男の私が生理用品のナプキンを試してみた〜第1話〜

一般的に生理の2日目〜3日目には経血量が多く、痛みや不快感もピークにあると聞きます。

現在、日本には生理のある女性は約1650万人いるため、計算してみると1日に生理のある女性のおよそ5人に1人が生理による何かしらの不快感、痛み、悩みを我慢している状態(個人差がかなりあるとのことですが・・・)ということです。さらに、女性は一生涯で約7年間も生理の状態にあることにもおどろきます。

一体、生理のつらさはどんなものなのでしょうか。

お腹が痛い、蒸れる、かぶれる、イライラする、気持ち悪い、眠い・・・いろいろ聞いたことはありますが、男にはよく分かりません。

家庭や職場で男女間のコミュニケーションをよりよくするためにも、女性の生理のつらさや悩みを本気で知りたいと思い、何か男の自分でも体験できることはないかと妻に相談した結果、46歳の筆者が満を辞して生理ナプキンを試してみることにしました。

その一部始終をご報告します。

実験スタート

私はよく家で料理をします。

この時間は仕事を終え帰宅した後、妻と一緒に今日1日何があったのかお互いに話したり笑ったりリラックスできる私にとっての至福のときです。

昨晩の話題は、私がいつナプキンを試すのかから始まりました。

生理ナプキンを試すことを決断したのは早かったのですが、それをいつやるのかをなかなか決められずにいたからです。

妻に相談したところ、「明日大事な会議があるんだよね?女性は大事なプレゼンだろうと、デートだろうと、温泉旅行だろうと、入試だろうと、生理に当たるんだから、あえてそういうときにナプキンをつけて行ったら女性の気持ちがよくわかると思う。」と言われました。

さすがに会社にナプキンをつけていくのは何かのひょうしにバレたら恥ずかしいと伝えると、妻が「じゃ、まさに今、料理中から夜ご飯を食べる時間はどう?」と提案され、「え??料理中にナプキン?」と一瞬とまどいましたが、「女性は生理中でも料理してるよ。」と妻にさらっと言われ返す言葉もなく、覚悟を決め、まさに女性が夕食を作るというシチュエーションから実験をスタートすることになりました。

生理用品を開けてみる

早速、妻がトイレから箱を持ってきて、「好きなのを選んでいいよ。」と何種類かの生理ナプキンを見せてくれました。

羽つき、羽なし、夜用、昼用・・・???一体、羽って何??

とりあえず、昼用羽つきを選択。人生で初めて触れるナプキン。

おそるおそる封を開けてみると、どっちがどっちなのか方向がわからずとまどいながら、そっとシールを剥がす・・・

男が生理用ナプキンを試す生理用ナプキンの開け方 羽根つきナプキンの付け方

ベタベタしている面がパンツに貼り付ける面だと初めて知る・・・パンツに貼る位置を妻に確認してから、トイレに入りいよいよはめてみる。

いざ、装着

パンツを下ろし、生理ナプキンを丁寧に貼り付ける。ズボンをあげてずれていないかお尻を確認し準備完了。

おっと、生理ナプキンの袋がガサガサいうので、外出先のトイレでは女性はその音も気になるなんて言っていたから、そっとビニール袋を折りたたみ、トイレから出て、キッチンに戻る。

パンツとの間で若干の隙間ができるのは確かに違和感があるが、思ったほどゴワゴワしないし、これなら意外といけるかもしれない。屈伸したりストレッチしてみたりしたが、装着感は悪くない。さすがユニチャームの生理ナプキンはサラサラなんとかっていっぱい宣伝してるだけあると納得。

ところが、そんな私に妻から冷たい一言。

「乾いた状態でつけていてもリアリティがないよね。血の代わりに水を垂らしてみる?水だとサラサラすぎるかな・・・」

むむむ、どろっとした経血を再現???なら、ケチャップとかどう???お肌に悪いかな?もし漏れたらお気に入りのズボンにケチャップがしみちゃうよ。

妻いわく、「そういうことをいつも女性はいつも気にしてるんだよ〜」

そうだ、ぬるま湯に片栗粉を入れて溶かしてトロトロにしよう!いいアイデアだ。

透明だし、片栗粉だったら肌がかぶれることもないだろうし、すぐに洗って取れそうだ。

とろみを投入

男がとろみ付きの水を含んだ生理用ナプキンを試してみた

キッチンでぬるま湯に片栗粉を入れてとろみのある液体を作り、準備オッケー。

 

20mlほどを生理ナプキンの中心に流した。

またたく間にシート表面はいっぱいに。

すぐにもれそうだけど、ここで躊躇してはいけない。

強引にズボンを上げてしっかりとお尻を抑える。

おおおお、やばいやばい。

これははみ出るよ。漏れちゃうよ。

生暖かくて体験したことのない不快感。

初めて生理用ナプキンをつけた男

 

ヌルヌルとした感触で漏れないかどうかを気にしながら、がに股気味でそろそろとキッチンに戻り、料理を再開した。

まるで料理に集中できない。

常に人生で体験したことのないヌルヌルとした不快感が意識を邪魔する。

大きな動きをしないように、ゆっくりとできあがった料理をお皿によそいテーブルに向かう。

私にとっての至福のときである料理の時間が悪夢の時間になってしまった。

 

男の私が生理用品のナプキンを試してみた〜第2話〜に続く・・・

 

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