経血量が記録できる!月経カップユーザーに最適な生理管理アプリ「Oh My Flow」の使い方
2024.11.28「Oh My Flow」は、2024年4月にベータ版がリリースされた、月経カップユーザーに最適な生理管理アプリです。このアプリは、日本で2018年から月経カップを販売しているインテグロが、香川大学医学部周産期学婦人科学 鶴田 智彦 准教授の監修のもと開発しました。
最大の特徴は、月経カップに溜まった経血の量、色、粘度を簡単に記録できること。ナプキンやタンポンでもおおよその経血量の記録が可能です。生理周期や生理日数に加えて、正確な経血量を知ることは、 適切なセルフケアや病気の早期発見にも役立ちます。
ほかにも、カップの取り出し時間を通知する機能や、カップの使用によるエコへの貢献度を可視化する機能など、カップユーザーにうれしい機能がたくさん詰まっています。もちろん、従来の生理管理アプリにある月経周期や体調の変化を管理することもできます。
今回は、この新しい生理管理アプリ「Oh My Flow」の基本的な使い方や活用方法をわかりやすくご紹介します!
生理日や生理周期を把握してスケジュール管理に役立てる
アプリをダウンロードしたら、まずは過去の生理日を入力しましょう。
正確に入力することで、あなたの周期のパターンが計算され、次回の生理日予測、排卵日予測、妊娠可能性がホーム画面に表示されます。
自分が今「月経期」「卵胞期」「排卵期」「黄体期」のどの周期にいるのかも一目でわかるため、日々のホルモンの状態による、体調の変化を理解することもできます。スケジュール管理や妊活にも便利です。もちろん、妊娠可能性は表示設定から非表示にすることも可能です。
生理日の一覧は、レポート画面からまとめて見ることもできます。
月経カップの取り出し時間の通知を設定する
「Oh My Flow」では、月経カップの取り出し時間を通知してくれる、カップユーザーにはありがたい機能がついています。自分の経血量に合わせて、通知時間を日ごとにカスタマイズできるので、カップの取り出し忘れを防いだり、満杯になって漏れたりすることなく安心して過ごせます。
ほかにも、生理日予定日や排卵予定日の通知や、ピルなどの薬の服用時間を通知する機能もついています。通知時間は簡単にカスタマイズできるため、薬の飲み忘れの防止や、スケジュール管理にも役立ちます。
また、排卵予定日や妊娠可能性の表示が不要な場合には、非表示に設定するなど自分の好みに合わせてカスタマイズも可能です。
日々の気分や症状を記録して自分の傾向を理解する
毎日の気分や体調、体温などを記録することで、生理前や生理中に起こりやすい症状の傾向が把握できます。また、更年期に起こりやすい症状も簡単に記録ができるため、婦人科受診の際にも役立ちます。
そのほか、便通、不正出血、セックスの有無、また、ピルなどの薬の服用記録、婦人科の受診日の記録もできるため、「Oh My Flow」があれば、手帳にメモをする必要がなくなります。
ここでも、不要な項目は、マイページから簡単に非表示の設定ができるため、いつでも自分が使いやすいようにページをカスタマイズできます。
経血の量、色、粘度を記録する
ベータ版では、月経カップの使用中しか、経血量の記録はできませんでしたが、正式版では、月経カップユーザー以外にも使ってもらえるように、ナプキンやタンポンでもおおよその経血量を記録できるようになりました。
ここでは、月経カップの場合の記録方法をご紹介します。
経血量の測定&記録方法は、「経血量測定キットを使って測定」「目分量で測定」「カメラで測定」と3つありますが、アプリユーザーのみなさんに一番使われているのが、「目分量で測定」です。
カップをリセット(取り出して空にして再装着)するときに、「リセットする」ボタンをタップ。記録画面の「目分量」ボタンをタップすると、装着中のカップの形状が画面に表示されます。カップに溜まった量と同じ位置をタップまたはスワイプすることで、自動で経血量が記録されます。
直感的に操作できるため、急いでいるときでも簡単に測定することができます。
ナプキンやタンポンの経血量の記録もほぼ同じ要領です。
経血量と同時に、色や粘度も記録しましょう。
この記録を続けると、生理期間の1日ごとの合計の経血量や、生理期間全体の合計の経血量が自動で表示されます。
正常な生理の経血量は20〜140mlといわれています。生理期間の合計経血量が140ml以上の場合には、過多月経の可能性があるため、早めに婦人科を受診しましょう。
レポートで生理や体調の傾向をチェックする
レポート画面では、平均の生理周期や日数、経血量、生理中に多い気分や症状が表示されるため、自分の生理の傾向が一目でわかります。
さらに、体温や体重、日ごとの経血量の変化などもグラフで確認できるため、セルフケアや婦人科を受診するときに役立ちます。
データを蓄積していくことで、自分の生理の傾向をより詳しく知ることができ、体調や経血の変化に気づきやすくなります。周期や日数だけでなく、正確な経血量の把握をすることで、過多月経に潜む子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症などの病気の早期発見や予防につながります。
月経カップによるエコへの貢献度を確認する
月経カップはくり返し使えてゴミも出ないため、地球にもお財布にもやさしい選択肢です。生理を快適にしたくて月経カップを使い始める人がほとんどですが、使い続けるうちにゴミが出ない快適さや、エコに貢献していることをメリットに感じるようになるユーザーも多いのではないでしょうか。
「Oh My Flow」のレポート画面では、あなたのカップの使用回数に合わせて、どれだけ生理用品のゴミを削減できたか、生理用品にかかる費用をどれだけ節約できたかが一目でわかります。これは、カップユーザーにとって「毎月ひとつエコ活動をしている!」と実感できる密かな喜びですよね。
さらに、アプリユーザー全員で削減した生理用品の合計数も表示されるため、カップユーザー同士のつながりを感じることもできます。
ぜひ毎月増えていく数字を見て楽しんでくださいね。
コラムや体験談を読んで生理や健康について学ぶ
コンテンツのページでは、月経カップや生理、婦人科疾患などに関するコラムや、月経カップユーザーの体験談、YouTubeの動画が自由に閲覧できます。
正しい情報や知識を身に付け、日々のセルフケアに役立てていただくことと、「自分と同じ悩みを持つ人がいる」「こんなケア方法があるんだ」といった新しい発見を得て、より快適に生理と向き合ってほしいと願っています。
月経カップと「Oh My Flow」で新しい健康管理をしませんか?
月経カップは、ナプキンやタンポンではわからなかった自分の経血量が数値でわかるようになったり、色や粘度の変化が一目で見えるようになったりと、まさに「生理の可視化」ができる新しい健康管理ツールです。
そして「Oh My Flow」は、月経カップユーザーに特化した、世界で初めての生理管理アプリです。生理周期や経血量の記録が簡単にできるだけでなく、体調や気分の変化も記録しやすく、より細かな健康管理ができるようになります。
ぜひ月経カップ&「Oh My Flow」を活用して、新しい健康管理をはじめてみませんか?