ママが生理中に子どもと一緒のお風呂。一番ラクな方法とは?
2021.01.14
一日の終わりに、ゆったりとお風呂に入るのは、その日の疲れをとって明日に備えるためにとても大事なことですよね。
好きな入浴剤を入れたり、音楽を聴いたりして、リラックスタイムにしている方もいらっしゃることでしょう。
しかし、乳幼児と一緒のお風呂となると、話は別。
ゆっくり過ごせるはずのお風呂タイムが、子どもの世話に追われ、心身ともに負担の多い、ドタバタした時間になることも…。
ましてや、自分自身が生理のときともなれば、経血の処理や生理用品の用意などで、さらに気が休まらないこともあります。
この記事では、生理中のとき、子どもと一緒に入るお風呂のどういうところが大変なのか、そしてどうしたらもっとラクになるのかを考えていきます。
ワンオペママの子どもと一緒のお風呂とは
まずは、そもそも「子どもと一緒にお風呂に入る」ということがどういう作業になるのかを考えていきます。
ここでは、ママがパパの力を借りず、ワンオペで2~3歳の子どもをお風呂に入れるときのことをイメージしてみます。
準備
- 子どものパジャマおよび自分のパジャマを用意しておく
- (子どもがオムツの場合)子どものオムツを処理する、新しいオムツを用意しておく
一人なら、無造作に服を脱いで、サッとお風呂場に入れそうなものですが、子どもがいればそうはいきません。
子どもがお風呂あがりに着るパジャマを用意し、そして子どもがオムツを使っていれば、脱がせたオムツを捨てる必要があります。
新しいオムツも準備します。
さらに、子どもがお風呂を嫌がる場合も。
お風呂に入りたくない子どもを、あの手この手でなだめたり、あるいはバトルに発展したりして、お風呂に入れるだけであっという間にかなりの時間が経過していることも…。
入浴中
- 子どものおもちゃを用意しておく
- 頭を洗ったり体を洗ったりを嫌がる子どもも。抱っこしたり、落ち着かせたり…。
子どもが滑ったりおぼれたりしないように注意しながらのお風呂タイムです。
子どもを抱えて洗ったり、肩まで温まらせたりすることで精一杯になり、自分がゆったり湯船に浸かる時間は一瞬。
自分の髪や、身体さえ満足に洗えない場合もあります。
お風呂あがり
- 子どものオムツをはかせ、パジャマを着せる。
子どもが走り回ったり、パジャマを着るのを嫌がったりすることもあるので、スムーズに行かないこともよくあること。
お風呂あがりにお漏らしをしてしまう場合もあります。
そういうときは、お風呂の入りなおし、脱衣所の拭き掃除、といった予定外の仕事が発生することも。
自分のヘアケア、スキンケアは、後回しになりがちです。
ママが生理中の子どもと一緒のお風呂とは
このように、そもそもが大変な、子どもとのお風呂。
さて、前項に書いたような状況に「自分の生理」が加わるとどうなるでしょうか。
準備
筆者の場合は、まずは子どもの衣服を脱がせ、それから自分の作業をします。
今、身につけている生理用品は捨てるなり洗うなりして、新しい生理用品を用意する必要があります。
紙ナプキンやタンポンを使っている人は、経血のついたものを、何かにくるんで捨てることになります。
サニタリーボックスが脱衣所になければ、とりあえず外しておき、「あとで捨てる」という作業が発生するでしょう。
踏んだりしないように脇に置いておきます。
そして、外したあとでモタモタしていると、経血が出てきてしまう場合もあるので、この作業は時間との勝負です。
すぐにでも早くお風呂に入りたいところですが、布ナプキンを使っている場合は、できれば外してすぐに、さっと水洗いしておくのが望ましいです。
入浴中
湯船に浸かっているあいだは、水圧の関係で、経血が腟から漏れることはありません。
しかし、洗い場に立つと、経血が伝い漏れしてしまう場合も。
バスチェアに座って洗った場合は、座ったチェアやその周りに経血がついていることもあるので、立ったときにさっとお湯を流しておいたほうがいいでしょう。
お風呂あがり
これも個人差がありますが、お風呂あがりに体を拭くときに、経血がたらりと降りてくることがあります。
すぐに生理用品を身につけたいですが、自分のことを二の次にして、子どもの世話をしていくと、そのすきに経血がどんどん伝ってきて、ももからひざへと降りてくるという経験をした方もいることでしょう。
