#私とヨガと月経カップ 【ヨガインストラクター 角田久美子さん】身体の内側から美しく年を重ねていく女性をサポートしたい
2023.04.13オーガニックライフTOKYO 2023への出展に合わせたインタビュー企画「#私とヨガと月経カップ」。それぞれのヨガライフと生理の悩み、月経カップとの出会いのストーリーを集めました。
今回は、産後や更年期の女性をサポートするヨガインストラクターの角田久美子さんにお話を伺いました。ネガティブなイメージばかりだった月経カップが、今ではなくてはならないアイテムとなったそうです。
愛用中の商品:スーパージェニー、エヴァウェアコットン
ーーヨガをはじめられたきかっけは何だったのでしょうか?
昔から体を動かすのが好きで、ホットヨガにハマったり、ダンスを習ったりしていましたが、妊娠を機にマタニティヨガをはじめました。たまたま、出産する病院がフリースタイル出産(分娩台の上にとらわれず、自分の好きな姿勢で産むこと)を推奨していたので、ヨガの先生のアドバイスを受けて、畳の上で四つん這いの姿勢で出産することを選びました。このときに、ヨガの呼吸法がとても役立って、出産が全然苦しくなかったことにおどろきました。
その後、2人目を出産したのですが、小さな子どもを2人抱えての仕事と育児の両立が想像以上に難しくて、心も体も疲れきって仕事をやめました。そしたら、ますます気持ちが落ち込んでいってしまって....まさか自分が産後うつになるとは想像していませんでした。
そこで、なんとか時間をつくって近所のヨガスタジオに通いはじめました。すると、だんだんと気持ちが軽くなっていくのがわかりました。週に2回ほど60分間、自分と向き合い、自分のための時間を過ごすことで、元気を取り戻していきました。
あらためてヨガの素晴らしさを実感して、私と同じように、子どもや家族、仕事のためにがんばりすぎているママたちをサポートしたいと思うようになり、ヨガ指導者の道を目指すことを決めました。現在、自分自身も40代になり、産後だけでなく更年期の不調が少しでも楽になるようなヨガも教えています。
ーー月経カップとの出会いを教えてください。
月経カップの実物を見たのは、昨年オーガニックライフTOKYOのインテグロさんのブースに立ち寄ったときでした。以前から月経カップの存在は知っていたのですが、これを腟に入れることをイメージすることができませんでした。2人も出産しているのに、挿入するのも怖いし、お手入れも面倒だろうな、衛生的に大丈夫なのかな....と、今考えたら勝手にネガティブな想像ばかりしていました。
でも、そのとき一緒にいたヨガインストラクターの友達が、興味津々でスタッフの方にたくさん質問していて、それを聞いているうちに私もだんだん使ってみたくなってきて...「このタイミングを逃したら後悔しそう」と思い、ついに購入しました。経血量が多めなので、容量の多いスーパージェニーを選びました。
ーー実際に使ってみてどうでしたか?
ブースで月経カップの折りたたみ方から取り出しの方法まで詳しく教えてもらっていたので、全く問題なく使えました!一歩踏み出すまではあんなに不安だらけだったのに。勇気を出して使ってみて本当によかったです。
インテグロさんのプレゼントキャンペーンでエヴァウェアコットンをいただいたので、生理がきそうな日や終わりかけには吸水ショーツのみで過ごすことが多いです。月経カップと吸水ショーツを使いはじめてから、ナプキンは全く使わなくなりましたね。
ーー月経カップを使ってよかったことはどんなことですか?
特に夏は、ナプキンをつけていると蒸れやにおいが気になってストレスを感じていましたが、月経カップだと肌に触れるものが何もないので、その悩みはすっかりなくなりました。
それから、子育て中は、外出するときにおむつにナプキンが加わると荷物がかさばって大変なのですが、月経カップだと持ち歩く生理用品が不要なので本当にありがたいです。
先日、生理中に飛行機に乗ったのですが、カップを使用していたので全く心配がありませんでした。
このような小さな不快感やわずらわしさがなくなることで、生理期間がストレスフリーで過ごせるようになりましたね。
もし、月経カップが気になっている人がいたら、ぜひ勇気を出して一歩踏み出してみてください。踏み出した人だけが体験できる心地よい生活が待っています
ーー今後の夢や目標を教えてください。
日本人の平均寿命は伸びていますが、最後の10年は寝たきりになったり、尿もれだけでなく自分で排泄できなくなったりという実態があります。この大きな理由が、骨盤底筋の衰えだそうです。女性が最後まで自分らしく楽しく生きる健康寿命を実現するために、現在、骨盤底筋について勉強しています。
実は、もうすぐ夫の仕事の関係でフランスに移住する予定です。フランスは骨盤底筋ケアの先進国といわれ、産後の骨盤底筋ケアは当たり前だそうです。フランスに行ったら、骨盤底筋のことをしっかり学んで、帰国後にぜひみなさんに還元したいと思っています。
プロフィール
ヨガインストラクター 角田久美子(つのだくみこ)さん
神奈川県出身、2児の母。妊娠を機にマタニティヨガに出会い、体と心の大きな変化もヨガによって安定すると実感。第二子妊娠中に仕事と育児で心のバランスを崩したことをきっかけに、より深くヨガを学びたいと思い指導者養成コースを受講。ヨガを通して育児による体の不調が楽になり、心が少しでも軽くなりリフレッシュできる空間を作っていきたい。くみヨガ Instagram
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