おすすめの生理カップは?形、サイズ、使いやすさを比較してみた。

2018.07.28

ナプキンでもない、タンポンでもない、新しい生理用品「生理カップ(月経カップ)」。

その種類とブランドは世界にはいろいろあります。どれも形やサイズ、特徴が大きく異なるため、どのカップが最も使いやすいのかがなかなか分かりません。
そこで今回は5つの生理カップを実際に使って比較してみました。
カップの特徴、手に取ったときの第一印象さらには使ってみた感想などを細かく解説したうえで、おすすめの生理カップを紹介します。
生理カップの購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

月経カップ

生理カップには種類がいろいろ!それぞれの特徴と使ってみた感想を一挙ご紹介!

日本ではまだまだ認知度が低い生理カップですが、アメリカやヨーロッパ諸国ではすでに個性あふれるさまざまなカップが製造•販売されています。

どれも形や大きさ、触り心地などが異なり、一体どのカップが自分に合っているのか分からない!という方のために、現在日本国内で医療機器として正式に販売されている5種類のカップを比較してみました。

比較したカップ

今回比較した生理カップは、スクーンカップ 、メルーナ、エヴァカップ 、スーパージェニー、ローズカップです。それぞれ、製造している国やカップの形、容量や素材が異なります。

では、一つずつその特徴と使ってみた感想を整理して紹介していきます。

 

スクーンカップ(Sckoon Cup)スモールサイズ

スクーンカップ(Sckoon Cup)スモールサイズ(amazonより)

スクーンカップはアメリカで製造されている医療用シリコーン100%のカップ。

パッケージには大きく「Your period will be breeze」(あなたの生理を快適に!)と書いてあります。

カラフルなパッケージのため、お店にあったらつい手にとってしまう、そんなデザインです。

容量は23ml、スクーンカップは尻尾部分(以下:ステム)が長めに作られているのが大きな特徴です。

リム(縁)とカップ本体が他のカップよりかなり肉厚なため、挿入時に小さく折りたたみ、その状態を指で保持するのに力が必要でやや苦労しました。

使ってみた感想は、容量がやや少ないために量が多い日の漏れへの心配が尽きませんでした。

実際、漏れることはありませんでしたが、こまめに付け直す必要があり、長時間の使用には向いていないように思います。

長いステムは引っ張るとかなり伸びるため、爪を立てたらすぐにちぎれてしまいそうでした。
ステムが伸びるとカップは取り出しにくいと感じました。

少し極端ですが、もしタンポンの紐がゴムだったら取るのが難しそうですよね?まさにそんな感じです。

結局私はステムの根元を持ってカップを取り出していたため、個人的にはステムが長い=取り出しやすいとは特に思えませんでした。

ステムで重要なのは、長さではなく、強度なのではないでしょうか。

 

メルーナ(Me Luna)ソフトタイプ

メルーナ(Me Luna)ソフトタイプ(amazonより)

メルーナはドイツで製造されており、TPE(熱可塑性エラストマー)という素材で作られています。

TPEはシリコーンより安価なゴムに近い素材で、環境によってゴムであったりプラスチックであったりする性質を持つ樹脂のことで、ゴムとプラスチックの中間的なものです。

袋を開けると使い方や洗い方、保管方法や注意点などを細かく記載されたパンフレットが入っていて初心者向けの印象があります。

容量はスクーンカップと同じく23mlと容量は少なめ。

ステムがリング型になっているので、そのまま引っ張ることもできますし、付属の紐を結んでおけばタンポンのように取り出せるため安心感があります。

挿入することに抵抗がある方が多いと予想し、今回はソフトタイプを選択しました。

そのやわらかさで手に取ったときは「これなら、無理なく挿入できそう!」という安心感がありました。

しかし、実際に挿入すると折りたたんだ状態からカップを開かせるのがとても難しく、それが原因でたびたび漏れてしまうことがありました。

挿入時にカップを完全に開かせようと何度もやり直しているうちに痛くなることもありました。

カップ全体がやわらかいと小さく折りたたみやすく入れやすいため初心者には安心感があるのですが、実はふにゃふにゃとやわらかすぎると膣内でパッとうまくカップが開かず苦労するかもしれません。

