生理中に温泉は入っていいの?温泉旅行に生理がかさなってしまった時の対処法

2019.11.20

楽しみにしていた友達や彼氏、家族との温泉旅行。

こんなときに生理がかさなってしまうことって結構ありませんか?

女性にとって毎月くる生理は切っても切り離せない関係。

すべてのイベント事と生理がかさならないように予定を立てるのは至難の技ですよね。

温泉旅行と生理がかさなってしまった場合、ひとりだけお部屋の小さいお風呂場やシャワーだけで済ましたほうがいいのかな…と迷っている女性は多いはずです。

そもそも、生理中は温泉に入ってもいいのでしょうか?

生理中の温泉入浴には賛否両論ありますよね。

今回は、生理中の温泉の入り方や注意点、今からでもできる対処法をご紹介します。

生理中のお風呂や温泉の対策法

生理中に温泉に入ると感染症のリスクが高まる?

温泉のような公衆浴場には雑菌がたくさんいるので、生理中は感染症のリスクが高まるのでは?と心配ですよね。

たしかに、生理中は血液を出すために子宮の入り口が緩んでおり、雑菌が子宮の中に入りやすい状態となっています。

また、腟がデリケートな状態になり、身体の免疫力も落ちやすい時期です。

タンポンを使用している場合には、子宮や膣内で雑菌が繁殖しないように、入浴後すぐ外すか、新しいものに取り替えるようにしましょう。

 

生理中に温泉に入って体調は悪くならない?

温泉によっては生理は禁忌症としているところもあるので注意が必要ですが、生理中に温泉に入って温まることに関しては問題ありません。

むしろ身体を温めて血流を良くすることは生理痛の緩和にもつながるので良いと思います。

しかし、生理中は腹痛や頭痛、倦怠感や貧血など、身体の不快症状が出やすい時です。

適度な入浴は問題ありませんが、長湯は身体への負担が大きく、特に立ち上がった時にめまいや立ちくらみなど脳貧血が起きやすくなります。

自分の体調の変化には注意し、少しでも体調がすぐれない場合は無理せず早めに上がり、適度に風に当たるなどしてクールダウンしましょう。

 

温泉や大浴場で使える生理用品は?

温泉や大浴場では、ナプキンやショーツなどの生理用品が使えないので経血のコントロールが不可能になります。

洗い場やお湯の中で経血が出てしまうのはマナー違反です。

経血漏れの対策には、タンポンや生理カップ(月経カップ)などの挿入型の生理用品を使用することをおすすめします。

赤いネイルと赤い生理カップ(月経カップ)

ナプキンに比べると挿入型のものは取り扱いが難しいと感じる人も多いと思いますが、経血が外に漏れにくいため脱衣所や洗い場でも心配なく過ごすことができ、身体を拭く際にバスタオルを汚すこともありません。

ただし、タンポンを使用する場合は紐が外に出ているので周りに見られるのが恥ずかしく、一方で紐を見て不快感を抱く人もいると思います。

周りに不快感を与えないように肌色の絆創膏でタンポンの紐を内ももに貼り付け、目立たなくする裏技もあるそうですよ。

その点、外に出る紐がない生理カップであれば、装着していても外からは生理中であることが分からないため、特におすすめです。

また、生理カップの装着中は、カップで腟に蓋をしてしまうような状態になるため、お湯の中の雑菌が子宮へ入ることも防ぐことができそうです。

 

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守るべき最低限のマナーとは?

生理中の温泉入浴については賛否両論あり、生理中に入浴することに対してネガティブに捉える人たちもいます。

多くの人が利用する温泉では、全員が気持ち良く利用できるように、最低限のマナーを守ることは忘れてはいけません。

 

お湯に入る前に身体を流す

脱衣所からお風呂場に行くギリギリまでナプキンをつけておきたい気持ちは分かりますが、他人の生理用品を見ていい気持ちになる人はいません。

脱衣所でナプキンを外すことのないように、できる限りトイレで取り扱うようにしましょう。

そして、お湯に入る前に、必ず洗い場で身体を流しデリケートゾーンをきれいにしておきましょう。

 

混雑する時間は避ける

万一、経血が洗い場や脱衣所に垂れてしまった場合、混雑であればあるほど周りに見られてしまう可能性が高くなります。

生理であることは決して悪いことではありませんが、経血を見てしまった人も見られてしまった人も、どちらも気まずいですよね。

なかには血を見て強い不快感を抱く人もいるかもしれません。

みんなが気持ちよく温泉を利用できるように、生理中はなるべく混雑する時間を避け、空いている時間を狙って温泉を楽しみましょう。

 

備えが大事。体調とマナーを優先しながら、生理中の温泉を楽しもう!

女子同士の温泉旅行

日本には古くから湯船につかる文化があり、温かいお湯につかることで心も身体をリフレッシュする楽しみがありますが、生理中の温泉入浴については判断に迷うことろです。

生理中の体調については個人差がありますので、ご自分の体調をみながら少しでも不安がある場合には入浴を見送ることも必要です。

マナーの面では、最近では、タンポン以外にも生理カップという新しい挿入型の生理用品が登場し、私たちの選択肢の幅が広がりました。

これまでタンポンがあまり好きではなかった人も、もしかしたら生理カップは違和感なく使用できるかもしれませんし、周りの目を気にして温泉を断念してきたという人も、みんなと一緒に至福のひとときを過ごすことができるかもしれません。

生理カップは温泉以外にも、スキーやスノーボード、スケートなどの冬のスポーツ、海やプールなどの夏のレジャーなど、ひとつあればシーズン問わずあらゆる場面で活躍すること間違いなしです。

ただし、取り扱いに慣れるまでは個人差があるため、早めに生理カップを試して練習しておくことをおすすめします。

生理中でも十分に温泉を楽しむことができますよ。

生理と温泉旅行がかぶった時の対処法

 

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インテグロ株式会社  生理ケア&生理カップアドバイザー

1990年東京生まれ。筑波大学体育専門学群 卒業、中高保健体育教員免許取得。筑波大学人間総合科学研究科体育学専攻 博士前期課程 修了。

小さいときから身体を動かすことが好き。3歳から水泳を始め、約18年間競泳選手として活躍。大学院在学中は、スポーツを通じた国際協力としてNGOにてカンボジアの小学校の体育科教育の普及に携わる。また、日本では小学生から大人までの幅広い年齢層に水泳の指導を行う。

2017年生理カップと出会い、生理中の過ごし方や生理に対する捉え方が大きく変わり、生理カップを通じて女性がより快適で自由に過ごせるように、社会や家庭でアクティブに活躍する女性たちをサポートしたいと思うようになる。世界中の数十種類もの生理カップを試してきた経験から、生理カップの選び方や使い方、経血量やライフスタイルに合わせた生理ケアについて、アドバイスを行ったり、ワークショップを開催したりしている。

現在、女性の体や性教育、妊娠・出産・子育てについてより専門的な知識を身につけるため、一般社団法人ウィメンズヘルスリテラシー協会(代表理事:丸の内の森レディースクリニック 院長 宋美玄先生)主催「これだけは知っておきたい」講座を受講中。