生理カップにはサイズがある。初めての生理カップのサイズの選び方とは?

2018.07.28

生理カップ(月経カップ)にはスモールやラージなどのサイズが選べる製品が多数あります。なぜなら、私たちの身体は、年齢、経血量や生理周期、出産経験の有無などによって異なるからです。

私がおすすめするエヴァカップとスーパージェニーもそれぞれ2種類のサイズがあります。今回は、それらのサイズの違いと、自分の身体やライフスタイルに合ったサイズの選び方についてご紹介します。

 

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生理カップのサイズについて

エヴァカップ

ではまず初心者でも挿入しやすく、取り出しやすいエヴァカップからサイズの比較をしていきましょう。

生理カップのサイズ

エヴァカップ スモール(サイズ1)

生理カップのサイズ

容量は30ml。
今回ご紹介するカップの中では最も容量は少ないですが、他のブランドと比べると大きめの部類に入ります。

容量の30mlは、経血量がふつうの人の2日目の量くらいなので、スモールでもこれくらいあると長時間つけられるというカップのメリットを感じられると思います。

さらに、エヴァカップ はスリムなV字型であることとカップ本体がやわらかいため、挿入と取り出しがしやすいです。

初心者の方には、エヴァカップ のスモールからトライしてみることをおすすめします。

エヴァカップ ラージ(サイズ2)

生理カップのサイズ

容量は37ml。
各部位のサイズを数字だけで比較すると数ミリの違いしかないためあまり変わらないように思いますが、実物を見てみるとやはりスモールとは明確に違うことがわかります。

容量がスモールより7ml(平均的な経血量の少ない日の量)多いため、経血量が多い方でも長時間つけられる安心感があります。

サイズが大きくなったとしても、挿入しやすく取り出しやすいというエヴァカップの最大の特徴は変わらないため、心配することはありません。

スモールで挿入や取り外しに慣れた方や、初心者だけど経血量が多いのでスモールでは不安という方にぜひおすすめします。

スーパージェニー

それでは次に、たっぷりの容量と漏れにくさ、長時間使用に優れたスーパージェニーのサイズを比較していきます。

生理カップのサイズ

スーパージェニー スモール(サイズ1)

生理カップのサイズ

容量は32ml。
各部位のサイズを数字だけで見るとエヴァカップのスモールとほぼ同じですが、カップ本体の長さはエヴァカップの方が若干長くなっています。容量はエヴァカップのスモールよりも2ml多い32ml。

ステムに近くほどスリムになっていくV字型のエヴァカップと比べて、スーパージェニーはふっくらと横幅のあるベル型のため、その分溜められる経血の量が多い構造です。

初心者だけど、経血量が多くて漏れることが心配という場合はエヴァカップよりもスーパージェニーのスモールをおすすめします。実は、エヴァカップ よりスーパージェニーのほうが本体がやわらかいため、小さく折りたたみやすく挿入しやすいと思います。

スーパージェニー ラージ(サイズ2)

生理カップのサイズ

容量は41.6ml。
なんとスーパージェニーのラージは容量が40mlを越えます。

これは他のブランドにはない容量で、経血量が多い女性からの評価が非常に高いです。

初めて手に取ると、その大きさに圧倒されてしまうほど大きいため、心理的に初心者の方には使用が難しいかもしれません。

容量の41mlは、経血量が多い人の1日目くらいの量です。これだけ容量があると経血量が比較的増える2〜3日目でも安心して長時間使用できます。

したがって、自分のタイミングでトイレに行くことのできない職場で働いている方や経血量が多くて寝ているときにいつもシーツを汚してしまう方におすすめします。

スモールとラージ、実際にどう違うの?

それぞれのサイズのメリットとデメリットについて

それぞれのカップのサイズの違いがわかったところで、自分にはどちらのサイが合っているか、まだよくわからないという方のために、筆者が実際にすべてのサイズを使用し、その使用感から各々のサイズのメリットとデメリットを整理してみました。

筆者の経血量はごく平均的だと思います。生理カップに出会う前はナプキン派でした。日中は21cmの羽なし普通サイズのナプキン、夜は30cmの羽なし夜用ナプキンを使用し、3日目以降は夜も普通サイズのナプキンでも平気な程度です。

ではこれらの情報を参考に、各々のサイズのメリットとデメリットをご覧になり、サイズ選択の参考にしてみてください。

スモール(サイズ1)

