憂鬱になりがちな夫の実家への帰省。そんなとき生理が重なってしまったら?

そろそろ、年末年始の過ごし方について計画を立てていらっしゃることでしょうか。

既婚者の皆様は、年末年始は毎年、旦那さんの実家、つまり義実家に帰省される方も多いと思います。

義実家は、自分の実家ほどはくつろげず、お姑さんやお舅さんに気を遣いながら過ごしている、という女性の声をよく聞きます。そんな義実家への帰省時に、生理が重なってしまったらどうでしょうか?ただでさえ、生理のときは体調不良が重なりがちなのに、慣れない義実家での生理は、いつもに増してソワソワと落ち着かないもの…。

でも、月経カップがあれば、紙ナプキン使用で起こりがちなトラブルや心配を避けられます。

ゴールドの指輪をした女性と月経カップ

 

たとえばどんないいことが起こるでしょうか。

生理中に帰省したお嫁さんの立場で、シミュレーションしてみました。

 

月経カップが大きな味方になってくれる理由

まずは、紙ナプキンユーザーの立場から、義実家帰省のときに生理が重なったことを想像してみましょう。

ナプキンを捨てることに困らない

自分の家であれば、なんら問題がないことも、お姑さんやお舅さんの暮らすおうちでは勝手がわからず、言いたいこと、聞きたいこともが我慢してしまう、という方もいらっしゃるでしょうか。

紙ナプキンを使っていると出るのが、使用済みナプキンのごみ。たとえ、義実家のお手洗いにサニタリーボックス(汚物入れ)が用意されていたとしても、そこに、ナプキンを捨てていいか、捨てるべきなのかは、悩ましいもの。

ましてや、捨てる場所が用意されていなかったとしたら…。

いつ、どこに、どう捨てるか?はたまた捨てずに、持って帰るべきか?判断は難しいところ。デリケートな話題ですし、「生理中なのでナプキン捨てたいんですけど、どこに捨てたらいいですか?」といったストレートな質問は、仮に何でも言い合える関係だとしても、周りに人がいたりすると、なかなか言い出すのが難しかったりしますね。

ナプキンのごみが出た場合に備えて、ポケットがある服を常に着ておかなければ、ということも、場合によっては考える必要があるかもしれません。

生理中だと、体調も優れないのに、それに加えて使用済みナプキンのごみの心配までするのは、つらいですよね。

 

ナプキンを買いに行く必要がない

急に生理が来てしまって、ナプキンを持っていない、あるいはストックが足りないということも、よくあります。普通の女友達との旅行であれば、「誰か、持ってない?」と気軽に聞いて借りられることも多いですが、義実家ではなかなかそういうわけにもいきません。コンビニやドラッグストアがすぐそばにあればいいけれど、なかった場合は?

わざわざ車を出したり、自転車を借りたり…。これも想像すると、ちょっとやっかいな感じですね。

 

夜、布団の染みの心配をしなくていい

出血量が多い日は、パジャマや布団を汚してしまうのではないか?と心配になりますよね。布団に染みを作っても、自分でなんとか洗って乾かすことができる自分の家ならまだしも、義実家で布団を汚すのは避けたい、と感じるのではないでしょうか。

 

義実家帰省が、ほかの旅行と違う理由

ここまででお気づきのように、義実家への帰省というのは、普通の旅行とかなり違います。その要因は、

  • 気を遣う相手がいる
  • 自分の勝手が利かない場所で過ごす
  • はっきりと予定や計画が把握しにくい

などでしょうか。

その結果、ひとりでふらっと別行動するなどができにくいといえます。

自分の家だったら悩むこともないごみを捨てる場所を聞きにくかったり、一人であれば簡単に買いに行けるナプキンも、行きづらかったり。生理のことだと、旦那さんにも心配や不快感がうまく伝わらないのも、よくあること。(そして夫婦の間にちょっとした溝ができる原因に…!)

