つらいのは生理痛だけじゃない!排卵痛ってなに!?

2018.06.19

生理がくると生理痛でつらいというのは周知の事実ですが、排卵期にもさまざまな不調が身体にあらわれるのは知っていますか?

生理と生理の間ごろの時期に起こる下腹部痛を「排卵痛」といいます。

排卵期というと代謝が上がって活動的になり、ダイエットにも非常に優れた時期という認識が強いのではないでしょうか。

某有名生理用アプリでは「キラキラ期」と呼ばれています。

しかし、排卵期のさまざまな不調に悩まされている女性が多いのも事実です。

今回は、排卵期に起きる排卵痛やその他のさまざまな不調について詳しく説明します!

 

排卵痛っていつ起こるの???

排卵痛は生理が終わり、次の生理がくるまでの中間で起きます。

28日周期で生理がくる場合、生理が終わって約2週間経ったころといいますが、かならずしも排卵日に起こるとは限りません。

排卵日の前後含めて約3日間に感じる痛みのことを指します。

排卵痛の強さも生理痛同様に人それぞれのため、軽い人もいれば起きるのもつらいほど強い人もいます。

つい生理痛ばかりが注目されがちな印象を持ちますが、排卵痛で悩んでいる女性も多いということをここで一度認識しておきましょう!

生理じゃないのに身体の調子が悪いのは、排卵痛が原因かもしれませんよ。

 

排卵痛のメカニズム

では、なぜ排卵痛が起きるのでしょうか。

そのメカニズムについて学んでいきましょう。

生理痛のメカニズムについては過去の記事にまとめているので参考にどうぞ!

参考記事

ひどい生理痛はなぜ起こるのか?

生理痛がひどい!それってもしかしたら月経困難症かも。

ひどい生理痛をどうにかしたい!病院に行くとどのような検査を受けるのか

 

そもそも排卵は、卵子が卵巣から排出されることを指します。

まず排卵の前に「卵胞期」という、卵子が成熟する時期があり、この時期に子宮内膜が厚くなっていくので、身体は妊娠をするための準備期間に入ります。

その後、成熟した卵子が黄体形成ホルモンの働きによって卵胞を破り、卵巣から卵子が排出されます。

これが「排卵」です。

排卵後の卵子は子宮へと移動していって受精を待つため、この時期が最も妊娠のしやすい時期です。

排卵の際に卵子が卵胞を破るため、それが排卵痛の原因だといわれています。

しかしそれだけではなく、卵巣の腫れや、排卵の際に出た卵胞液が腹膜を刺激した結果、排卵痛となってあらわれるともいわれています。

 

排卵痛とはどのような症状なのか。

まず代表的なのが「下腹部の痛み」です。

軽い場合はチクチクとした痛みですが、ひどい場合はズキズキと痛むこともあります。

下腹部でも全体的に痛いこともあれば、左右どちらかが痛むこともあるので必ずしも位置は定まっていません。

下腹部以外にも、腰や足の付け根などの痛みとしてあらわれることもあります。

「あれ?早めの生理かな?」と勘違いすることもあるかもしれませんが、生理と生理の中間頃にあらわれるような痛みであれば、排卵痛を疑ったほうが良いと思います。

 

次に多いのは「頭痛」です。

生理が終わってから排卵期にかけて、女性の身体では卵胞ホルモンの分泌量が増加します。

このホルモンは妊娠の手助けをしてくれる大切な働きを持つと同時に、血管を拡張させる作用も持つので、場合によっては頭痛が起きます。

 

下腹部痛・頭痛以外にも起こる症状

下腹部痛や頭痛以外にも眠気やだるさ、めまいなどの症状もあります。

排卵によるホルモンバランスの関係で冷えを感じたり、骨盤周りの筋肉の動きが悪くなったりもします。

さらに、痛みはありませんが排卵期に卵胞ホルモンが現象することで起きる「排卵期出血(中間出血)」が起こることがあります。

しかし、これはごく少量の出血で特に心配することはありませんが、出血が長く続く場合は、専門医に相談することをおすすめします。

排卵期出血などの「不正出血」についても過去の記事でまとめているので参考にどうぞ。

参考記事

1ヶ月に生理が2回?!これって不正出血?!間違えやすい出血とは

 

排卵痛になったらどうすればいい?

