#私とヨガと月経カップ 【ヨガインストラクター 小中千恵さん】いつでも自分だけのほっとする時間がつくれるのがヨガの魅力
2023.04.11
オーガニックライフTOKYO 2023への出展に合わせたインタビュー企画「#私とヨガと月経カップ」。それぞれのヨガライフと生理の悩み、月経カップとの出会いのストーリーを集めました。
今回は、オーガニックライフTOKYOでも講師を務める、ヨガインストラクター＆子育て中の小中千恵さんにお話を伺いました。月経カップとの出会いのきっかけは、出産後の生理のお悩みだったそうです。
愛用中の商品：エヴァカップ
ーーヨガをはじめられたきっかけを教えていただけますか？
元々ダンスとミュージカルをやっていたんです。そのときに、劇団のカリキュラムのひとつにヨガがあって、ダンスのコンディショニングの一部として、ストレッチの延長のような気持ちでやってはいたのですが、当時はあまり興味がありませんでした。それよりも、ダンスでいかに美しくかっこよく見せるかということに没頭していました。
あるとき、怪我をしてダンスができなくなったときに、少しでも体を動かせるものとしてヨガをやってみようと思いヨガ教室に行きました。今まで誰かに見せるという目的で体を動かしてきたのですが、ヨガは誰に見せることもなく自分が気持ちいいように動いていくだけなんですね。初めてダンスとは違うよさに気がついたんです。自分の外ではなくて内側を見ていくものというダンスとは真逆の感覚がすごく新鮮で、雷に撃たれたような衝撃を受けました。
その1年後くらいには、私が体験したヨガのよさをみんなに伝えたいと思うようになり、アンダーザライトの指導者養成コースを受け、ヨガの指導を始めました
ーーヨガではどんなことを伝えたいと思っていますか？
ヨガの魅力は、ヨガマット1枚のスペースがあればどんなに狭い場所でも、毎日少しずつ自分が落ち着ける時間を作れることです。自分自身がヨガを始めたとき、ついつい周りの人と比べてしまって疲れてしまうことがあったのですが、そこから解放されたときに、気持ちが楽になれたんです。なので、今はヨガでは「人と比べない」「がんばりすぎない」「自分のペースでOK」ということをみなさんに伝えています。
ーー月経カップを使い始めたきっかけは何だったのでしょうか？
2017年の出産後に生理が戻ってきたときに、生理中に小さい子どもと一緒にお風呂に入るのは大変すぎると思ったんです。何かいい方法はないかなと探していたときに、月経カップというものがあることを知り、興味津々で試してみました。
私の場合は恐怖心よりも楽になりたい！という気持ちが強かったからか、慣れるのも早くて、その快適さに本当におどろきました。すぐに別の月経カップも使ってみたいなと思っていたときに、たまたま2019年のオーガニックライフTOKYOのイベントに遊びに行ったら、インテグロさんが出展していて、実物を見て選べる！とかなりテンションが上がったことを覚えています、笑。
そのとき、スタッフの方に相談したら丁寧にアドバイスをしてくれて、エヴァカップを選びました。自分の分だけでなく、姉と妹にも勧めたくて3つ買いました。もちろん、姉も妹もとても気に入ってくれて3姉妹でずっと愛用しています！使用して4年目になりますが、カップの状態も買った当時と全く変わらなくて、品質のよさも実感しています。
ーー「快適さ」以外で、月経カップを使ってよかったと思うことはありましたか？
はい！まずは、ナプキンの使用量が激減したことです。月経カップを使ってから、経血量の多い最初の3日間だけ、万一漏れたとき用に、月経カップと併用して薄いナプキンを使っていますが、それ以外はほぼ使わなくなりました。
ナプキンを使わなくなったことで、トイレの中のサニタリーボックスもなくなりました。あのボックスの存在はあまり好きではなかったので、なくなってスッキリしました。
それから、ヨガウェアって薄くて体にフィットしているものが多いので、下着の線が響くのがけっこう気になるのですが、月経カップなら、生理中でも普段のショーツをはけるのがいいですね。
また、趣味でマラソンもしているので、普段からよく走っているんです。以前は汗をかくとナプキンがベタベタしてかなり不快だったのですが、カップなら生理用品をつけている感覚が全くないので、生理中でもいつもと同じように気持ちよく走ることができるんですよね。
他にもいろいろメリットはありますが、とにかくすごく楽になるので、もし今月経カップが気になっている人いたら、まずはぜひ一度使ってみてほしいです！特に小さいお子さんがいる人には強くおすすめしたいです。生理中、子どもと一緒のお風呂のときに、自分の経血の心配をする必要がなくなるので、少し余裕がうまれると思います。
ーー「生理」に対して思うことがあれば、ぜひ教えてください。
いまだに生理って隠したくなったり、あるいはやたらと神聖視されたり、何かフィルターをかけて見られがちだなと感じています。実際には、特別なことではなく、私たちの体の生殖機能のひとつの現象ですよね。正しく理解して、より楽に過ごせる人が増えるといいなと思っています。
ーー今後の夢や目標を教えてください。
自分自身もヨガを続けながら、これからもヨガの魅力を伝えることをずっと続けていきたいです。新しいことを生活に取り入れることは、最初は少し勇気が必要かもしれませんが、まずは気軽な気持ちで、自分が心地よくてほっとする時間をつくりにきてほしいです。
プロフィール
ヨガインストラクター 小中千恵（こなかちえ）さん
ダンスやミュージカルのパフォーマーとして活動しているなか、膝の不調からヨガを本格的に始める。「見せる」を目的としたパフォーマンスと「じっくり感じる」ヨガの違いに驚き、練習していくごとに生まれていく安心感に魅了される。肉体をケアすることができるだけでなく、安心感をもたらすヨガの魅力を周りの人に伝えたいという思いから現在はさまざまなスタジオで指導。アンダーザライトヨガスクールの指導者養成コースではティーチングアシスタントを務める。2017年７月第一子出産。自身の妊娠、出産、育児の経験からヨガを伝えている。小中千恵さん Instagram
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