また私のようにスポーツをする人は、激しい動きをした際にカップがつぶれて漏れてしまう心配がありそうです。

 

エヴァカップ(EvaCup)スモールサイズ

 月経カップ
エヴァカップ(EvaCup)スモールサイズ

エヴァカップはアメリカで開発・製造されています。

身体への安全を第一に考えて医療用シリコーンを100%使用、さらにFDA(アメリカ食品医薬品局)の認証も受けているので非常に高品質です。

挿入しやすく取り出しやすい形状のため、生理カップの初心者におすすめの製品。

また7色のカラーバリエーションがあるので自分の好きな色を選べるのも楽しいです。

容量は30mlでスクーンカップ とメルーナの2つに比べると容量は多め。

見た目はやや大きいと感じますが、カップ本体はほどよくやわらかく、リム(縁)がほどよく弾力性があるためか、挿入と取り出しはスムーズで、痛いと感じることはありませんでした。

ステムは短め、引っ張ってもと伸びてしまうことがなくしっかりしているので、外す際に力を入れやすく、多少爪を立ててもちぎれるような心配もありません。

容量が十分にあるので、量が極端に多い日でなければカップのみで長時間使用しても漏れることはありませんでした。

日中忙しく何度もトイレに行けない方や、経血量の多い方には、カップを選ぶ際にこのくらいの容量は最低限必要だと思います。

 

スーパージェニー(Super Jennie)スモールサイズ

月経カップ
スーパージェニー(Super Jennie)スモールサイズ

「生理中の女性を救う!」というスーパージェニーのキャラクターが描かれたアメコミ風のパッケージが私は好きです。

エヴァカップと同様アメリカ製、医療用シリコーンを100%使用しています。

生理カップ生理カップ

容量は32mlと、これまで紹介してきたカップの中で最も大きいのが特徴です。
経血量が多い2〜3日目や、常に子宮筋腫などにより経血量が多く漏れで悩んでいる方、長時間使用したい方に絶対おすすめです。(容量41mlのラージサイズもあります)

ころっとしたベル型のため、初めて手に取ったときは、「これが入るの?!」と心配になるほど大きいと感じましたが、使ってみると本体がかなりやわらかいため、エヴァカップと同様に挿入しやすく、さらに取り出しやすかったです。

リム(縁)は、ほどよくやや固めの素材のため、折りたたんで挿入した後は反動で勢いよくカップがパカっと開いてくれます。

これなら、カップがうまく開かないために漏れてしまうということがありません。

容量が大きいにも関わらず、違和感や痛みはなく、挿入してしまえば普段と同じように過ごすことができました。

また、丸みのあるベル型のためか膣内でのフィット感が非常によくて思った以上に快適でした。

そのため、うっかり最大時間の12時間付けっ放しのこともあり、慌ててトイレに駆け込んだこともありました。

ステムは短く、伸縮性はややありますが、表面に凹凸がついていることで取り出す際の滑り止めのような役割を果たしてくれます。

 

ローズカップ(Rose Cup)


ローズカップ(Rose Cup)(ローズカップウェブサイトより)

ローズカップは現在唯一の日本製の生理カップです。

当然ですが、説明がすべて日本語のため、他の輸入製品に比べるとパッケージを見た瞬間の安心感がありました。

これまで紹介した生理カップの中で最も小さく、容量は18ml。

サイズが小さいということで、カップ初心者にはなんとなく気持ち的に受け入れやすいのは理解できます。

リム(縁)の内側には漏れないように内羽がついているのが他の製品にない特徴です。

ステムは細くて短く、伸縮性はほとんどないため、細い割にしっかりした作りになっています。

ただ、実際に使ってみるとカップが小さすぎるため、折りたたみにくく、さらに挿入している途中でカップが開いてしまい、なかなか正しい位置まで行き着くことができませんでした。

私の手が大きいこと(昔から言われる)が原因なのか、生理カップの扱いには慣れているはずでしたが、今までで最も挿入に苦労し、何度も繰り返すうちに痛くなってしまいました。