排卵痛は病気ではないので特に心配する必要はありませんし、その程度には個人差があります。

中には痛くて動けないというつらい症状に悩む方もいるといます。

では、実際に排卵痛になったらどうすればよいのか、つらさが軽減する方法をいくつかご紹介します!

 

身体を温める

生理の時と同様に、排卵痛が起きた際も冷えは禁物です。

冷たい飲み物や食べ物は控え、常温以上のものを摂取するようにしましょう。

そして、カイロや腹巻き、靴下などの身につけられるもののほか、入浴もうまく活用して全身の血行をよくしましょう。

血管が拡張することで引き起こされる頭痛にはコーヒーなどのカフェインが入った飲み物がおすすめです。

逆にそうではない痛みの場合は、ノンカフェインのルイボスティー(ハーブティー)や白湯が良さそうですよ!

 

食生活の改善

これからの暑い時期に美味しく食べることのできるレタス・トマト・きゅうりなどの野菜は、身体を冷やす効果があるのでおすすめできません。

また、多くの食材に用いられている小麦も身体を冷やす作用があります。

さらに、夏はキンキンに冷えたビールやジュースが美味しい時期ですよね。

しかしこれもまた身体が冷えるので、体調がよくないときには控えた方がよいと思います。

ジュースやお菓子に多く入っている着色料や保存料、白砂糖も身体にあまりよい影響を与えませんので摂りすぎには注意です。

一方、ごぼうやカブなどの土の中で育つ根菜や、寒い土地で育つリンゴやさくらんぼ、ゴマや豆製品、紅鮭や赤身の肉、卵、などは身体を温める効果があるので、積極的に摂取することを心がけましょう!

 

軽い運動やストレッチ

身体の血行をよくするという点で、軽い運動やストレッチは非常に効果的です。

激しい運動は症状が悪化する可能性があるので控え、散歩などの軽い運動がよさそうです。

適度な運動はストレスの解消にもつながるので余裕があったら外に出てみましょう!

動くのがつらい場合は室内でストレッチすることが効果的です。

下腹部痛のほかに、腰痛・骨盤周り・足の付け根の痛みを感じる場合もあるので、下半身中心にストレッチをするといいでしょう。

腰回しや、付け根を伸ばすなど、骨盤周りのストレッチは痛みを感じる時だけに限らず、普段から習慣づけておくと生理痛や排卵痛の軽減が期待されます!

 

どうしてもつらいならば服薬を

生理痛と同様に、どうしても症状がよくならず、耐え難い場合は薬を使用しましょう。

薬局に売っている鎮痛薬が効けばそれでよいと思います。

しかし効かない場合や、薬を使用することに対して心配な場合は専門医からピルなどを処方してもらいましょう。

薬の効き目も個人差があります。

ピルは生活習慣によっても効き目が変わってきますので、指示に従い用法用量は必ず守りましょう。

 

さいごに

生理痛の女性

痛いのは生理痛ばかりではなく、生理と生理の間の排卵期にも排卵痛という痛みがあることがわかりましたね。

1ヶ月につらい痛みが2回あると思うと気が滅入ってしまいますが、普段から規則正しくストレスをためない習慣を身につけていくだけでも痛みの緩和にかなり効果的だと思います。

また、生理周期の中間ごろに体調が思わしくなく、つらい症状がある場合も自分を責めず、「あ、いま排卵期なんだなぁ。」と思い、時が過ぎるのを気長に待ちましょう。

そして、あまりにも生活に支障が出るほどの症状がある場合は専門医に相談しましょう。

痛みが長く続く場合や、排卵期出血が長い期間続く場合は別の病気の可能性もあります。

自分の身体をよく理解し、大切にしてあげましょうね!