真っ白いタオルをご使用の方は要注意。
白いタオルに赤い経血の染みがついてしまうことも。
新しい生理用品を身につけた方は、使用済みの生理用品とともに、包装ゴミをきちんと捨てる作業もあります。間違って踏んでしまい、滑って転ばないように……。
布ナプキンユーザーの方は、このあと、経血のついた布ナプキンを洗う手間もあります。
生理用品を準備する野が間に合わない場合、応急的な対処法としては、
-
とりあえずティッシュを当てておく
-
下腹部に力を入れて、経血が出ないようにしておく
-
ナプキンをあらかじめセットした下着を脱衣所に持ち込んでおき、すぐに履く
などのことが考えられます。
しかし、いずれも、準備が必要だったり、うっかり忘れてしまったり、間に合わずに経血が垂れてきてしまったり、お風呂に落としてしまったり…と、いろいろな落とし穴が考えられ、完璧な対応とは言いがたいものです。
子どもの世話に追われ、ノーパン姿でうろうろすることになってしまうことを避けつつ、時間とともにどんどん垂れてくる経血をどうにかするための対処法としては、ナプキンのいらない吸収型サニタリーショーツを履くことをおすすめします。
エヴァウェアなら、タンポン約2本分の経血を吸収します。
広範囲の吸収素材がおしりまでカバーしてくれるため、経血量が少ない日は、エヴァウェアだけを履いてそのまま眠ることも可能です。
多い日は、他の生理用品と組み合わせて使うこともできます。
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ママが月経カップユーザーなら?
これまでは、月経カップ以外の生理用品を使っていた場合のシミュレーションを紹介しました。
では、ママが月経カップユーザーの場合は、どうなるでしょうか。
準備
準備は、何もいりません。
月経カップは、つけたまま入浴することができます。
そのため、生理じゃないときと同様、服を脱いでお風呂に入るだけです。
タンポンと異なり、ヒモが足の間から見えることはないので、月経カップを装着していることは、子どもにも気づかれることはありません。
入浴中
月経カップは、湯船に浸かっているときも、腟内の定位置に収まっています。
湯船から出たタイミングでも、勝手に外れることはありません。そのため、経血が漏れてしまうことはありません。
月経カップは、1日1回、石けんで洗います。
お風呂のときにカップを洗うのは、ちょうどいいタイミング。
筆者は体を洗う時に、ついでにさっと外して、中の経血を捨て、低刺激性のボディウォッシュで洗っています。
排水口の近くで経血を捨てれば、洗い場に経血が広がる心配もありません。
洗い終わったら、再挿入しておきます。
カップを外して経血を捨て、カップを洗い、再挿入するまで、かかる時間は約20秒ほどです。
お風呂あがり
月経カップを装着していれば、経血がたれてくる心配がありません。
生理じゃないときと同様に、いつも通りタオルで拭いてOK!
タオルに染みがつくことはありませんので、思いっきり拭けます。
月経カップはママたちのお助けアイテム
このように、月経カップを使えば、お風呂前後の、生理用品の準備や片付けが不要。
子どもとのお風呂でもあわてずに、通常通りに生活できます。
生理用品の準備や片付けは、ひとつひとつで見れば、たいしたことではないかもしれません。
でも、これが毎月のこととなると、「面倒くさいな」「嫌だな」というネガティブな気持ちにもなりがち。
負担は少しでも少ないほうが、自分をラクにしてくれます。
産後、小さい子どもとの生活は、小さい作業がたくさん積み重なって、疲労したり、イライラしたりしがちです。生理中ともなれば、なおさらのこと。
月経カップは、お風呂だけでなく、子どもとの旅行やプールなどの場面でも大活躍してくれます。
子どもが小さいうちに、ママが月経カップを使えるようになると、いろんな場面でラクになったり、楽しめたりすること間違いなしです。
この便利なアイテムを、積極的に使っていきましょう!
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