経血の量が普通の日に使用しましたが、なかなか奥まで挿入できなかった分違和感がずっと残りました。

そして、やはり気になるのは、18mlという容量です。

この容量では長時間使用には耐えらるのか不安があり、生理カップ自体のメリットが半減してしまいそうです。

こちらのカップは欧米の女性に比べて小柄な日本人向けに作られたということですが、そもそも本当に膣のサイズは人種によって違うのかな?と思い、産婦人科の先生に確認してみました。

先生の回答は、「膣のサイズについては日本人の勝手な思い込みで、実際には個人差はあっても人種の差はまずないです!」とのこと。

詳しくは、ぜひの記事:生理カップの選び方 間違いやすい4つのポイント も参考にしてみてください。

 

比較した結果を発表。本当におすすめの生理カップとは?

今回5種類の生理カップを比較し、その特徴や使ってみた感想を紹介してきました。

大きさや素材、ステムの長さや強度、形や容量などに特徴があり、それぞれによい面わるい面がありました。

その中でも、生理カップを使う際に一番必要なポイントである、漏れにくい、挿入しやすい、取り出しやすいという3点を満たした2つのカップをおすすめします。

おすすめの2製品

5種類のカップを比較した結果、おすすめしたいカップは「エヴァカップ」と「スーパージェニー」の2つです。

どちらも他の3種類のカップと比べて容量が多く、最初は見た目でやや圧倒されてしまいますが、最初の恐怖心を拭い去ることができれば、一番使いやすく快適に生理期間を過ごすことができました。

私自身、慣れるまでの数回は挿入位置が甘く、漏れることもありましたが、2回3回と繰り返していくうちに自分のベストポジションが分かるようになります。

さて、数多くあるカップの中から2つまで絞っておすすめしてきましたが、購入を考えている方はここからさらに、「どちらがいいのだろう??」と悩むのではないでしょうか?

では、あなたに本当に合う生理カップはどちらでしょうか?おそらく多くの方が下記のどちらかに当てはまるはずです。ぜひ参考にしてください。

  • 生理カップ初心者。量の多さよりも、挿入できるかどうかが心配で購入を迷っている方 → エヴァカップ
  • 最初の恐怖心よりも、とにかく経血量の多さに悩んでいる方。長時間使っていたい方 → スーパージェニー

経血量の状況によって使いわけることもできるので、将来的には他製品複数個持ちでもよいと思います。

私の場合は、

  1. エヴァカップを試したら、よかったのでスーパージェニーも試してみた。
  2. 生理始まりと終わりかけの時はエヴァカップ、量が多い2〜4日目はスーパージェニーと日によって使い分けるようになった。
  3. 色違いを買って、その日の気分でどちらを使うか決めるようになった。

この3つの流れは生理カップビギナーから、カップ複数個持ちの現在に至るまでの過程です。

あと少なくとも30年近く生理が続くと考えたらうんざりするし、多少の初期費用がかかっても楽しく生理を過ごせるなら試してみよう!と思ったのがきっかけです。

 

さいごに

今回ご紹介したおすすめの2種類のカップを作った開発者ご自身が長年経血量の多さに悩んでいたそうです。

そして同じように辛い思いをしている女性たちの悩みを解決したいという思いから、研究を積み重ねて誕生したのがエヴァカップとスーパージェニーでした。

このような開発者の想いを知ってからカップを手に取ると、さらにありがたみが増しますよね。

今回ご紹介した生理カップは全てAmazonで購入可能です。

 

まずは、生理カップの特徴と使い方についての動画をチェックしてみて!

 

生理カップ使用歴約1年の梅つま子さんの「生理が来るのが楽しみに!生理カップの特徴、サイズ、使いやすさを比較してみた使用レポ」もおすすめです。

「容量」「サイズ」をはじめ、「装着しやすさ」「漏れにくさ」「はずしやすさ」についてなど非常に詳しく書かれていますので、生理カップ選びの際にぜひ参考にしてみてください。