<メリット>
・初心者向け。
・経血量が少なめから多めまで幅広く対応可能。量が多い人ほどスーパージェニーがよい。
・生理が終わりかけでも使用できる。

<デメリット>
・経血が満杯に溜まった状態でカップを取ろうとしたときは、あふれてしまう。(カップを折りたたみながら外すため)
・経血量が多い方は、油断して長時間使用するとカップの容量を越えてしまい、漏れることがある。

ラージ(サイズ2)

<メリット>
・挿入さえできればつけ心地はスモールと変わらない。
・経血量が多くても安心して長時間使用することができる。
・スモールと比べて容量がある分、安心感がアップする。

<デメリット>
・その大きさに見た目で圧倒されてしまう。
・生理の終わりかけはやや挿入しにくい。
・大きいので取り出すときに何かが産まれそうな感覚。しかし痛みはない。

自分にぴったりのサイズを選ぼう!

サイズ選択の決め手とは

一般的に出産後や年齢を重ねていくうちに、膣の筋肉は衰えて弾力性がなくなっていくと言われています。したがって、自然分娩での出産経験がある方や30歳以上の方は大きいサイズが適しています。しかし筋力には個人差があるため、必ずしもそのサイズが合うとは限りません。

さらに、子宮頸部の位置によってもおすすめするサイズが異なり、一般的に子宮頸部が低い方は小さめのサイズが適しています。

ではその位置はどのように知ることができるのでしょうか?簡単な方法があります。

膣の中に中指または人差し指を入れてみてください。第二関節まで入れることができなかった場合は子宮頸部が低いといえます。

しかし子宮も生理サイクルによって位置が変化するため、必ずしも毎回同じ位置にあるとは限りません。子宮頸部の位置は生理前や生理中に下がるため、生理の時に位置を確認するのがよいです。

以上のことから、出産経験の有無、年齢、経血量、子宮頸部の位置や膣の筋力などから自分に合うぴったりなサイズを選択しましょう。

それでもまだサイズ選択に迷っている人へ最後のアドバイス

筆者がスモールとラージの両方のサイズを比較してみた率直な感想をお伝えすると、ラージを最初から使いこなすのはなかなか至難の技だと思いました。

筆者はエヴァカップとスーパージェニーのスモールを十分に使いこなしたうえで、今回初めてラージを使用しました。初回は少し緊張して力が入ってしまい、失敗しそうでしたが、すぐに深呼吸をしてリラックスしたら挿入することができました。

朝に挿入し、そのまま夕方まで挿入しっぱなしでも漏れることなく、うっかり挿入していたことを忘れてしまうくらい快適!長距離バスや長時間フライトの際は大活躍しそうな予感です。

個人的にはとても気に入ったのですが、経血量がだんだんと減っていき、ほぼ終わりかけの時には少し使いにくいかなと感じました。

したがって、どうしても決められないという場合はスモールから試してみることをおすすめします。スモールでも容量は十分にあります。

カップの内側には目盛りがついているため、ひと目で自身の経血量を把握することができます。今まで自分の経血量を全く知らなかったのですが、生理カップを使ったことで自分の生理サイクルや経血量を理解するようになりました。そうすれば、生理カップの取り替えるタイミングもわかるようになり漏れる心配がなくなります。

慣れてきたら、生理の始まりと終わりかけはスモール、経血量が増える2〜3日目はラージなどと、使い分けることもできます。

まずは最初の勇気を出して一歩踏み出してみませんか。そして、自分の身体を知ることから始め、自分にぴったりな生理カップとともに快適な生理期間を過ごしましょう!

まずは、生理カップの特徴と使い方についての動画をチェック!

 

 

インテグロ株式会社 アソシエイトディレクター・生理アドバイザー

1990年東京都生まれ。筑波大学大学院人間総合科学研究科体育学専攻、博士前期課程修了(研究分野:体育史スポーツ人類学)。在学中、カンボジアにてスポーツ指導や小学校体育科教育の普及にも従事。

3歳から水泳を始め、高校3年時に全国高校総体400m個人メドレー第3位。約18年間の競技生活を経て引退後、競泳選手として生理と向き合ってきた経験と、途上国生活で満足する生理用品に出会えず苦労した経験から、生理について他者と情報共有することや、生理用品の重要性を感じました。そして生理カップとの出会いをきっかけに、女性がより快適で自由に過ごせるように、そして分野問わず国内外でアクティブに活躍する女性たちをサポートしたいと思うようになりました。日本ではまだまだタブーとされている生理や女性の体についてもっとオープンに話せるような環境をつくっていきたいです。

・愛用の生理カップ:スーパージェニーのスモール(ブルー)

・愛用のサニタリーショーツ :ステインフリーのビキニ(ピンクドッツ)