【月経カップ体験談】『ヨガ×好きなこと=笑って過ごす』をモットーにヨガの魅力を伝えるヨガライフスタイリスト maiさん
2023.10.20神奈川県横須賀市を中心に活動するヨガライフスタイリストのmaiさん。ヨガのインストラクターの先輩から勧められて月経カップに出会い、最近では中学生の娘さんにもカップを勧めたいと思っているそうです。
ーー ヨガとの出会いについて教えてください。
私は10代のころから「女性として、こうあるべき」という思いが強く、何に対しても手が抜けない性格なので、仕事も家事も子育てもなんでも全力投球でがんばってきました。でもその結果、体を壊してしまいました。誰かに「こうしなさい」とか言われたわけではなく、今思うと完全な思い込みで、自分で自分のハードルを上げていました。
体調を崩してから、今までやっていた介護の仕事を辞めたときに、近所にできたヨガスタジオに通い始めました。ヨガによって心身がほぐれていき、安定していく感覚を感じて....それからは小さなことでも自分を褒められるようになり、一気に力が抜けました。昔の自分を知っている人たちからは、「変わったね!」と言われるほど、開放感がありました。
この自分自身の経験から、現代社会で私と同じように生きづらさを感じている人が、少しでも楽に過ごせるようにサポートしたいと思うようになり、インストラクターの道を選びました。
ーー ヨガを通じて、どんなことを伝えていきたいですか?
現代の女性たちには、以前の私と同じように、がんばりすぎている人が多いと感じています。もっと肩の力を抜いて、自分に優しくなっていいんだよということを伝えたいです。そして、それができる環境作りをしていきたいです。
たとえば、ヨガのポーズが思うようにうまくできなくても「ダメだ」と思わず、「ヨガに来ただけでえらい。がんばった」とほめてほしいんです。しんどいなと思うときにも、無理して「大丈夫」と言わず、不調の自分を認めてあげて、それを周りにも伝えてほしい。
そうすれば、完璧にできなくても「今日は不調なの。こういう日もあるよね」と思える。こうやって、一人一人が自分のハードルを下げていけば、自然に周りのハードルも下がっていって、みんなが生きやすくなっていくと思うんです。
ーー これまで生理で困ったことはありましたか?
私は小学生のときに周りの子たちより成長が早かったので、初潮も早くて、嫌な思いをたくさんしてきました。小学生のころから生理痛が強くて、ナプキンがズレて漏れることもしばしば....でも当時は、生理だからといって授業を休める雰囲気もなかったですし、母親も小さい兄弟たちの子育てに追われていたので相談することもできず、我慢するしかなかったです。
出産後はピルを使うようになり、生理中もだいぶ楽になりました。それでも、生理がきたときには、インストラクターは仕事柄、脚を開くこともあり、いつも憂鬱な気分でした。
ーー maiさんは、ヨガのインストラクターの先輩から勧められて月経カップにトライされたとのことですが、ディーバカップの使い心地はどうでしたか?
最初の生理では、いつもより経血量が少なかったせいか少し入れにくい感じがあったのですが、2回目の生理では、経血量がけっこうあったのでスムーズに挿入できました。
ただ、初めてカップを取り出すときに、ステムを思いっきり引っ張ってしまい、腟が引っ張られるような違和感があって....さらに、勢い余ってカップをトイレに落としてしまったんです、笑。でも、感覚的に、これは自分の使い方が間違っているはずと思い、カップを勧めてくれたインストラクターの先輩でカップユーザーの合津さんのインタビュー記事の内容を思い出しました。
「ステムは引っ張るのではなく、腹圧をかけながらカップの底をつまんで、密着を解除してから引き抜く」これが正しい取り出し方なんですよね。その後はスムーズに取り出せるようになりました!
ーー ディーバカップを使ってみてよかったことを教えてください。
本当に、生理を忘れるくらい快適に過ごさせていただいています!実はディーバカップにトライした次の日に、子どもを連れて家族で八景島シーパラダイスに行ったのですが、カップのおかげで1日中思い切り楽しめたことに感動しました。今までだったら生理中に外出するなんて、億劫でしかなかったので。
日常では、ナプキンのゴミを捨てる、ナプキンを買いに行く、などの面倒なことが一切なくなって、本当に楽になりました。また、カップは自分の経血量を把握できるので、自分の身体と向き合あえるアイテムというのもうれしいです。生理ケアの選択肢が増えて、最高の気分です。
いいことだらけの月経カップなので、バスケットボール部に所属している中学生の娘にも、タイミングを見てカップも勧めてみたいと思っています。親子でカップが使えたら、家族旅行の計画が立てやすくていいですよね!
ーー 吸水ショーツのエヴァウェアはどんなところが気に入っていますか?
ナプキンを使っていたころはズレるのが心配で、生理中は脚を開く動きを減らしていたのですが、エヴァウェアは伸縮性とフィット感、そしてカバー力もあるので、とても動きやすいんですよね。「これはいい!」と思い、すぐに買い足しました。私は、経血量が少ない日には、エヴァウェアだけで過ごすことが多いです。
ーー これから月経カップや吸水ショーツを使ってみようかなという人へメッセージをお願いします。
「人生変わるよ!」って言いたいです。月経カップや吸水ショーツでPMSや生理痛が消えるわけではありませんが、漏れや蒸れやにおいなどの生理の悩みはすべて解決してくれます。月1の憂鬱な気持ちが半分になるだけでも、かなり心地いいですよ。
月経カップは、出産経験がある人や、ヨガをやっていて骨盤底筋の動かし方をよく知っている人には、特に使い方のコツをつかみやすいだろうと思います。気になっている人は、ぜひ一度使ってみてください。聞きたいことがあれば、お気軽にお声がけくださいね。
ーー 今後の夢や目標をお聞かせください。
私の夢は、今までもこれからも、ヨガの先生たちの先生になることです。
自分の生き方を変えてくれたヨガを、自分だけのものにはしたくはありません。でも自分ひとりで広めていくには限界があります。なので、私と同じ思いを持って、それを伝えてくれる先生たちを育てていきたいと思っています。
特に、これからはもっとヨガの哲学を勉強して、誰でもちょっと生きるのが楽になるヨガの思想を、広く伝えていきたいです。
プロフィール
maiさん
『ヨガ×好きなこと=笑って過ごす』をモットーに、誰かの好きなことに目を向けて、ヨガに触れる機会を広めています。ヨガとの出会いは介護福祉士として働き、家事も子育ても手を抜く事が出来ず体調を崩した時期。ヨガを続けることによって心身が安定することを体感し、生きづらさを感じているかたへヨガの魅力を伝えたいという思いで、インストラクターの道へ。ココロとカラダをゆるりとほどく柔らかいヨガで、日常を心地良くするお手伝いをしています。
Instagram:@mai_laugh_yoga