行動のひとつひとつで立ち止まらなければならないのは、かなりのストレスだといえます。

 

月経カップを使った場合

では今度は、紙ナプキンでなく、月経カップを使った場合はどうでしょうか。

 

まずは、トイレで

紙ナプキンを使用している場合だと、トイレに行くたびに、ある程度の出血があればナプキンを換えたくなるのではないでしょうか。

その点、エヴァカップスーパージェニーといった月経カップであれば、最長12時間連続で装着したままでいられます。トイレのたびに毎回、月経カップの中身を空にする必要はないのです。つまり、捨てるべきごみが出まないということ。ナプキンのごみ問題から解放されます。

トイレのたびに毎回、月経カップの中身を空にする必要はないですが、量が多い日で、日中、出血が気になる場合もありますよね。そのときは、もし義実家のトイレが、独立した手洗いスペースつきでしたら、そこで外した月経カップを洗って、再び装着することが可能です。

あるいは、独立型の手洗いカウンターがなくても、トイレに流せるウェットティッシュなどを利用して、月経カップの中身をさっとぬぐってしまうこともできます。流せるウェットティッシュなら、そのままトイレに流せるので、ごみが出ません。

ウェットティッシュでぬぐう方法に抵抗がある場合でも、朝晩の2回、洗面所を使わせてもらったり、お風呂場を借りたりすることで、交換のチャンスは作りやすいのではないでしょうか。洗面所であれば、髪を整えたり、メイクをするタイミングで使わせてもらいやすいので、そのときに一緒に、月経カップの再装着も済ませることができたらいいですね。

 

続いて、ナプキンの買い出し問題

月経カップであれば、月経カップをひとつポーチの中に入れておくだけで、生理対策はOK。紙ナプキンと比べて、格段に場所とらずです。

ただでさえ頭を悩ませる、旅行前のパッキング問題。ナプキンがなければそのぶん、スペースに余裕が生まれますし、旅行中のナプキンの在庫を気にする必要もありません。

 

最後に、布団を汚してしまう心配について

筆者の体験では、正しく装着していれば寝ている間は特に月経カップの位置が安定するので、漏れる心配はしなくて済みます。

もし、多い日で、月経カップからあふれてしまったとしても、月経カップで受け止めている分、被害は少なめになるはずです。

 

エヴァウェアもおすすめです

もともと経血量の少ない方や、生理の終わりかけのタイミングになりそうな方、あるいは月経カップは使い始めたばかりで、義実家で使うにはまだ少し自信がない、という方なら、「エヴァウェアを2枚持ち、洗って干す」という方法もおすすめです。

エヴァウェアとは、「①吸湿発散性、②吸収性、③防水性、④通気性の特殊な4層構造」でできているサニタリーショーツです。筆者も使用していますが、4枚の布が重なっているものの、オムツのようなゴワゴワ感はなく、やわらかで肌当たりがいいです。

漏れないサニタリーショーツ

 

エヴァウェアなら、ナプキン要らずの吸収力を持つショーツがそのまま経血を吸収してくれます。

このエヴァウェアを、帰省に合わせて2枚用意しておくのはいかがでしょうか。

入浴時に、その日に履いたエヴァウェアをしっかり洗って固く絞り、干して乾かす。そして、2枚を順番に使う、という方法にすれば、紙ナプキンも月経カップも不要です。ショーツだけで過ごす快適な生理期間を体験できます。

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おわりに

ただでさえ、気が重いことになりがちな義実家帰省。

生理期間が重なることで、さらに「行きたくない…」という気持ちに拍車がかかってしまうのは、残念なこと。自分の体調面で、トラブルを招くのは避けたいものですよね。

緊張しがちになってしまうとはいえ、せっかくの帰省。久しぶりに会う人との会話、おいしいご飯、素敵な景色を楽しめたら、心にも身体にも、栄養になるはず。

月経カップで、生理の心配からフリーになって、なるべく気を張ることなく、リラックスして楽しい思い出ができますように。

親戚が集まる場での振る舞い方

 

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