をより快適に過ごすことができます。
また、月経カップに慣れないうちは、装着位置が定まらなくて漏れやすくなったり、リセットするタイミングが掴めなくてあふれてしまったりと、心配になることも多いので、エヴァウェアやエヴァウェア スポーツは、月経カップビギナーさんにも安心のショーツといえます。
自分のライフスタイルにぴったりあった1枚を見つけて、憂鬱になりがちな生理期間も快適に過ごせるといいですね!
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