#私とヨガと月経カップ 【ヨガインストラクター Miiさん】がんばりすぎる自分を手放し、もっと楽に自分らしく生きていく
2023.04.12オーガニックライフTOKYO 2023への出展に合わせたインタビュー企画「#私とヨガと月経カップ」。それぞれのヨガライフと生理の悩み、月経カップとの出会いのストーリーを集めました。
今回は、千葉県鎌ケ谷でプライベートヨガサロンをもつヨガインストラクター&整体師のMiiさんにお話を伺いました。月経カップを使いはじめて、生理中もご機嫌になり、生理をポジティブに受け入れられるようになったそうです。
愛用中の商品:ディーバカップ、スーパージェニー、エヴァウェア
ーーヨガを始められたきかっけは何だったのでしょうか?
はじめは、「きれいになりたい!スタイルよくなりたい!」という思いから、近所にできた溶岩ホットヨガに気軽な気持ちで行ったのがきっかけです。せっかちな性格なので、スローな動きのヨガは性に合わないだろうと思っていたのですが、最後のシャバアーサナのときに今まで味わったことがないような充実感に包まれたんです。たった1回のヨガの体験で、生まれ変わったような感覚になりました。
実はそのころ、全く食欲がなくて数日間で激痩せしていたのですが、それを危険サインとは感じず、「体重が減ってラッキー!」としか思っていませんでした。ヨガを受けたことではじめて、仕事ですごくストレスを抱えていたことに気がつきました。
女性って本人に自覚がなくても、「女性として」「妻として」「母として」こうあるべきという固定観念のために、自己犠牲を当たり前としてがんばっている人が多いと思うのです。「そんな女性たちががんばりすぎる自分を手放し、もっと楽に生きやすくなるために、この素晴らしいヨガを伝えていきたい」と思い、初めてヨガを受けたその日に指導者になることを決めました!
そこからは、朝から晩までみっちり1ヶ月ヨガを学び、その後も、セロトニンヨガやインサイドフローなどさまざまなヨガのスタイルを学び続けながら、指導を行っています。
ーー月経カップとの出会いを教えてください。
月経カップの実物を見たのは、2022年のオーガニックライフTOKYOのインテグロさんのブースでした。以前からテレビなどでも見かけて気になっていたので、やっと出会えた!という感じで、スタッフの方に選び方や使い方をじっくり聞いて、ディーバカップを購入しました。
ーー実際に使ってみてどうでしたか?
初回は入れるのも取り出すのも少し痛みを感じたのですが、インテグロさんのYouTubeなど見て数回でコツをつかんで、すぐに快適に使えるようになりました。
私が月経カップを使って最初に感動したことは、お股に温かさを感じたことです。これまで職業柄、トイレに頻繁に行けないことが多く、濡れたナプキンを長時間つけていたためか、気づかないうちにどんどん冷やされていたのでしょうね。カップを使って生理用品が肌に触れることがなくなったことが、本当に心地よかったのだと思います。
私が月経カップに出会ったのは、40代になって生理が変わってきたころでした。急に量が増えて漏れてしまったり、周期が不規則になっていつ生理がくるかわからなかったりして困っていました。カップを使ってからは、レッスン中にモコモコした夜用ナプキンをつける必要もなくなったのでウェアに響く心配がなくなりました。カップで自分の経血量も把握できるようになったので、安心して過ごせています。
また、私はヨガをはじめたことでPMSが以前より楽になったと感じていましたが、さらに、月経カップを使いはじめたら、生理がいつはじまるかわからないくらいにPMSがなくなったことにおどろきました。
ーーディーバカップの他に、スーパージェニーや吸水ショーツのエヴァウェアも使われていますよね?どんなふうに使われていますか?
はい!月経カップは、多い日や寝るときは容量の多いスーパージェニー、経血量が減ってきたらディーバカップ、と使い分けています。エヴァウェアは、やはり経血量が多い日に、月経カップと併用しています。
エヴァウェアは吸水ショーツぽくなくて、まるで普通のパンツ!なのに、機能性もバッチリで本当にありがたいです。生理が始まりそうな日や終わりかけのときはエヴァウェアだけで過ごすこともあります。
月経カップのリセットのタイミングは、私の場合は、2日目、3日目は日中に1回リセットします。それ以外の日は、朝つけて夜までつけっぱなしで大丈夫なので、日中は生理から完全に解放されています。ディーバカップとエヴァウェアがあれば、何も怖くないですね!
ーー今まさに月経カップや吸水ショーツが気になっている人にメッセージをいただけますか?
案ずるより産むが易しです!新しい体験への不安な気持ちは私もよくわかります。でも、実際にトライしてみると、意外と何でもなかったりします。私は一歩踏み出したことで、快適な人生を送ることができるようになりました。「ナプキンを買わなきゃ」「今日くるかも」「漏れてないかな」のような不安や心配事を手放すことで、脳の容量を別のことに使えるようになります。
今まで私にとって生理は疎ましい存在だったのですが、月経カップを使ってから生理の不快感やわずらわしさがなくなったので、生理中もご機嫌でいられるようになりました。ご機嫌になると家族にもやさしくできる。そして、家族も職場や学校で周りの人にやさしくできる。最近思うことは、「女性が幸せでいることが世界平和につながる」ということです(笑)。
月経カップや吸水ショーツは、ヨガと同じように、女性がご機嫌でいられる選択肢のひとつだと思います。ぜひみなさんに一度使ってみてほしいです。
ーー今後の夢や目標を教えてください。
ヨガを教えはじめて気がついたことは、私自身も含め、骨格や筋肉の構造など自分の体の仕組みについて意外と知らないということです。知識がないために、体に不調を感じているときに、いきなりジムに行ってみたりヨガを始めてみたりして、それが痛みを助長させたり怪我につながったりということもあります。
そこで、もっと体の仕組みについて学びたいと思い、2年前に整体の勉強をはじめました。自分の体のことを知らないと正しい対策はできません。生理も同じですよね。もっと体について学べる機会をつくって、みんなで情報を共有して知らないことを補って、「自分の体を知っている」ことをスタンダードにしたいです。そのうえで、自分が心地いいことを自分で選択できる人が増えれば、みんながもっと生きやすい世の中になると思うんです。
プロフィール
ヨガインストラクター Miiさん
2016年、ストレスによる体調不良をきっかけにヨガを始める。レッスン後の何とも言えない爽快感と充実感にすぐにヨガの虜になり、世界中の人にヨガを広めたいと指導者の道を選ぶ。2021年、整体師になるための勉強を始める。現在は整体師兼ヨガインストラクターとして千葉県鎌ヶ谷市のプライベートサロンを中心に関東のヨガスタジオでも活動中。Miiさん Instagram
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